昔の火葬場
皆様初めまして、佳景山 雪多々(カケヤマ ユキタタ)と申します。
初めて小説という物を書きますが、小説になっていないような気もします。
今後もいろんな物を書いてあげていきますので、興味がある物があれば拝見してみてください。
これは私が大学生になりたての夏の話です。
当時付き合っていた彼女と友達カップルといつものように僕の家に集まって遊んでいると、誰が言い出したのか肝試しでもいこうと言う話になりました。
当時の私の彼女は霊感があり、普段から霊が見えている子でした。
当時ビビリだったぼは有名な心霊スポットは避けてかねてから父親と君が悪いと話していた道路から少し山に入る山道に行こうと提案しました。
父親も、もちろん僕も霊感はないのですが、二人して
『あそこの道を通るのは気持ち悪い』
と話しており。
コンビニでお菓子とつまみを買い、車で向かうことにしました。
道中は
『本当にでたらどうする?』
など、友達カップルをからかったりしていました。
以前行ったことある心霊スポットは、拍子抜けする程何もなく、この場所にはかなりの期待をして向かいました。
夜中の2時
いよいよ近場に差し掛かったその時、
「ねぇ、、、見られてるよ、多分、沢山の霊がいると思う、、、ねぇ、近づかない方がええって」
と彼女が話しだした。
「大丈夫だよ。まだついてないけぇ」
と言い彼女をなだめ向かいました。
「この山道なんじゃけど」
ぱっと見は普通の山道で山を少し登っていくような道になっている
「じゃあ、行くでー!!ついてきてな」
と僕が先導し向かっていく。
軽口で僕はそう告げると、上に上がっていく
「何かあるよ?」
友達がそういって懐中電灯で照らす
「釜?」
そこには真っ黒な煤にまみれたレンガでできた釜の用な物があった。
とは言え、もちろん使用されていないのか、レンガは割れており
昔使っていたであろう、折れたスコップと腐った木材が周りに転がっていた。
「気味が悪いな」
友達がそういった
「私も寒気がしてきた」
さっきまで元気だった友達の彼女もそういいだした。
「ねぇ、もぅえぇでしょ、、、帰らない?」
僕の彼女が周りをキョロキョロ見渡しながら僕に言う
不穏な空気が僕たちを包む
「わぁぁぁぁぁぁ」
釜を照らしていた友達から悲鳴が上がる
「どうした!?」
「、、、、これよく見たら釜じゃねぇ、火葬場の後だじゃ」
彼が懐中電灯で石のような物を照らしていたので確認すると石碑のような物がありそこには
「○○火葬場後」
と書いてある石碑があった
一気に鳥肌がたつのが分かる。
追い風が吹く。
「ねぇ、、、なんか線香の臭いするで?」
ヤバいと思ったその矢先、ガサガサと林が揺れ始めた
「何!?」
「ねぇ、、、もうヤバいよ、、、早ぉ帰ろうよ!?」
いよいよ彼女が言っていたことに信憑性を感じた。
僕たちはダッシュで、すぐに車に乗り込みすぐに帰ることにした
すぐにカップル2人を自宅に送り、彼女を送って帰路についた。
だが恐怖が本当に起きるのは帰宅したその後だった
彼女を送って帰りシャワーを済ませ、自分の部屋でくつろぐ
時計を見るともう12時を回っていた
彼女に電話をして、そろそろ寝ようと思い電話をかける。
「プルルルル、、、、」
「あれ?出ない?疲れて寝たのか?」
まぁいいや、一通りケータイを触って眠りにつく
夜中3時
ケータイの着信が鳴り目を覚ます
「んん、、何?まだ夜中なんやけど?」
「最ッ悪!!」
どうやら彼女は怒っているようだ
「どうしたんよ?」
「つれて帰ってもうたじゃんか!!」
「落ち着いて、何があったんよ?」
「ベッドの下から子供が二人出てくるんじゃもん、ビビるわ!!」
急にゾッとした。
まさか、、、本当に、、?
つれて帰ってるのは彼女だけか?
そう思うと鳥肌が止まらない、僕は急いで電気をつけた。
「もぉ、怖いから電話繋いだまま寝てな」
普段なら可愛らしいだけで済まされるのだが今は霊がいると聞いている、
いやでも神経は過敏になる。
恐怖で眠くなくなった僕は
「わかった」
と彼女に次げ怖くない楽しい話やお笑いの動画を見ながら過ごしていたのだが
なにしろ夜中だ眠くなりそのまま寝落ちしてしまった。
不意に目が覚める。
夜中の4時
「ごめん、寝てた」
ん?おかしい気がつくと電話が切れていた。
変だなぁと思うのと同時に異変に気づく、
金縛りだ
目だけは動く、時間は4時というのは時計を見てわかった。
やばい、心の中でそう思っていると、背中に人の気配を感じる、僕は窓際に寝ているため人の気配を感じるなんてあり得ない、ましてやここは2階だ、あまりの異変に声を出そうとするも出ない。
動けない僕の耳に生暖かい息が吹きかかる
「何か言ってる?」
聞き取ることができない。
お経のような声が聞こえる
「何だ?」
消しているTVの反射でそれが落ち武者のような姿と見て取れる
僕の頭の中が恐怖で一杯になった。
その落ち武者の顔が正面に見えた所で意識を失った。
あれが本当なのか夢なのかは分からない。
だが、次の日39℃の熱が出た、彼女もそろって仲良く二人でだ。
それ以降何も起きてはいないが、彼女とは大喧嘩をしてしまった。
そして僕たちはあの道を通るのはやめた。
これが、大学生の夏、僕が体験した恐怖体験です。
どうでしたでしょうか?
自分の恐怖体験とを語らせていただきました。
普段通っている道に脇道はありませんか?
そこは果たしてほんとに人が使っている道ですか?
人以外が使っている道も沢山あると思いますよ、私は。
いろんな脇道に彼らとお会いしたいなら是非訪れてみてください。