表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
148/324

0148. モフシマ作戦五 下急 式神式防衛力整備計画

昨日、ブックマーク100件、達成しました。皆さん、ありがとうございます。これからも書き続けていきますので、よろしくお願いします。


定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

ーー6日後

「さて、式神の検証の準備はできたので、始めましょうかね。それで氏兼達は、名前を考えてきた?私も考えてきたけど、この先、氏兼や沙門達にも式神に命令をしてもらうかもしれないから、名前を自分で付けたほうがいいよね」


「確かにそう申されましたが、本当でしたか。てっきり、我らへの冗談てんごうかと思うておりました。考えては来ましたが」


「本気だったよ。まぁ、考えてきたってことは、楽しみにしてたんでしょ。実は」


「いっ、いやぁ、そんなことは………」


「そんなことは………あるんでしょ、氏兼、素直になりなさいよ」


「うっ…、ありまする」

 氏兼は少し赤い顔をしながら、顔を下に向けてしまったので、これ以上のイジりをしてもつまらないので、これぐらいにしておこう。

 

「ふっふっ、それじゃ、楽しみにしていた氏兼から名前を教えてもらおうかな。それじゃ、氏兼」


「某は、鴉を那智、黒猫を漆と考えました」


「へぇ~っ、いいじゃない。那智は那智の滝からでしょ。漆は、漆の色合いからかな、もしかして」

 

「えっ、ようわかりましたな。その通りです。まさか、那智はわかっても、漆までわかるとは」


「氏兼は単純だから、そんなのすぐわかるよ。でも、いい名前を考えたね。じゃぁ、次は沙門でその次は筑馬にしようか、で、最後はたきね」


「それでは、鴉はてん、黒猫はどんとしました」


「へぇ~っ、なるほどなるほど」

 沙門は、空から名前を持ってきたのね。空に興味があるのかな。飛行機とか出来たら、沙門に試させるのも良いかもね。だいぶ先の話になりそうだけど。


「某は、鴉を(しょう、黒猫を羅生と」


「ほぉ~、そうきたのね。おもしろいね」


「私は、鴉を小雪。黒猫を冬と名付けました」


「えぇ〜、逆を考えたのね。発想がおもしろいね。みんな、考えてくれてありがとう。

 それぞれ、よく考えた名前だったと思うわ。今の私で何体まで召喚できるかわからないけど、全員の名前を付けることにするよ。

 それじゃ、順番に召喚していこう。まずは、鴉ね。それぞれに付けて一緒に行動してもらおうと思っているから、必要そうな氏兼から、沙門、筑馬、たきの順番で名前を付けて行こうと思うけど、いいかな」


「はっ、その順番で問題ございませぬ。それと一緒に行動と言いましたが我らが指示できるのでございましょうか」


「そこはまだわからないなぁ。なので、試しながらでいくしかないかな」


「承知しました。どこまでの指示ができるかも我らで確認してみまする」


「うん、私も確認はしてみるけど、氏兼達もよろしくね。じゃぁ、式神の召喚を始めますかね」


 その後、無事に4人の鴉と黒猫の召喚は無事にできた。私の八咫と邪馬を含めて、今は同時10体の召喚で試している。

 今後、この倍、いや、数倍から十倍くらいはしていないと、周りの国人達や上杉方の情報収集は上手くできないなと思っている。

 ただ、情報収集してきた内容をどうやって、氏兼達に伝えるかというところが何も出来ていない。私の方は、会話まで行かないけど、狐火ちゃん達と同じくらいで意思疎通はできているので、当面は、私が確認して、氏兼達に伝えるしか無いかな。これを解決しないと、計画が先に進まないからね。一応、いくつかの案はあるので、徐々に検証をしていくかな。また、氏兼達に手伝ってもらうことになるので、喜ぶかな。


ーー後日

 名付けをして、いつまでも召喚出来るのか検証を始めたときは、最初のうちは氏兼達に懐かず、私の周りに黒猫や鴉が集団でいたので、町の人達から何事があったのかと訝しがられたが、氏兼や沙門、筑馬が説明してくれたらしく、次第に見ても何も驚かれなくなった。

 その後は、氏兼達に懐いて一緒にいるようになったので、少しづつ式神を見慣れてたのではと思っている。

 氏兼達達は氏兼達で、式神達を気に入ったらしく、時間を見つけては、遊んであげたりしているらしい。

 まぁ、私がダンジョンに行っている間は、時間があるだろうから、いい時間つぶしになっているのだと思う。


 それと白狐のゴーレムだが、まだまだ数は無いので、町の道の一部で四つ角に設置したり、町の出入り口の門などに設置していった。

 今は、私が式札を貼って起動スイッチ(術法)を使わないと動かないけど、最終的には、このゴーレムはSIMカードのようなモノを入れて、起動スイッチを押すと誰でも起動できるように変更・改良を進めていこうと思っている。

 そうしないと、何か有事があった際に、私以外誰も起動できなくなっちゃうし。まぁ、誰の命令を聞くかなど認証、セキュリティはしっかりと考えないと敵に奪われて使われたら、本末転倒になっちゃうけどね。

 この辺はじっくりと考えながら進められればいいかなと思っている。

 

 他にも父上達のところにも設置したいし、ゴーレムを船の護衛として設置したり、式神を船団の連絡係で使ったりと色々とできそうなことは多いが、これも少しづつじっくりと準備を進められればと考えている。とりあえず、この大聖宮を盤石の守りにすることの第一歩は踏み出せたかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ