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鳥のオレンジソース

時間は少し戻ります。爺やサイドです。



〇side:爺や



 東の空が明るくなってきました。

 夜が明けましたな。おはようございます。

 本日のお嬢様達のご予定は怪談巡りのご様子。合宿三日目にしてはやくも基本課題の過半数を終わらせておいでですから、息抜きがてらに巡るのもよいでしょう。怖がりのお嬢様の息抜きになるかどうかは疑問ですが……

 お嬢様達の課題で残っているのは精霊魔法関連ですな。

 一番大事で一番課題の多い分野ですが、なにしろ生徒数に対して教員の数が足りません。しかも失敗していながらごねて長時間先生を占有するお馬鹿さんがいますから、ますます順番待ちの時間が長くなっています。お嬢様達が諦めて予定を後ろ倒しにしたのも仕方がありません。

 教員数が足りないのですから、いっそ課題内容は先に掲示しておくべきだと思いますが、それはそれで問題が発生するのかもしれません。

 しかし、強化合宿は毎年行っているというのに、問題点が改善されていないのはどういうことでしょうかな? 旦那様の時代もスムーズとは言い難くて物申した記憶がありますが……さてはて。

 大丈夫ですかな学園……こんな調子で……

 このあたりは先生方の課題としてスティーブにも一言物申しておきましょう。

 そこの精霊。ちょっと伝言を頼みますよ。






 さて。夜の間に一年エリアへの野生動物の放流が終わりましたから、このあたりで先生方用の口直し料理を作っておきましょう。今日は疲れがとれるものにいたします。

 鳥のオレンジソースです。

 基本的には鶏を使うのですが、今日は魔物肉にいたしましょう。昨晩一年エリアにいた魔物を一掃した時に手に入れたお肉です。鮮度は抜群ですぞ。

 部位はもも肉が良いですな。

 まずは基本のソース用にオレンジを絞ります。そこへ加えるのは白ワインとビーフブイヨンです。オレンジの香りがたまりませんな。

 もも肉は余分な脂を削ぎ落し、塩、胡椒をして小麦粉をまぶします。油をひいたフライパンに皮のあるほうから焼き、両面に焼き色をつけましょう。

 玉ねぎのみじん切りをバターで炒め、基本のソースと焼き色のついたもも肉を入れて煮ていきます。時間は二十五分ほどですな。

 味をみて塩と砂糖を少々。いい感じにまとまりましたら仕上げにレモン汁を少々加えます。……ふむ。良い感じですな。

 出来上がった肉とオレンジの輪切りを大皿に盛り、ソースに水溶き片栗粉を加えてとろみをつけたものをその上からかけます。

 飾りはクレソンにいたしましょう。

 さてはて、合宿三日目の生徒達の料理はどんなものですかな?






 三日目も煙幕が盛大に焚かれていました。

 なぜ、学習しないのですかな?

 先生方が生徒を叱りながら煙を空へと飛ばしています。あまりの酷さに放置できなくなったようです。

 そこの風の精霊。可哀想だから先生を手伝ってあげなさい。悪戯をしてはいけませんよ?

 煙幕を焚いているのはいつもの生徒ですな。


「こんなに煙の出る枝を森の中に放置している学園が悪いのですわ!」


 なんとまぁ……自身の知識不足や能力不足を棚に上げて、学園に文句をつけております。先生方の目が怖いことになっておりますな。

 それにしても見事な煙幕です。近場にいる学生達も災難ですなぁ。

 ああ、文句を言いたそうな目をしています。あそこのパーティー、周りの非難の目にも気づいていない様子ですが、そんな調子で大丈夫ですかな? 期間経過で合宿は終っても、学生生活は続いていくのですぞ?

 まぁ、その前に無事に合宿を終えられるのかが疑問ですが……


「また生焼け肉か! いい加減君達は学びたまえ!」

「誰も教えてくれないではありませんの! 先生なのですから教えて当然ではありませんこと!?」

「そんなことを言っているのは君達だけだ! 他の生徒達はちゃんと自分で学んで成果をあげていっている! 自ら見て学ぶことを覚えなさい!」

「これは先生方の怠慢ですわ! 家からも学園に物申させていただきますからね!」

「好きにすればいい! 困ったことになるのは君達だからな!」


 ああ……先生方も堪忍袋の緒が切れているようですな。

 確かお嬢様に突っかかっていると精霊達が噂していたお嬢さん達です。あんな酷い状態でお嬢様に突っかかる時間がおありなのでしょうか? 課題は大丈夫ですかな?

 私が手を回さずとも学園があのパーティーを罰しそうですから、放置しておきましょうか。あまり部外者が介入しすぎるのもいけませんからな。

 なお、お嬢様はとっくにご飯をお食べになり、怪談エリアにお出かけになっています。

 お姿を見られないのは寂しいですが、仕方ありません。鉢合わせないよう、時間をズラして行動しておりますので、基本的にお姿を見ることは叶わないのです。……おのれスティーブ……!


「先生、お味はいかがですか?」

「ふむ。精霊術を上手く使いこなせているな。合格だ」

「ありがとうございます!」


 おや。他の生徒達は合格点をもらえる基準になってきたようです。

 精霊術を料理に生かす方法はお嬢様達が盛大にやっておりましたから、見様見真似で行う生徒も増えたようですな。善きかな善きかな。

 ……あの生徒達は見て学ばなかったようですが……

 だいぶマシになってきたのでしたら、私の料理が不要になる日も近そうです。あの煙幕パーティーにあたった人用にだけ作りましょうか。

 ……あのパーティー、合宿期間中に食事で合格点をとれるでしょうかな……

 ひとしきりベース地を巡ってみましたが、煙幕パーティーほど酷い生徒はいなさそうです。短期間でよく頑張りましたな。偉いですぞ!

 先生方が抱えている課題で、精霊術以外はそれなりに進んでいる生徒が多い様子。食べながら相談していますが、大きく躓いている様子はありません。

 ……ネックはやはり精霊術ですか。困りましたな。

 あと、温室の貴重な薬草を誰かが取りつくしたという話をチラッと聞きました。誰ですか、そのお馬鹿さんは。

 無いと困る薬草のようですので、後でちょっと温室に行っておきましょう。ヒュー達が対処しているかもしれませんが、念のためです。

 お嬢様達はすでに課題を終えられていますが、困っている人を放っておけない方ですから、手助けしようと乗り出す可能性があります。こちらで対応しておくべきでしょう。

 お嬢様は優しすぎていけませんな! 胸がキュンといたします。


「今年は出来る生徒と出来ない生徒の差が激しいですな……」


 おや。燻されていた先生が待機所に戻ってきました。他の先生方が同情の視線を向けておいでです。


「ほとんどの生徒は自ら学んで質を向上させています。出来ないままなのはほんの一部ですね」

「その一部が足を引っ張りすぎて、他の生徒が課題を受けるのを邪魔しているのだがな……」


 ははぁ、煙幕パーティーのことですな?

 問題の煙幕パーティーは他でも問題だらけのようです。もう合宿から放り出したらよいのでは?


「このままでは優秀な生徒も課題を受けられない状態が続きます。精霊術の課題を授ける先生の数を増やしましょう」

「……そうだな。課題を授けるだけなら他の科目の先生でも出来ますからな」

「そう言えば、一部の生徒には精霊術専門の先生以外が課題を見ていましたわね。贔屓ではありませんか?」


 年若い女性教員が冷たい声をあげられました。

 おや。ヒューがそれ以上に冷たい目と声色に。


「そうなったのは貴方の非常識な言動のせいだということ、お忘れなく」

「な……!」

「生徒を導くはずの先生が、あきらかに理不尽な理由で生徒に無理強いをしようとした。その結果として生徒達からの信頼を失った。その対応として他の担当教師である私達が接することになった。それだけの話です。――それに対して、詫びを入れるのではなく嫌味を言ってくるとは……このことは学園に戻ってから会議にかけさせていただきます。貴方はこれ以上問題を起こさず、他の生徒からの信頼をこれ以上失わせず、業務に真摯にうちこみなさい。私から言えるのは以上です」


 冷ややかに言われた女性は顔色を赤くしたり青くしたりと忙しいご様子。助けを求める視線を他の先生方に向けましたが、かえってきたのは冷ややかな眼差しだけでした。身から出た錆というやつですな。


「錬金術も一定の基準に達する生徒が増えてきましたから、精霊術の課題を渡すだけならお手伝いできそうです」

「武術はまだ少し時間に余裕が無いですね」

「武術は対戦に時間をとられていますからねぇ。待ち時間に薬を作ったりしてうまく対処する生徒が増えましたから、後半には時間に余裕が出るかもしれませんよ」

「いっそ整理券や予約券を作りますかな」

「ははは。それはいいですな。とはいえ、間時間を有効利用しようとして本来の目的を忘れてしまう生徒もいるでしょうから、順番待ちで並ぶ生徒はいたほうがよいでしょうな。順番がまわってきそうなタイミングで精霊術を使って連絡を取り合っておるようだし」

「殿下達とレティシア君達のパーティーが良い見本になっていますからなぁ。あの二パーティーは連携もとれていて素晴らしい。……まぁそのせいで、課題が受けられなくて時間を持て余すことになりつつあるのだが」

「あの二つは突出して優秀ですからなぁ……。今日は特別棟近辺の探索に向かうと言っていましたが……ということは、アノ話を聞くということですかな」

「あぁ……アノ話、ですか」


 先生方が神妙な顔になりました。

 アノ話、というのは、おそらく慰霊碑に触れた時に出てくる初代国王のメッセージのことでしょう。先代様の時代に影からこっそり見ていましたが、なかなか興味深いメッセージを口にしていました。

 精霊と共に作り上げたこの世界――ある種の揺り籠であるこの浮島世界を元の世界へと戻して欲しい、と。

 無茶を言うものだと聞いた当初は思ったものです。

 この世界が在るのは精霊界です。そして初代の人々がいた時代は遥か遠い過去です。

 精霊界に物質世界の生き物が長時間滞在すると、存在が変異し、身も毛もよだつ方法をし続けなければ物質界で存在することも出来ない化け物になり果てます。唯一英雄や勇者といった特殊な資質持ちだけは変異を免れますが、いかに強大な力の一族(ひとびと)であろうとも、只人である以上は変異から逃れられません。

 初代の人々はそれを回避する為に、時の精霊王と契約してこの揺り籠世界を作り上げました。その時からずっと、願いは変わらなかったのでしょう。

 ――元の世界に戻り、もう死んでしまっているであろう王の傍に行きたい、という願いは。


「…………」


 人は、時に愚かと思えるほど合理的でない行動をとります。

 生き残るためだけなら、半精霊と化してもかまわなかったはずです。

 生き残るためだけなら、自らの種族に拘る必要もなかったはずです。

 けれど、彼等は拘った。

 生きることと同じぐらい、王の願いを叶えることが大切だったのでしょう。

 あまりにも深く深く王を愛していたから、王と同じ種族であった自分達の存在を変異させないよう奇跡を願ったのでしょう。

 精霊王と契約したからといって、世界の理に反する奇跡は起こせません。

 なのにその奇跡を成してしまうのだから、彼等の思いはそれだけ凄まじかったのでしょう。

 ――世界を変えることが出来るのは、その世界に生きる人の強い思いだけですから。


「……今に至るまで、何百、何千という時を重ねてもなお、初代様達の願いを叶えられる者達は現れなかった」


 どこか悔恨の滲む声でヒューが呟きました。

 ヒューもかつては生徒としてあの慰霊碑の前に立ち、初代のメッセージを聞きました。あのメッセージには初代の人々の強い思いが込められています。その思いは言葉と共に聞いた者の心を揺り動かします。そういう魔法が込められているのです。

 当時のヒュー達も奮い立ったことでしょう。

 精霊王と契約し、彼等の悲願を達成するのだ、と。

 それが出来なくとも、せめてこの世界を継続させるのだ、と。

 ですが、精霊王との契約は言うほど簡単なものではありません。英雄でもない只人であれば猶更に。

 ヒュー達の世代では契約者の数も質も揃わなかった。

 かろうじて世界を継続させるのが精一杯だった。

 そうして願いは次の世代へと引き継がれ――今をもってなお、悲願は達成されないままでいます。

 ヒューとしては苦しいでしょうな。自分達に出来なかったことをしろと若い世代に押し付けてしまうことも、精霊達が無関心になりつつあるせいで世界の維持すらままならなくなってきていることも。


「殿下やレティシア君達は、あのメッセージを聞いて、どう動くでしょうか」


 女性のような顔の男性教諭が呟きます。

 そうですな。それはとても気がかりですな。

 殿下達はあのメッセージをどう受け取るでしょうか。

 あのメッセージでは、自分達が身体的にも魔力的にも他より劣っていた『下級』と呼ばれる位置にいた己のことにも触れていました。プライドが高い者であれば、その言葉は無視することも飲み込むことも出来ないものでしょう。

 自らの始祖が劣った者であったなど、認めたくないものですから。

 ……まぁ、先代様達はあっさり受け入れておりましたけど。

 ついでに言うと坊ちゃま――ごほんごほん、当代公爵もあっさり受け入れておりましたが。

 年若いお嬢様の場合は――……


「…………」


 ……なんでしょう。お嬢様もあっさり受け入れそうな気がいたします。

 なんというか、アストル家の人々は肝がたいそう太いのです。その身に流れる血のせいですかな?

 もっとも、血筋云々のお話は王家の中でも王位を継ぐ者と、公爵家当主とその継承者にしか伝えられない秘事です。私が知っているのは、先代様が現当主に話しているのをこっそり聞いていたせいですが。

 ……先代様にバレたらだいぶキレちらかされたことでしょう。内緒です、内緒。

 もっとも、旦那様にはだいぶ前に気づかれてしまいましたけど。

 勘だけは鋭いのですよね、旦那様……誘導尋問に引っかかってしまった私も私ですが。

 ――それはともかく。


「『この世界(ゆりかご)』を維持したまま、異なる世界へと転移する――そんな大魔法を使うためには卓越した能力が必要になる。すでに上級精霊と契約できる逸材がいるとはいえ、決して一人ではなしえないだろう」

「そのために合体魔法を教えているのだが、それ以前に強い精霊王と契約出来る者がほとんどいないからのぅ……」

「数が揃うかどうかも分かりませんね」

「大地、風、水、炎、時空……最も望ましいのはこの五精霊王ですが、有史以来一度として姿を現していない精霊王もおられますからな……」

「大地と時空の精霊王ですな。かつての精霊王はソル様とマントゥナン様であられたが……」

「今も同じ精霊王であられるのかどうかも分からん。精霊は神族と同様に無限の存在とはいえ、不滅というわけではないからな」


 先生方が重いため息をついています。大変ですな。

 異界転移というのはそれほど難しい魔法なのです。

 しかも小さめとはいえ大陸規模です。もはや奇跡という他ない御業ですな。

 ……考えたら、単身でそれをやってしまえたのですから、彼等の『王』は途轍もない御仁だったのでしょう。

 大小を問わず現在いる全ての契約者を集めたところで、この揺り籠世界を全部まとめて異界転移、という偉業は成しえません。同じ一族とはいえ、格の違いが凄まじいですな。

 まぁ、問題はそれだけでは無いのですが。


「我々の側にも大きな問題があるしな……」

「東の国が特に顕著ですが、他の国の動向ですね」

「ええ。あまりにも時が経ちすぎて、至上命題であったはずの悲願すら忘れた者が多くいます。この国は学園を作って新たな契約者の養成に乗り出しているせいか、初代様から続く悲願を忘れたことはありませんが……」

「いや、それは分かりませんぞ。近頃はあの悲願を知らずにただ学問だけ修めて卒業する輩も増えていますからな」

「その結果として腐敗が進むのですから、かないませんな」


 ヒュー達の目がチラッと年若い女教師に向きました。まぁ、分かりやすい『理解していない卒業生』ですな。


「遠い昔、政策方針の違いから分かたれて他に国を作った者達は、今はもう初代様達の『悲願』を知らない世代で占められている。元は同じ国、同じ一族の出だというのに、近頃は争いの気配もするのぅ」

この世界(ゆりかご)のどの国が争うにしても、骨肉の争いでしか無いのですがな」

「元は同じ一族ですからな。今に至るまで血を繋げれ、数を増やすことが出来たのは僥倖ですが……その結果として争いが生まれるようでは、『偉大なる王』に申し訳が立たぬ……」


 落ち込んだヒューの声に、他の教師が深く頷いております。


「……きっと悲しまれるでしょうな。とても情の深い方であったそうだから」

「命がけで先祖を逃がしてくださった方だ……出来る事なら、儂の世代で願いを叶えたかったのぅ……」

「……分かりますよ、ヒュー先生……成せないことにどれほど絶望したことか……」

「すでに数千年前の話だ。たとえ拝謁は叶わんでも、あの方がおられた世界に戻ることさえできれば、それだけで生きてきた意味はあったと思えるのになぁ」

「……新しい世代に期待いたしましょう」


 鬱々としたため息交じりの声たちに、思いを断ち切るような強さで若い男性教師が声をあげました。


「まだ一年の初めなのに、すでに上級精霊と契約出来た者がいます。彼女の近くには逸材が多い。王家で最も素質の高かった殿下や、アストル家のご息女もいます。――今年こそ、悲願が達成される可能性が高いではありませんか」

「……確かに、この時点ですでに上級精霊と契約出来る者がいるのは大きいな」

「レティシア君の数多の精霊を惹きつける素質にも期待が出来る」

「目立っていませんが、アリス君の精霊術も見事ですぞ。平凡を装っていますが、なにやら底が知れない雰囲気があります」

「……期待してしまいますな。今年こそは、と」


 希望を持とうとする先生方を見ていると、なんとも言えない気分になりました。

 たしかに、今年の生徒は素質の面から言っても過去最高レベルです。

 むしろ、今年の生徒で成せなければ、もう可能性は無いだろうというレベルです。

 なにしろ世界を維持するための精霊すら集めるのが難しい状態になっていますからな。誇張なく崖っぷちなのです、この世界。

 今年の生徒で転移できなければ、この世界はゆるゆると崩壊していくでしょう。

 そう――どちらにせよ(・・・・・・)、時間はあまり残されていないのです。


「…………」


 いけませんな。気分が沈んでしまいます。

 分かっていたことなのに、胸が痛いです。

 早ければ今年中に。遅くとも三年以内に。『その時』はやってくるでしょう。



 ――別離(わかれ)の時は、もうすぐそこまできているのですから。





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― 新着の感想 ―
着々と物語は終焉が見えてきてますが……… 間に合えば良いのですが……
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