15.薬草買取
短めです
アリスは売却カウンターへ行き、道中で拾った薬草類を査定に出した
「こちらお願いします」
売却カウンターにいる青年に声をかける
「はい、薬草の買取ですね。……ただ、こちらの薬草は摘んでから時間が経っていますね。品質があまり良いとは言えないため、この量ですと……銅貨3枚でしょうか?」
「え?そんなに安いんですか……?」
アリスがまだ元気なうちに集めた薬草両手では持てない量はカバンにはあったはずだった
「申し訳ございません。量はそこそこあるのでまとめ買いという事でこれでも少し色を付けているのですが……なにぶん質が悪く……。ただ、薬草ですとこれが今朝とれたてだとしてもせいぜい銅貨5枚かと存じます」
「そんなぁ……」
アリスは愕然とした。少し足しになればいいなと考えていたのは確かではあるが半日(途中力尽きたが)かけて集めた薬草がご飯代にも満たないなんて思わなかった。
自分の力で生きるとは時に残酷であるとアリスは学んだ
「薬草類はどうしても買取が安価になってしまうんです。そもそも薬草を高く買い取るとギルドとしては薬屋により高く売らなければなりません。そうすると傷薬の値段が上がってしまうので冒険者が困りますのでみなさん依頼のついでに持ってる感じですね」
買取カウンターの青年はその背景から説明してくれ、アリスはしぶしぶ納得せざるを得なかった。
「それでは銅貨3枚です。お受け取りください。もしお金に困っているようであれば依頼を見てはいかがでしょうか?例えば討伐の依頼でしたら、依頼の対象にはよりますが毛皮や爪なども買取の対象となります。簡単には手に入れられないものほど高くなりますので是非ご検討下さい」
「ありがとうございます。そうします。。」
アリスは銅貨3枚を受け取ると青年にお礼を言い、とぼとぼと依頼ボードへと向かうのであった。




