0117. モフシマ作戦一 上 錬成素材を考える
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天堂に通い始めて、もう二週間ぐらい経つ。だいぶ、みんなも落ち着いてきて、気軽に「行ってくるよ~」ぐらいの感じで見送ってもらっている。
まるで、幼稚園や保育園に登園している親子、家族のようだ。いやぁ~、最初の頃に比べるとお互い成長したというか、天堂に入ることに不安感、心配が無くなって、よかったよ。
今でも、午前中の二刻ぐらいしか入ってないので、時間の短さもあるだろうけどね。午後は、沙門、筑馬と体を鍛えたり、薙刀の鍛錬したり、町のみんなに会いに行ったり、何故か、まだヲタダンスをまつ達に教えていたりと、比較的忙しくしているのだ。
あぁ~、そうそう、天堂には、そのうち一日中入ることになるかも知れないので、その前にみんなを天堂の中に入れるようにしてあげようかな。待合室で待ってもらったほうが安全だし、安心だよね。マンションの部屋には、絶対に入れないけど。
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さてと、今日も天堂に来たので、錬成スキルの練習をしようと考えている。最近は身体強化を中心に、魔使力も強化しようと魔素キャッチボールに費やしていて、他のスキルをほとんど使ってなかったので、今日は身体強化しつつの錬成のスキルチェックを本格的にやる計画でいる。
ちなみに、武器と防具は、奥之院の自室から着けて、ここまで自分の足で歩いてきている。少しでも身体強化のスキルを強化しようと思って。おかげで、重さは感じるけど、前ほど歩くのに苦労は無くなってきた。やっぱり身体強化って、スゴイわね。
でも、あまり急激に歩けるようになってしまったので、みんな見る目、特に沙門と筑馬の目がハンパなく『やっぱり、オレの推しメンすげぇ~』という感じの視線になっているので、どうにか早めに手を打たなければならない気がする。
姫御子としての加護の花が開きつつあるという事で出来れば、逃げ切りたいが。
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「それじゃ、行ってくるね~。いつも通り、中食の時間ぐらいには、戻ってくるから」
「琴音様、行ってらっしゃいませ、皆、ここでお待ちしておりますので、お気をつけてくださいませ」
いつも通りのやり取りをして、天堂の中に入って、さらにマンションの部屋に入るが、入って早速、防具を脱ぎ、ラフな令和の格好に着替える。
なぜ、服を着替えられるかと言うと、当然、令和のときは子供服は持ってなかったのだが、何故かタンスをアイテムボックスから出してみたら、子供服からこちらに来る前に来ていた服まで全て揃っていたのだ。
たぶん、神々が子供服を着てる姿を見たいのだろうと思うことにして、スルーしているが。
ちなみにチートの服にはなっておらず、防御力がすごいとかはなく、普通の服だ。
今日は錬成の練習で身体強化は外して、素の状態でどうなるのかを検証する予定なのだ。なので、動きづらい防具は今は邪魔なのだ。
それと錬成のスキルは思い出さないと、すっかりやり方を忘れている。確か錬成したいモノのイメージをして、魔素を使えば良かったような気が。
手紙か本とかに書いてなかったっけ。と、読み返したり、部屋の中の本を探してみたが、何も書いてなかった、orz。
こうなってはしょうがない。記憶を頼りにやってくしかない。まずは、錬成の素材をどうにかしないとだよね。
素材は何でも良かったはずなので、今、素材として使えそうなのは、ゴミ箱とゴミ袋に入ってたゴミか、分別していたペットボトル、空き缶とダンボール、新聞ぐらいか。
神々もわざわざゴミまでアイテムボックスに入れてくれてたので、助かったわ。いきなり魔物の素材を使うと言うのは、気が乗らないし。
あとは財布の中に入ってるお札と硬貨、それにカード類ぐらいね。スマホやカギとかもあるけど、さすがにこれは錬成の素材として試せないわ。
調味料に生活雑貨、食器類もあるけど、これもダメね、やりたく無いわね。この部屋での令和生活が寂しいモノになってしまうもの。
しょうがない。まずは、ゴミ箱に入ってるゴミでやりましょうかね。その次にゴミ袋ね。
さて、ゴミ箱には、何が入ってるのかな。もうだいぶ前のことになるから、思い出せないけど。
ゴミ箱の中身は、こんな感じだった。
・スナック菓子の袋
・菓子パンの袋
・カップ麺容器
・弁当の空箱
・ウェットティッシュの残骸
いやぁ~、家で料理をしていたと思うのだが、なんでこんなに料理をしない男性の一人暮らしのゴミ箱とかしているのかな?
確かに狐火ちゃん達と遊びたくて、ずっと八百幻優先で、ちょっと手抜きはしてたのは間違いないけど。改めて、このゴミ見ると引くわぁ。
これゴミ袋の中身も変わらないんだろうなぁ〜。