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0101. 朝の散歩とヲタダンス

定期的に長く投稿しようと思いますので、ブックマークと☆、「いいね」で評価をしてくれたり、ゆるめの感想とご意見もらえると、嬉しいです!!

 昨日は、実家の家臣のみんなへの挨拶から始まり、社への引っ越し行列と、体を激しく動かしたりしなかったけど、いやぁ~、疲れたなぁ。

 変に緊張していたのか、体が強張っていたんだと思うけど、今朝は筋肉痛で、ちょっとだけ、歩くのが辛い。まだ、幼稚園児の体なのになのか、体だからなのかは分からないけど、筋肉痛って。

 さて、昨日は夕餉を摂っている間に眠くなってしまい、食事を途中で切り上げて、寝てしまったので今朝はお腹がかなり空いている。お腹が空きすぎて、いつもより早く起きてしまったので、まだ、朝食の準備が出来てない。ここは部屋で、待っていても手持ち無沙汰だから、狐火ちゃん達と散歩しながら、社の中を探検しようかな。

 そう思い、部屋を出ようとすると「まつ」が部屋の前で仁王立ちをしていた。


「姫御子様、どちらにおいでですか。まだ、朝の支度も整っておりませんので、今しばらく、お部屋にて、お待ちいただければと思います」


「まつちゃん、いや、まっちゃん、朝食がまだなのは、わかってるよ。お腹空いてるから、早く食べたいけど、みんなを急かしてもだから、昨日、この周辺を確認(探検)出来て無かったから、軽く散歩しながら、様子を見てこようかなって。

 それと、狐火ちゃん達も散歩させてあげたいしね。半刻ぐらいはみんなも時間がかかるだろうから、それぐらいは、行ってこようかなと」


「はぁ~、本当は、部屋でお待ちいただきたいのですが、御使い様も一緒におられるのであれば、よいのでしょう。

 ただし、お一人で行かれると困りますので、私とゆきとみき、氏兼様から誰か付けてもらいます。四半刻ほど、お待ち下さい。お供の準備をしてまいります。

 それと、まっちゃんって、呼ばないで欲しいのですが、まぁ、無理ですよね。何度も言っても変わらないのですから」

 あれ、四半刻も待ってたら、散歩が四半刻になっちゃうじゃない。そしたら、全然、見て回れない(探検できない)。それとまっちゃんって呼び方、嫌なのか、親しみを込めて言ってるのになぁ。


「まっちゃん、それだと、私の散歩の時間が短くなるので、もっと早めに準備してくださいね。奥之院の入口で狐火ちゃん達と遊んで待っていますから」

 少しでも長く散歩(探検)したいし、狐火ちゃん達と昨日は、ほとんど遊べなかったからね。


 狐火ちゃん達と遊んで待っていたら、まつとゆき、みきの姉妹と鞍馬の沙門と飯母呂の筑馬が走って来ながら、口をあんぐりと開けている。そういや、沙門と筑馬は、昨日の行列にいなかったけど何してたのかしらね。

 それにしても、相変わらず、二人とも視線が暑いのよね。初めて会ったときに、ちょっとしたやらかしがあったからさ。


「あら、やっと来たのね。待ってたわよ。さぁ、行きましょう」


「あのぉ、姫御子様、何をしてらっしゃったのですか。なんか遠くから見ても、変な動きをしてましたが」

 何故か、おそるおそるまつに声をかけられたが、あら、狐火ちゃん達とヲタダンスをしてたの見られちゃったようね。ここはちょっとゴマカシをするか。


「あぁ~、少ししたら秋の収穫祭りがあるでしょう。その収穫祭りで奉納の舞を出来たらいいなと思ってね、舞の練習をしてたのよ。まだまだ鍛錬が足りないから、今年の収穫祭りで披露は難しいかもしれないけど内緒にしててね。しっかりできるようになったら、来年かどこかでみんなに、見せるから」

 よし、こう言っとけば、みんなに話さないだろうし、変な動きって、もう思わないだろうし、お披露目も一年以上先だと言ったので、そのうち忘れるだろう。


「そうだったんですね。わかりました。秋祭りに向けての鍛錬だったんですね。秋祭り、楽しみにしてますね」

 アレ?秋祭りで発表?逆に追い詰めれた。


「はぁ、まぁ、見せれるぐらいに納得したら、考えるわ。期待しないでね」


 その後、狐火ちゃん達と遊びながら、みんなと散歩したが、時々、みんなが呆れた顔をしていた。ちょっと、狐火ちゃん達に魔素をフリスビーみたいに投げたりして、遊んだだけなのに。解せぬ。

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