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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

妹がアイドルで俺がマネージャー!?

作者: 怠惰

プロローグ


「全くこのレッスン、キツすぎなのよ勉強する時間

だっているのにこんなんじゃ眠くなるわ」

「そうね、わたし達も忙しくなってきたしね、

花音ちゃんはダイエットしてるしね」

「な、何を言ってるのかな、花音は」

「大丈夫だよ、歌恋ちゃん、ダイエットしなくても

スタイルバツグンなんだからさ」

「花音には勝てないよ、花音の方が胸もあるし、

スタイルいいし」

ここは大手アイドル会社のレッスン室ここでは多くのアイドル達がレッスンやダンスの練習をしている。

そして新人の二人組アイドル「fleur chanson」が

ダンスレッスンをしている。

「やっぱり見て欲しい人がいるから頑張ってるん

だよね、歌恋ちゃん♪」

「なな、な、何言ってるのよ花音、あんな変態に

見られたくないわよ」

歌恋の顔が赤くなった

「フフ、やっぱりお兄さん見て欲しいんだ」

「私、兄さんなんて一言も言ってないわよ」

「歌恋ちゃんはお兄さんのこといつも変態って

呼んでるでしょ?だからわかったの、本当に好きね、お兄さんのこと、フフ」

「す、すす好きなわけないでしょ!!そ、そんなことより決まったの私達のマネージャー?」

「今日決まるらしいわよ、で明日の初ライブ前に

紹介するって言ってたわ」 「ふ〜ん、そうなんだ」

ライブ当日

コンコンとドアを叩いて歌恋と花音の楽屋に

新しいマネージャーが入ってきた。

「これからよろしくお願いします!」と挨拶しつつ

頭を下げる。ライブ用の上着を着た、マネージャーに二人は椅子から立ち上がり挨拶を返した、

『これからよろしくお願いします!!』と交互に

挨拶し、マネージャーが頭を上げると歌恋は

マネージャーの顔に驚き、二度見をした。

マネージャーは驚きのあまり声が出ない、二人が

一呼吸を置いて『なんで(アンタ)(お前)が

いるんだよ』と同時に発した、花音はそんな二人を

見ながらニコニコしていた。

こうしてfleur chansonの初ライブが 始まった。

第一章 俺がマネージャーをやることになったわけ。


「ただいまーって誰もいないか、は〜またダメだったなんで採用されねーんだよ」と言いつつ、俺は家の

玄関を後にしてリビングのドアを開けた、次の瞬間、顔にクッションが当たった、俺はクッションを顔から外し目を凝らしてリビングを見た、そこには

制服を着た女子が二人いた、一人はソファーの上で

ねっころがり、もう一人はイスに座り本を読んでいた「なんでお前らがいるんだよ!」と驚きながら聞く、俺に対し。

俺の妹、歌恋はマンガを読みながら「なんでって別に理由はなんでもいいでしょ」と答えたが歌恋の親友、花音は俺のマグカップでお茶をすすいだ後「いきなりお邪魔してごめんなさい」と正反対の返事が花音から

返ってきた。

二人とも名門お嬢様学校に通う中学三年生だ。

俺の妹こと桜井歌恋は自分に厳しく相手には

優しい性格なのだが俺だけには優しくない、最近では

休日に親友の花音といつも遊んでいるようだ。

その花音こと水無月花音は何事にも冷静で人に

優しい性格で俺にも優しく接してくれるだが

歌恋のことを悪くいうとなぜか機嫌が急に悪くなる。

二人とも学校の人気者らしいくいつも贈り物を

山のように持って帰っているらしい。

今日のところは花音の顔に免じてここは許してやろう

「で、歌恋、お前はなんで俺の家で寛いでんだ?」

と歌恋に聞くと歌恋はマンガを読むのを邪魔された

せいなのかムッとして「アンタそろそろうちに帰って

来なさいよ、お母さんもお父さんも心配してるわよ」そりゃそうだ俺、桜井優人は一人暮らしを始めた

のだ、理由は簡単だった両親ともに芸能人の家に

生まれた俺は生まれてから芸能人が大嫌いだった

だから自分のだけの道に進んだのだが、

高校卒業後、全く就職できずにバイトの毎日なのだ。

俺の代わりに芸能界を目指しているのが妹なのだが

妹は友達や家族にはデレて兄にはツンとするいわゆる

ツンデレさんなのだ、そのせいかテレビに出るたび、

ネットで叩かれた妹は芸能界をやめた。

俺はそんな妹を芸能界に戻すため色々とやってみたがうまくいかないこんなにも可愛いく綺麗な桃色の

ツインテール、透き通った桃色の目、一体どこが

ダメなのかやっぱり胸なのか?花音ぐらいあれば

売れるのか?にしても花音は歌恋より可愛いよなぁ、

薄い水色の髪の毛で肩にかかるぐらいの長さで

フワッとして目は髪色と同じできれいだし。

見てるだけでバイトの疲れが取れる、

「お兄さん、お兄さん?」

歌恋が立ち上がり俺の腹に蹴りをかましてきた

「いつまで花音を見てるのよ!この変態!うわぁ・」

だが足が届かなくバランスを崩してしまった、俺は

すばやく歌恋の手をとったが間に合わない、花音も

椅子からすばやく立ち上がり助けに来ようとしたが

歌恋の後ろに着く手前でつまずいてしまい、二人で

歌恋を押し倒してしまった。

「いてて、あれ、ここは?」

俺の目の前は薄暗い、とりあえず両手であたりを

探ると、ムニュっと柔らかいものに当たったすると『ん〜んん』と二人の声がした。

俺は次の瞬時に自分がどこにいるか理解した。

よくよく見ると目の前には左右にパンツが

あったのだ、右にはピンクのフリル、左には水色の

レース、俺の腕が二人のスカートの上にのっている、

これはヤバイと言うか花音に殺される。

俺はすぐさま手を退け、身体を起こし、どこかに

隠れられないかあたりを見回した。

「う〜ん、イタタタ何が起きたの?」

だが遅かった、歌恋が気絶から目覚め、目を

こすっていた。

俺は歌恋が何も見ていないか確認するため顔を

近づけて声をかけた、「だ、大丈夫か?」すると

「だ、大丈夫よ、って顔近い」歌恋はそう言うと、

優人の頰を引っ叩いた。「イッテー、なんで

引っ叩くんだよ、俺はただお前にケガがないか

確かめようとしただけだよ」と言うと、歌恋が頰を

少し赤くして「見た?」と聞く、俺には歌恋が何を

聞いているのかすぐにわかった、なので俺はバレないように真剣な顔で「何を?」と答えた。

歌恋は少し考えて「見てないならいいのよ」と言ってプイっとそっぽを向いた。俺は歌恋が何も知らないと

知ると少し安心した、が忘れていた。

「あ、花音、大丈夫だった?」「ええ、大丈夫よ、

歌恋ちゃんこそ大丈夫?」「大丈夫よ!」

「そう、お兄さん、ちょっとお話があるのですが

いいですか?」

ここには歌恋より恐ろしい花音がいたことを、俺は

おそるおそる花音の方を向いた。

そこには笑顔で見つめている花音の姿があった、俺はその瞬間、花音から冷たい刃物が頰に当たる様な

殺気を感じた。

ビビりながらも俺は花音に聞いた「あの〜、俺に

拒否する権利は?・・・」「ないです」即答された。

俺は仕方なく花音について行き、リビングを

後にした。「で、何で俺の部屋なんだ?」

「それは歌恋ちゃんに聞かれたらお兄さんと遊べないじゃないですか」俺は花音の返答にハッと

してしまった。

花音がいきなりキレた口調で「お兄さん、では率直に

聞きます、私と歌恋ちゃんの胸を

揉みましたよね、それに、ア、アレも

見ましたよね!?」

俺は花音の言葉を聞き、すぐさま土下座した。

「すいませんでした!、謝って済む問題じゃない

かもしれないが許してくれ!」

花音は一息起き「そのことは事故なので

許しますがアレを見てしまったのはお兄さんが

悪いので責任を取ってください」

「せ、責任・・・?!ど、どうゆうこだ?」

俺は花音の言葉に動揺していた。

「お兄さんには言ってませんでしたね、家の方針では

辱めを受けた相手と婚約しなければならないので

お兄さん、責任を取って私の婚約者に

なってください」そう言って微笑む花音。

俺はどうしたらいいのかわからないまま

「花音、お前は俺でいいのか?」「はい」

「わかった、責任を取ってお前の婚約者になる」

花音はなぜか少し頰を赤く染め、嬉しそうに

笑っていた。

「これでお兄さんが私の婚約者に、あとは歌恋ちゃんをお兄さんと・・・うふふふふ」

「で、花音、俺はこれからどうすればいいんだ?」

「そ、そうですね、私の父の持つアイドル事務所の

マネージャーから始めましょう、手続きの方は私が

父に頼んでおくので安心してください」

花音のお父さんって確か、芸能界でも有名な

多くのアイドル事務所を待っている、社長だった

よな、そんなところで俺は働けるのか?

「花音、新人マネージャーって何をやるんだ?」

「えっと〜、舞台的には新人アイドルを担当する

んですが、それが決まるまでは会社での雑用とか

マネージャーの仕事を覚えさせるって父が

言ってました」

「そ、そうか、ところでこの事は歌恋には

伝えるのか?」

「私から伝えとくので大丈夫です、お兄さんは

いつも通りに過ごしてください」

「わ、わかった」

その日の夜、花音は「家柄いろいろと厳しいので

今日は帰ります」っと言って帰った。

一息つこうとソファーでコーヒーを飲んでいると俺の携帯に花音から電話がきた。

「もしもし」

「お兄さん、今いいですか?仕事の方は父にOKを

もらったので大丈夫です、それで仕事の日程が

まだ出来てないので後日また電話しますね、それではおやすみなさい」

「待て待て、花音!」

「はい、何でしょうか?何か問題ありましたか?」

「問題と言えば問題なんだが、次からは

もう少しゆっくり喋ってくれないか?」

「わかりました、それでお兄さん、私に

何か用ですか?」

「いや、用ってほどじゃないんだけどなんで俺の

電話番号知ってたんだ?」

「それは歌恋ちゃんから教えてもらって、それに

知っておかないとこの後、色々と困らせてしまうかもしれないので」

困らせる?一体どうゆう意味なんだ?

「まぁそれは置いといて、花音、お前はいいのか?

家の事情とは言え、好きでもない俺と婚約なんて」

「さっさも言ったとうりいいんです、知らない相手と結婚するよりお兄さんの方がマシですから、

それに、お兄さんのこと本当に好きですから」

「ゲホゲホ、え、そ、それってどうゆう意味

なんだ!?」

俺はビックリしすぎてコーヒーが気管に入って

しまった。

「だ、大丈夫ですか?!お兄さん」

「あ、ああ大丈夫だ」

「お、お兄さん勘違いしないでください、好きって

言っても歌恋ちゃんの次ですから」「そ、そうか」

この後、俺が花音の歌恋スイッチを入れてしまった

せいで夜中の3時まで歌恋の話しを聞かされた。

歌恋の方は実家からは20分ぐらいで着く距離なので

俺の家に泊まることになった、歌恋は寝室を俺から

奪い、すぐさま風呂に入り寝てしまった。

花音の歌恋ベタ褒め話しが終わり、俺はすぐさま

寝てしまった。

この後、俺は思い知らせるのだった、本当の仕事が

こんなにも厳しく大変で難しいということに。

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