表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

II 村上貴祐

「おい!起きろ!」

痛てーな、この馬鹿野郎が!

「早く起きろ!23番!朝飯の時間だ!」

「はい」

糞が!マジでうぜー

あ?食堂はどこだよ!教えておけよ、この馬鹿教官が!


「どうしたのか?」

!!

「だからどうしたんだよ!」

糞!いきなり後ろからしゃべりかけんな!

「えっと。食堂はどこにあるのか?」

「ああ。すぐそこにあるよ。俺も今から朝飯だから連れて行ってやるよ。」

「おう。感謝するぜ!」


ムシャムシャ

あ〜まじ〜何でこんなもん食わなきゃいけないんだよ。

「なあ。お前見ない面だがいつここに来た?」

なんだ。さっきのやつかよ。めんどくせー

「昨日からだ。お前はいつからいるのか?」

「俺は2年前からだ。学校の教師とけんかしたらここに送られた。」

「そうか。」

かわいそうなやつだな。先公とけんかしただけでここに送られるとはな。まあ、俺が言える立場でもないんだがな。

「そういえば、お前名前はなんていうんだよ。」

「ああ、俺か、東野リョータってんだよ。」

「俺は村上貴祐だ。よろしくな。」

「ああ。」

「じゃあな。俺は食べ終わったから行くぜ。リョータ。」

「おう。」

早く行け。邪魔だ。気安く呼び捨てにすんなよ。

それより最悪ダナ。こんな生活が後50年も続くのか。逃亡でもしようかな。

でも、そんなことして捕まったら死刑かもしれないし


そして、東野リョータの希望のない生活はまだまだ続くようだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ