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0011. ジョブ確定。姫御子に就任するようです

皆さん、メッセージでのご意見ありがとうございました。皆さんのご意見を参考に、短くても週4-5回更新できるようにしようと思います。基本は平日、月火と木金の4回更新にして、水曜更新は出来たらします。

また、土日の更新はストックが貯まったら、更新します。


1話1話の文字量は、今までの10話に比べ、少ないかもしれないですが、慣れてきたら、少しづつもとの長さに戻していきたいと思ってますので、よろしくお願いします。


定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてもらえると嬉しいです。


あと、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

「真里、そなたの気概、言葉の強さをみると、宇迦之御魂神様、御稲荷様の御神託は真のことであろうな。儂もそなたの言葉、信じようぞ。

 よし、わかった!御稲荷様の御神託の通り、我が子、琴を姫御子様としよう。それにしても、一回の御神託で、三つのことを授かるとは、この子は本当にご寵愛を受けておるのであろうな。

 加護だけでなく、御稲荷様の御使い様まで来られるとは。驚き過ぎて、何も言葉にならぬわ。だが、三つ目の『姫御子様を嫁に出してはならぬ』は、些か不憫に思うわ。まだ産まれて間もないのに、何もせずに、すでに役割が決まってしまった事、大きくなったら、憤慨して気に病まぬとも言い切れぬが、御稲荷様の加護があるのだ。

 きっと、御加護に姫御子様に見合う人生を全うするのであろうな。人生が決まってしまった事、親としては幾分寂しい気がするが、姫御子様にならぬば、どういう子に育っていったのであろうな」


「何をおっしゃいますか、お前様。琴の、姫御子様の人生、この子が幾つまで生きていくか、わかりませぬが、きっと最後は素晴らしかったと思える人生になりまする。

 それに、わらわたちがしっかりと支えていけばよい話です。御神託もまたあるやも知れませぬし。人生、どうなるか、わからないのですから、わらわたちが先に悲観してどう致すのです」


「そうであるな。儂達が、琴をしっかり支えてやらねばならぬ事であったな。そうすると、まずは姫御子様に相応しい御稲荷様の社が必要であるか。

 それと神の御使い様は同じ社で良いのであろうか。それとも別の社のほうが良いのであろうか?どちらが良いのか、分からぬので一旦、同じ社に住んでいただき、琴、姫御子様が喋れるようになったら、相談してみるしかないか。

 まずは、姫御子様のお住まいになるのに相応しい立派な社を建立する事に致そうぞ。真里、共に支えて行こう」


「そうですね。お前様、社はどこに造りますか。わらわたちの住むこの稲村の地は、目の前は拓けた土地、裏手は、山になっておりまする。山の中腹や麓に社を作りまするか」


「そうよな。この地に社を作るのは、止めておこう。姫御子様としてのご加護が分からぬゆえ、新たな社の門前がしっかり作れ、守れる場所が良かろう。

 上杉方や誰ぞが、攻めて来ても良いようにせねばならぬしな。そうよな。ここ稲村の裏手の山を越えた南側には平砂浦がある。あの地は、ここより狭いが三方を山に囲まれた拓けた土地がある。

 その地を全体を御稲荷様の神領として、社を南側の山の麓に作るのでいかがじゃ。この地の西にある洲崎の岬、その間にある香の山にも、付城を作れば、備えは強くなるから、この地守るより守りやすかろう。

 さらに、南側と東側の海手からの守りは、時間をかけて、儂らが前に住んでいた白浜の陣屋を付城まで増築することでより強固になろう、あとは千倉あたりに陣屋ないしは、付城を作れば、平砂浦の守りは盤石になると思うぞ。

 ここ稲村を含めた5ヶ所の守りにて、われが姫御子様をお守りするのじゃが、いかがじゃ」


「お前様、ようございまする。ただ、いきなり彼の地に赴いても、生活するのは厳しいございましょう。社、洲崎、香での準備が終わるまでは、この地にて過ごさせましょう。

 社が出来て、向こうに行ってしまったら、わらわ達もなかなか会うのも難しいでしょうし、平砂浦に行くまでは、普通の我が子として、すごさせてくださいなまし」


「真里、そうよの、そうであるな。今しばらくは普通の我が子として、過ごさせようぞ。社と洲崎、香の付城の建築と稲村、白浜の増築の準備が整うには、数年はかかろうしの。千倉は、稲村と白浜の増築の後でよいしの」


「あと姫御子様の護衛のものと侍女をどうするかだな。社を建立するとなるならば、外向けには、宮司ぐうじ禰宜ねぎ権禰宜ごんねぎ出仕しゅっしの4人は最低必要かの。侍女の方は、どうするのがよいかの、真里」


「そうですね。外向けには、社なので巫女は2人は必要でしょうね。他にも、女官1人と、侍女と女中をあわせて3人ほどは必要と思いまする。そうしますと、護衛とあわせて、最低10人はいることになりまする」


「まぁ、そうよの。それぐらい居ないと、無理よの。ところで、当てはあるのか。急な事ゆえ、すぐには、決まらんだろうが、今のそちの侍女や女中にするかも、よう考えないとな。

 姫御子様に仕えさせて、そちの世話が足らなくなるのは、本末転倒じゃぞ。儂も護衛をどうするか、考えておこう」


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