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ジェミニ 〜魂の契約者達〜  作者: えいりす
第三章 王都への旅
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51.ランクアップ祝い

活動報告に書いた通り隔日くらいのペースで投稿します。ご了承ください。



セラスとの用事が済んだエイシェルとアリスがギルドの入り口へ戻ると、フラムとフルームがいた。


「あ!ほんとうにいた!」


「また会えて嬉しいわ、アリス、エイシェル」


「2人とも本当に戻ってきてたのね?どうしたの?あ、でも先に、2人ともランクアップおめでとう!」


「おめでとう。一昨日までEランクだったのが嘘みたいだよな」



4人は再開を喜び、アリスとエイシェルはフラムとフルームのランクアップを祝った。



「えへへ……ありがと!2人のおかげだよ!」


「ありがとう。2人もランクアップしたんだよね?おめでとう!」


「うん!わたしたちはCランクだけどねー。まだ2回しか依頼受けてなかったから、もっと依頼をこなさないといけないらしいの」


「逆に依頼を一定数達成出来ればBランクになれるんだと」


「依頼2回でCランクって……絶対前例ないよね……」


「私達も1ヶ月でBランクだから他人のこと言えないけどね」



4人は祝い合い、お互いのランクアップを喜んだ。

4人のランクアップの速度は異常中の異常だった。確かに、Bランク以上になるにはきっかけとなる出来事が必要だが、そうそうランクアップにつながる事件はない。

例え、そのような機会があったとしてもそういう事態になった時点で命を落とすのが普通である。


逆に言えばきっかけさえあり、モノに出来ればある程度の飛び級はギルドマスターのさじ加減で認められる。そのため、フラムとフルームはDランクからBランクといったことが出来た。

……セラスが裏でこそこそしてたのは内緒である。


ただ、エイシェルとアリスに関してはそうもいかない。依頼達成件数が1つしかなく、2つ目の依頼が例の事件であったため、どうあがいてもEランク冒険者の枠から外せなかったのだ。

また、冒険者登録してからまだ、数日であるため、エイシェルとアリスの2人をBランクにするのは対外的にもよろしくなかった。

そのため、一度C止まりでランクを上げておき、いつでもBランクに上げられるように条件を付けたのだ。


セラスとしては高ランクの冒険者が増えれば漬け置かれている高難易度の依頼が減らせると考えており、4人にはその実力があると思っている。

その為、全力でランクアップさせる方向で頑張ったのだ……!



「せっかくだから、みんなでお祝いしない?さっき追加の報酬貰ったから気にせず食べよう!」


「いいね!やろう!」


「やるのは賛成だけど、追加の報酬って?」


「例の魔物討伐の依頼が別にあったみたいで、その依頼分の報酬が貰えたんだ。後で分けよう」


「そう言うことなら……楽しみましょう!」


アリスの提案に喜ぶフラムとフルーム。

フラムとフルームはエイシェルとアリスの旅について行きたいと言おうと思ったが、タイミングを逃してしまったため食事の時に話すことにした。




店をどこにしようかと話していると、フラムとフルームがこの1ヶ月間に見つけて一度行ってみたかったというお店があるとの事で、その店に入る事にした。


「ここ来てみたかったんだー!」


「高そうだったから遠慮してたのよね」


フルームとフラムが来たかったお店。俗に言う焼肉専門店だった。


「美味しそうなお店じゃないの。メニューは……あれ?シェフのおすすめフルコース……だけ?」


「あれ?前来た時はもっと色々あった気が……」


「前はいろんな種類のお肉があったよ?」


「…………」


メニューを見ると1つしか書かれてないのだ。

不思議に思う3人とは対照的にエイシェルは何やら考え込んでいた。


そう、以前討伐したイノシシはどうなったのだろうかと。あれだけの大きさである肉だけでもかなりの量になるはずだ。

……解体できた後、その肉は生である。干し肉にでもすれば長持ちするが全て干し肉にするとは到底思えない。そうなると近隣の店に卸すと考えるのが普通である。

つまり、この後提供されるであろう肉はあのイノシシではないかとエイシェルは予想したのだ。

そしてその予想は見事に現実となった。


「私聞いてみる!すみませーん!メニューが1つしかないんですけどー?」


フルームが店員さんを呼びメニューについて確認する。


「あぁ、それが……料理長が大きな食材を丸々一頭買いした様でして……そのためここ数日はこのメニューです。……まぁ、料理長が自信満々でいたので期間限定品と思っていただければ気分も変わるかと……」


店員さんが無茶振りをしてきた。どうやら何度も同じ質問を受けたらしく、半ば投げやりな回答となってしまっていた。


「どうしよう……?今しか食べられないって考えたら確かに気になるけど……」


「私……いろんなお肉が食べたかったな……」


「気になっていたメニューも無いみたいだし……」


「いや、ここは食べてみないか?」


「「「エイシェル!?」」」


女性3人がここじゃ無い感を出したところでエイシェルが提案する。

普段、エイシェルが何かをしたいなど率先して希望を言う事は少ない。ましてや食事なのだ。アリスやフルームが食事についてはこだわりがあるので、フラムとエイシェルは2人に刃向かわないようにしている。


それが、どう言うわけかエイシェルが意見したのである。

3人が驚くのも無理はない。

そんなことを思っているとエイシェルが続く


「せっかくの特別メニューなんだ。料理長が自信があると言うくらいなんだから、普段よりもおいしいはず。それにどんな料理が出てかるのか気にならないか?」


エイシェルの話を聞き、3人は考え直した。

ここぞと言う時に頼りになるエイシェルは常に真剣な顔をしている。今回も何故かすごく真剣な顔になっていた。


「……そう言われちゃうと、気になるわね……」


「確かに、他のお肉はまた後日来ればいいもんね」


「私も狙ってたメニューは次にするわ。それじゃあ今日はここにしましょうか?」


エイシェルの狙い通り今いる焼肉店で食べることになった。

エイシェルは気になっていたのだ。

3人はまだなんの肉が出てくるのかわかっていないが、エイシェルは正解を予想出来ている。

プロの料理人が出すイノシシ料理がどれほど美味しいのか、どんな味にしてくるのかなどエイシェルは料理が運ばれる前からワクワクするのであった。

また4人が集まりましたね。

さて、次回も食事回

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