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第8話 誰かを守りたい勇気

「なぎ。。。。さちゃん?」


飛鳥の顔は真っ青になっていた

あたり一面霧が濃くなり

渚の姿どころか周りに生えてる木

すら見えなかった

飛鳥は渚の名前を一生懸命呼びながら

森の中を歩いていた

その頃渚は飛鳥と逸れたことが気に入らず

大声で怒鳴りながら森の中を歩いていた


「俺は悪くねぇ!優里の声が聞こえたからちょっと行こうかなぁって思って離れたら飛鳥がいなかっただけだ!!」


そう、あの時渚は飛鳥の手を握りながら

森の中を歩いていた

しかし、優里の帰ってこいという言葉と共に

扉が見えた

その時渚は自然と飛鳥と手を離し扉の方へ歩いていた

その様子をコユキはカメラで見ていた 


「うまくやったようですね、カナトさん」


マサトはその言葉を聞き逃さなかった 


「カナトも利用してるんか?」


マサトの言葉にコユキは微笑んだ

「私がいつ全員利用しないとおっしゃいました?あなたの

親友もみんな。。。利用してますよ」


コユキはマサトの目をじっと見て

不穏な笑みを浮かべ

鼻歌を歌いながらカメラの映像を見た


「。。。。えらいごきげんやな」

「えぇ、だって今日。。。。1人の生徒が死にますもん」


コユキの言葉に寒気を覚えたマサトは

少し離れることにした


「。。。。。。わいが、あいつを1人にせんかったらあいつは孤独じゃなかった。。。わいもコユキを止められていた」


マサトは拳を握り

悔しそうにしていた

------------------

--------

「マザーってあの魔王だよな?」

「ですが、マザーは権力も何もないちっぽけな王子なはず。。。本で見ました」


向日葵と優里は困惑していた

なぜなら海武が魔界を出て地球に来たのは

マザーが原因と話したからだ


「人は負の感情が大きくなるとその負の感情に囚われ飲み込まれ手がつけられないほどになる、だから僕は魔界から逃げて地球にやってきた」


海武の話にただ事ではないと全員が悟っていた


「それで、貴方達はなぜ地球に?


海武が優里達の方を見た

優里は自分のことを話した

竜の里で幸せに暮らしていたが

向日葵が持ってきた地球の新聞に

親の虐待で亡くなった子供の存在を知り

胸が痛くなり地球に来た


「竜の里の技術で作った真実の鏡を相手に翳せばその人が悪いやつかいいやつかわかるんだ」


優里は悪戯顔で先程から無言になってる春香の胸に鏡を押し当てた


「。。。。。。。っ!」 


優里は目を見開き悪いものでも見たような顔をして春香から離れた

春香はキョトンとした顔をした 


「優里ちゃ。。。ん?」


向日葵は今まで見たことない優里の顔に驚き

震えながら優里の肩を叩いた

優里は向日葵の方を見て笑顔で微笑んだ

向日葵はその姿を見てただことではないと感じた


「あー!!!下の子を昼寝させる時間だぁ!!!優里ちゃ、行こう!!」


向日葵はわざと大声を出して春香達にお辞儀して優里を連れて行った


「。。。。さっき、何を見たの?」

「。。。。。関わりがあったんだよ」

「え。。。?」

「。。。春香さんは魔王マザーと契約を結んでたんだ」

挿絵(By みてみん)

---------------

---------

「あん?なんだお前そんなところにいて」


渚がしばらく歩いた先にいたでかい体の坊主頭の男に声をかけた


「。。。。。。。。みつけタ」


ガスビエルは手渡された写真と目の前の人物が同一人物だと知ると持っていた斧を振り下ろした


ブォンッ


「ひゃっ!?なにやんだよ!!」

「おでぁ。。。。おまえころすんだぁ。。そしてぇ。。。おかしをぉ。。。た〜んまりもらうんだぁ。。。。しネ!」


ガスビエルが勢いよく斧を振り下ろした

渚はガスビエルが異常ということを察し大声をあげて逃げることにした

---------

---

うぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!

渚の声が森中に響き渡った

飛鳥はその声をかすかに聞き取り

声のする方へと走った


「飛鳥ぁ!!!」


しばらく声のする方へ走ると

涙と鼻水を垂らした渚が走ってきた


「よかった。。。なにがあ」


飛鳥の言葉はそこで止まり

渚が上を見上げると

斧を構えたガスビエルが立っていた


「うひゃあ!?」


飛鳥が渚を自分の背中へと隠す

「おでぁ。。。はながきくんだぁ。。。。おまえのぉ。。。。においなんかぁ。。。すぐわかんだァ。。。」


ガスビエルが後ろへ回り込もうとする

しかし飛鳥が咄嗟の判断で渚を前に押し込んだ


「おまえはぁ。。。。マザーさまのぉ。。。うつわだぁ。。。。おまえはぁ。。ころさないぃ。。。そいつぅ。。わたせェ。。!!!!」 


ガスビエルが鬼の形相になった

飛鳥は渚を強く抱きしめながら

自身が器だということを思い出した

飛鳥は決心をし

ある提案をした


「。。。渚ちゃんを殺したければ私を先に殺せ!」


飛鳥の言葉にガスビエルは考えた

飛鳥を殺せばマザーに用済みとして自身が殺される

けど殺さなければご褒美のお菓子が貰えない

ガスビエルは考えに考え抜いた結果


「ひゃっはぁぁぁぁぁぁ!!!!」


ガスビエルは狂ったように笑いながら

飛鳥の頭上に斧を下ろした

飛鳥は渚の頭を守り

目を瞑った

自分はどうなってもいい

渚を守れれば

飛鳥はそう考えていた

しかし、その直後

飛鳥の脳内に声が響いてきた 


.....指輪......テープ....外せ


「指輪。。。。テープ?」


飛鳥は自身が持っている指輪を見た

そこにはカシェッゲルと書かれたテープが巻き付かれていた

飛鳥は不思議に思いながらもそのテープをガスビエルの攻撃を交わしながら勢いよく剥がした

その瞬間桃色の光を放ちながら

小さい人影が見えた


「。。。。誰?」


飛鳥が人影に触れようとする

しかし人影はどんどん大きくなり

飛鳥より高い高さの女の子になった


「扉の封を解いた」 


女の子の背後からガスビエルが

斧を振り下ろす

しかし女の子は弓で斧をガスビエルの手から離した

その一瞬の光景に飛鳥たちはただ驚くことしかできなかった

挿絵(By みてみん)

*この前の話の中で

説明がいるやつがありました

・チャイ・フォッグ・セルフ・ツィール

→あたり一面に霧を発生させる魔法

使えるのはごく一部しか使えない

*今回の話で説明がいるやつ

・カシェッゲル

→このテープを付けるとどんな力を加えても特定の能力を持ってない人は剥がせない


暑くて死にそう(´・ω・`)


☆いままで出てきたキャラのプロフィール的なもの

高宮飛鳥たかみやあすか

小学3年

身長 127.3

体重 25

誕生日 2月8日

なぎさ

小学3年

身長 131.0

体重 秘

西園寺愛美さいおんじまなみ

小学3年

身長 120.0

体重 秘


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