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ジェミニ 〜魂の契約者達〜  作者: えいりす
第四章 王都防衛戦
116/224

116.情報整理

情報整理回です。かなり短め。

 ひと通り話が終わりお互いの状況を理解した4人は改めて次の目的について確認した。

 改めて整理すると、当初と大きく変更はないがやることが増えてる。

 まずは、ジェミニの魔法を解く事。これは最初からの目的でありここは変わらない。

 次に勇者と魔王がなぜ魔法をこの世から消し去ろうとしたのか知る事。これを知らなければそもそも魔法を無くす為に動こうと思えない。魔法を無くす事になった時の為にその方法を調べる必要が出てくるが現時点では優先度は低いだろう。

 勇者と魔王の魂がエイシェルとアリスの中にある問題も考えなければならない。最初はジェミニの魔法を解けば解決すると思っていたがそうではない事が先日のクラーケンとの戦いでわかった。今は影響がないかもしれないが1つの体に2人分の魂が入っている状態だ。今後も何も起こらないとは限らない為、魂を分離させるなり何かしらの対応は必要に思える。

 最後にドラゴンの血問題だ。フラムとフルームはそこまで気にしていないようにも思えるが、出来るならば元に戻る方法は知っておきたい。もし治せないとしても治せないという事実は確認しておきたいのだ。


「色々考えることがあるな……それぞれ調べなきゃな」


「私やフルームのことは気にしなくていいわ。まず2人の魔法について調べましょう?そうなると……あの箱の出番よね」


 フラムは自分達の血のことは後回しにしてジェミニの魔法について調べることを提案する。そうなった時に1番手っ取り早い方法は当人に聞く事だ。4人は早速使う為に箱を取り出した。エイシェルが箱を待つといよいよ転魂箱を使う準備が整った。


「呼び出すのは勇者でいいんだよな?今なら魔王にすることもできるが……」


「確実に答えてもらえそうな勇者さんにしよ?聞くことは……ジェミニの魔法の解き方だよね」


「そうだな。じゃあ早速!……これどう使うんだ?」


 エイシェルが転魂箱を使おうとしたが肝心の使い方が分からなかった。そう言えば、買ってすぐ店を出た為商品の説明を聞いていなかったのだ。


「とりあえず呼んでみたら?あとは……念じてみるとか?」


「そうだな、勇者、出てきてくれ。話が聞きたい。ジェミニの魔法の解き方を教えてほしいんだ」


 フルームの提案をそのまま実行するエイシェル。呼びかけても出てこない為、目を瞑って念じてみる。……それでも勇者が出てくることはなかった。


「……なにも起きないね……使い方があったとか……?それともやっぱり使えない物だった?」



「あんなに自信満々だったから使えないって事はないと思うんだけど……」


「なんにせよ、またあの道具屋に行かなきゃいけないわね」


 肩透かしを食らった4人は使い方を教わりに、最悪返品する為にもう一度ステラ道具店に行く事に決めた。今日はもう遅くなってしまったからまた明日行くことにする。


「それじゃあ、また明日」


 今日の話し合いが終わったところでエイシェルが部屋を出ていった。女子3人の部屋に話し合いの為エイシェルが入っていた形であった為だ。

 そんな時に1人残念な思いをしている。アリスである。フルームに散々ワンピースをプレゼントされると言われていたから期待していたのだ。


(あれ、エイシェル?……何も起きないわね……。フルームの話を間に受けすぎたかしら……。ちょっと残念……別にプレゼントを期待してたわけじゃないけど…….期待してたわけじゃないけど!)


 少しアリスの機嫌が悪くなりかけたところで扉の外から声が聞こえた。


「ごめん。アリス?後でおれの部屋にこれそうか?渡したいものがある」


「へ!?部屋に!?い、行く!行きます!」


 その場で渡されると考えていたアリスは驚いてしまった。まさかエイシェルが泊まっているひとり部屋に連れて行かれるとは思っていなかったのだ。


「……2人部屋ふたつの方がよかったかしら」


「アリスが大人の階段登っちゃう」


「何言ってるの!?」


 フラムとフルームが余計なことを言った為、心臓バクバクのアリスであった。

次回、どうなる!?

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