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超超弩級戦艦紀伊 ~暁の出撃~  作者: 生まれも育ちも痛い橋
勝利への中間地点
11/34

防衛 ミッドウェー

執筆に使っていたタブレットがぶっ壊れるという悲しみを越えての投稿です。

大和の最新映像が公開されましたが、生憎呉まで行く時間も金もねえ。


ミッドウェー島守備隊は降伏した。

しかし、この降伏は日本軍にとって思わぬ負担となったのであった。

「敵の指揮官は中々やるな」

報告を受けた山本五十六がそう呟く。

というのも、ミッドウェー島には物資などが全くなかったからだ。正確には、無くされた、と言ったら良いのであろうか。

なんとシマードはギリギリまで降伏を引き延ばし、かつ自分達の被害なしに全ての目的を遂行したからだ。

降伏かの選択の催促を無電で促された際も、「我最後の晩餐中 暫シ待タレヨ」と返した事からも伺える。

この頃の日本軍は連戦連勝で心の余裕があった時期であり、同情も込めてついそれを許してしまった。

そして、両軍共に人員に損害がほとんど無いということは、それだけ多くの人間を養わなければならなくなる。

「食糧はどうかね」

「ハッ、二か月分はあるそうですが、当初三か月分だったのを考えると些か少ないかと」


まさか捕虜を皆殺しにするわけにもいかず、全員を輸送船で本土まで運ぶことになっている。そしてその分の食糧がいる。

弾薬は全く使っていなかったので十分あり、また作戦前に米軍が平文で送った真水の貯水タンクが破損したというのを勘案し、予定より多くの真水を持ってきたお陰で水に困ることもなかった。

「物資の揚陸はいつ終わる?」

「現在ミッドウェー時間で午後7時でありますので、あと12時間は掛かるかと」

「明日の午前7時か。日の出と共に直掩機を出し、作業が終ったら直ぐに帰投する」




暗くなった海には爽やかな風が吹き通る

夜空には満天の星が輝いている

水平線の先にある星は揺れる波のせいで海に潜ったり顔を出したりする

潮の香が鼻をくすぐる

静寂が支配している

その静寂の海から

突如として一本の細い棒が海中から現れた




「機関長、修理はまだ終わらんのか!?」

松田が電話に向かって叫ぶ。

「申し訳ありません艦長。もう少し時間を下さい」

電話の向こうから平謝りする声が聞こえてくる。


現在「紀伊」は機関故障という災難に見舞われていた。

「山城」で試験を重ね、「紀伊」でも慣熟航海の折に改善させてきた新型の高圧缶であったが、初の実戦での無理が祟りとうとう故障してしまった。

幸いにも従来の低圧缶も併用していたため航行はできるが、燃費の良い巡航速度は16ntから10ntに落ちた。最高速度に至っては20ntと米旧式戦艦並みである。。




駆逐艦「長波」は艦隊からは東に離れた位置で哨戒をしていた。

水平線に不審な影を認めたのは日付が変わった現地時間午前1時頃であった。



「駆逐艦「長波」から入電。敵影らしきものを見ゆ!」

突然舞い込んだ報告に「紀伊」艦橋が騒がしくなる。

「詳細を報告させろ!」

少ししてから、新たに報告が入る。

「報告! 本艦より南東南、距離三五〇(35000m)に敵艦隊。数は戦艦四、巡洋艦二、駆逐艦多数!」

「戦艦だと!?新型か!?」

松田が驚き、尋ねる。

「二隻はニューヨーク級。他二隻は不明とのことです」

ニューヨーク級戦艦は、日本の「金剛」と肩を並べる老朽艦であり、「金剛」より攻防で優れているものの速度では圧倒されている。

「残りの二隻の不明の戦艦が気掛かりだ。周辺の艦艇を全て迎撃に向かわせよ!我々も今すぐ向かう準備を・・・」

角田が命令するが、ここで待ったをかけた人物がいた。

「紀伊はここで待機だ」

山本五十六であった。

「長官!何故紀伊を出さないのですか!!」

当然の疑問を角田はぶつけた。

「今この紀伊は長門程の最高速度も出ない。それどころか、米低速戦艦程の速力しか出ないのだ。むこうさんが逃げる態勢を取ったら、足を引っ張り敵を取り逃してしまうかもしれん。それにこちらには大和型と長門型が揃い踏みしている。水雷戦隊も向こうより多い、ここは任せる。それから君は指揮のために急ぎ大和へ移乗してくれ」

山本の言葉に、角田は苦虫を噛み潰したような顔をしながらも命令に従う。山本の意見は、特に速度に関しては誰も反論しようがなかった。


「大和」「武蔵」「長門」「陸奥」が、唸りを上げて猛然と速度を上げる。「紀伊」を追い抜き、颯爽と夜の海を駆ける。

それを眺める「紀伊」の乗員達は悔しそうな表情を見せながらも、頑張れと四隻を見送った。

艦内には何処となく沈んだ雰囲気が漂っていた。

「皆そう気を落とすことはない。アメさんたちも余程焦っているのだろう、だから鈍足で旧式な戦艦を送ってきたんだ。来る決戦に向けての楽しみが増えたではないか」

必死に松田が呼びかけるが、彼も残念そうな表情を隠せていなかった。



「大和」ら四隻の戦艦は波を、風を、闇を切って走る。

その様は威風堂々、勇猛果敢である。

艦隊の士気は高く、特に「長門」「陸奥」は初の実戦である。新米の「大和」らに負けるものかと、長く大日本帝国海軍の象徴であった古強者が、その実力は伊達ではないと息まいているようだ。


「間もなく接敵するはずです」

部下からの報告に「大和」の主砲射手である永田京助は静かに小さく頷いただけであった。

目を瞑り、精神を集中させる。

オアフでもやれたんだ、今度も出来る。そう自分に言い聞かせる。

彼は若くしてその砲術の才能を買われ、今いる四隻の戦艦の射手の中で最も若い。

そうでありながらもそのプレッシャーを物ともしない、どんな状況でも冷静でいられる鋼の魂も彼の才能の一端であった。



「ほうこーく!右前方一七〇に艦影視認!」

見張り員が興奮した声で叫ぶ。

「左砲戦用意!全艦一斉右回頭!」

「大和」に移った角田の号令を艦長の大野竹二が復唱し、砲塔が動く。

少し間を置いて船体が傾く。

そして身体が、左へ左へと持っていかれる。

後続の艦もそれに続く。夜間でありながら見事な艦隊運動だと角田は感心する。

だがそれは新たな報告によって掻き消される。

「艦橋にほうこーく!敵艦隊が右回頭を始めました!」

恐らく反航戦にしてやり過ごすのだろう。角田はそう直感した。

「敵さんは反航戦でやり過ごすつもりだ。すれ違ったら直ぐに反転して追いかける。水雷戦隊はその間足止めをするようにしてくれ。一隻たりとも逃すな!」



徐々に距離が縮まる。

まだ撃たないのか、もう少しだ、胸が高鳴る、一分一秒とはこれほどにも長いのか、



「探照灯照射!目標、敵新鋭戦艦の一番艦!修正はいらん、最初から全門斉射の用意をせよ!」

「大和」の探照灯が爛爛と輝く。集中攻撃を受けるが、味方にとっては暗闇の中でこれ以上ない程のサポートであろう。


射撃盤に艦橋からの数値が入力され、その指示通りに主砲を微調整する。

「射撃準備完了!」

永田が艦橋に叫ぶ。

「第一斉射、てーッ!!」



真珠湾で感じたのと同じものを、角田は感じた。

腹の底から突き上げるような響き、目が眩むような閃光、一瞬耳が聞こえなくなる轟音。


それらの余韻が収まった時であった。

角田にはハッキリと見えた。

数発の46cm砲弾が明るく照らされた敵艦に吸い込まれた、と同時に敵艦は真っ赤な血しぶきの如く爆炎を上げ真っ二つに引き裂かれた。

「敵一番艦撃沈!」

艦内が湧き上がる。が一部の人は違和感を覚えた。

「艦長、おかしいとは思わないか?」

角田もそのうちの一人であった。

「おかしいとはどういうことです?」

大野が聞き返す。

「敵の新鋭戦艦が余りにもヤワ過ぎるとは思わないか?」

「敵さんもまさかこの大和が46cm砲を積んだ艦とは思わないでしょう。私達でさえそう思っていましたし、だから46cm砲弾の対策なぞ取られていないのでしょう」

大野はそう答え、角田もそうなのだろう納得することにした。

だが胸の中に何処か拭えないシコリの様なものが残ることとなった。それがどういったものからなのか考える間もなく事態は展開する。

「報告!敵艦隊転身します!」

言われて双眼鏡を覗く。そこには東に進路を定め、こちらに背を向け遁走せんとする敵艦隊の姿があった。

角田は即座に命令を下す。

「全艦追撃せよ!一隻たりとも逃すな!!」

戦場の興奮が、角田の頭の中から微かな違和感を消え去ろうとさせる。



「紀伊」には戦闘の経緯が逐一無電によってもたらされていた。

「敵艦隊が退却を始めたようです」

「もう退却だと?」

艦橋要員の多くはその報告に疑問を呈した。

「いくら新鋭戦艦一隻があっという間に沈んだとはいえ、こんなにも早く撤退なぞするものだろうか?」

松田もそのうちの一人だ。

「しかし、敵旗艦が轟沈したのならば後を引き継いだ者の独断で数少ない戦力を温存するために引き返す事も考えられるのでは?」

一人の士官が反論する。

「奴らは我々がミッドウェーを攻略したら次はあちらにとって太平洋で最も重要な拠点であるハワイを攻められると考えるのは当然だろう。その様な状況下なら逆に戦力を温存しだろうから、この様に無茶な突撃自体するとは考えにくい」

松田が反論を重ねた。

「・・・もしかしたら」

参謀長の黒島が口を開く。

「もしかしたら、これは罠かもしれません」

一同がハッとなって黒島に目を向ける。

「参謀長、それはどういうことだ?」

山本が聞く。

「・・・それがどのようなものかはわかりません。もう既に罠が失敗したがための退却かもしれませんし、その様な意図などなく闇雲に突っ込んできた可能性も捨てきれません」

黒島の言葉は、最後の方は弱々しいものとなっていった。

「一先ずは何かあると踏んで角田艦隊に注意するように促すしか無かろう。急ぎ電文の作成を頼む」

山本の命令で注意を促す無電が飛ばされる。この時山本は、確実に何かが起こると確信していた。

しかし、それが何かであるかがわからない以上、無用な混乱を避けるために最低限の事しか伝えられない。

嫌な予感と焦燥感が心中を渦巻く。

「紀伊」の周辺は、静かに闇に染まったままだ。



「大和」が闇に向かって咆哮する。

「武蔵」が、「長門」が、「陸奥」が、後に続く。

四隻の戦艦が砲火の嵐の中を駆け抜ける。

水雷戦隊も敵を追い詰めんと追撃する。

巧みに逃げる敵戦艦、逃がすまいとまとわりつく敵艦を薙ぎ払いながら猛追する「大和」と「武蔵」、そして戦艦「長門」と「陸奥」も、これまでに貯まった鬱憤を晴らすかの様な活躍を見せていた。

攻防で「大和」には劣るが、夜戦のような敵味方入り乱れた接近戦においては両舷に各十門ずつある14cm副砲が役に立った。

今また、14cm砲弾が敵駆逐艦の煙突を貫く。

速力が低下するが、負けじと雷撃を敢行すべく尚も接近を試みるが、たちまち14cm砲弾の雨あられの洗礼を受ける。

哀れ蜂の巣にされた敵駆逐艦はその行き足が止まり、浸水により徐々にその身をほの暗い海水へと預けていく。

主砲は敵戦艦を狙ってはいるものの、一向に命中しない。

それもそのはずで敵は頻繁に進路を変えており、また弾幕を潜り抜けてきた敵駆逐艦の雷撃によりその都度回避行動を余儀なくされる。そのせいで折角合わせた照準を再び合わせ直さねばならず、そもそも主砲を射撃できる機会すらあまり訪れなかった。

「しかし、長門はこれ程遅かったかな•••?」

「長門」艦長の早川幹夫はふと疑問を口にする。

こちらが回避行動を強いられているとはいえ、向こうも回避行動をしているのだ。元々の速力の差があるから、同じような行動をしている今距離が少しは縮まっても良いはずだ。

それがどうだろう、一向に距離が縮まらなかった。

あのニューヨーク級と見られている戦艦が本当にそうであるのか?

早川は仄かな疑問を覚えずにはいられなかった。



この追走劇は一時間以上にも及んだ。

米艦隊もよく粘ったが、多勢に無勢と言うべきか元々戦力不足だったのもあってほとんどの艦が大小損傷を負うか、沈没し、「大和」らを遮る者はいなくなった。

ここに来て米戦艦群は逃走を諦め、迎え撃つべく反転、「大和」らに突撃を敢行せんとする。



「現在の位置は!?」

角田が航海長に訪ねる。

「現在ミッドウェー島の東に100km沖です」

それを聞き、これまで忘れかけていた違和感が、今度は身の危険を知らせる赤信号となって角田の脳内を津波の様に押し寄せる。

「艦長!これ以上は危険だ!反転する!」

突然のこの発言は、艦橋要員の者たちには極めて的はずれな、馬鹿げたことと捉えられた。

「司令、何を仰いますか!今やっと敵水雷戦隊を排除し敵戦艦群を追い詰めたのですぞ。ここまで来てそれはあんまりです!」


「しかし、向こうさんは何か企んでいる。これ以上は危険だ」

角田は反論する、がこの絶好の機会が巡ってきた状況下で素直に聞き入れられる者はいなかった。

「せめて納得出来るような根拠を示してください。そうでなければ私が従っても他の者が納得できず、遺恨を残してしまいます」

それを聞き、角田は何か言おうとするが、ハッキリとしたことは言えなかった。

角田自身どうしてこのように思ったのか分からないのだ。ましてや、それを口で言い表せることなど出来ない。

「•••分かった、このまま追撃する。だが見張りは厳と成せ。水上電探に少しでも不審な動きがあったらすぐに報告せよ!」



徐々に敵艦との距離が縮まる。もう少しで、射撃命令が下される。

その時は落ち着いて引き金を引けば良い。いつも通り、そっと

あとは「大和」の強力な砲弾が敵を八つ裂きにするだけだ。

「射撃用意!」

艦橋から下されると同時に、引き金指を掛ける。

「てーッ!」


引き金を静かに引く。いかに静かに丁寧に引けるかが腕の見せ所だ。

九門の砲が火を噴く。

これまでいくつものスクラップを築き上げてきた46cm砲弾の群れが、闇を駆ける。


敵艦隊も射撃を開始するが、その直後である。

いくつもの林立する水柱の中に、それよりも高く爆炎が昇る。

「敵一番艦撃沈!」

見張り員が興奮した声で叫ぶ。艦内に歓喜の渦が巻き起こる。

更に他の敵戦艦も被害を受けていた。

「武蔵」は「大和」と同じ敵戦艦を攻撃したため共同撃沈という形であったが、「長門」と「陸奥」は二隻の「ニューヨーク」級戦艦と思わしき相手にそれぞれ被害を与えていた。

「長門」の放った砲弾は内一隻を完全に捉え、幾つかの命中弾を出していた。

そしてその一部は機関に被害を与えたのかみるみる速力が低下していく。

一方の「陸奥」は、もう一隻の戦艦に狙いを定めていたが、他の艦同様に命中弾を与えていた。

そのうちの一部は火災を発生させ、まだ致命的ではないが、その火の手は徐々に広がるだろう。


しかし、敵艦隊もここで砲撃を命中させる。

こちらと違い、敵艦隊は「大和」にのみ的を絞り、集中攻撃をして確実に沈めようとした。

だが、「大和」の装甲は味方にとっては逞しく、敵にとっては無慈悲に、敵弾を弾いた。

いくつもの打撃音が響き、重なり、共鳴する。

林立する水柱からは雄々しく勇壮に波を切る「大和」の姿があった。


「被害は!?」

「左舷高角砲損傷! それ以外特になし!」

大和のなんと頑強なことであろう。あれほどの砲弾を引き受けたのにほとんど被害がない。

「この調子で他の艦も沈める。目標、後続の二番艦!」

「大和」が主砲を旋回しようとしたときであった。


「報告!右舷正横に雷跡多数!直撃します!!」

熱に浮かれた艦内が冷や水を浴びせられた様に凍える。

「と・・・取り舵一杯!!」

艦長の大野が叫ぶ。復唱ともに蛇輪が回される。

しかし、大野の命令はあまりにも遅すぎた。既にそれほどの至近に魚雷の群れは迫っていた。さらに

「報告!武蔵にも雷跡多数!」

見張り員の声はほとんど悲鳴のようであった。


角田は察した。

自分たちはまんまと敵の罠に嵌まり、潜水艦の集中攻撃を受けていることを。

あの艦隊は囮だったのだ。

そして、今主力のほとんどがこの海域に誘引された。

「・・・まさか!?」

角田がとある可能性に思い当たった時である。


「総員、衝撃に備えろ!」

直後、幾度にも渡る激震が「大和」と「武蔵」を襲った。




第ニ号哨戒挺はミッドウェー島沖の北北東40kmの地点を哨戒していた。

元々は複数の艦艇と哨戒していたが、敵艦隊発見の報告を受け主力と合流するかそれにより空いた哨戒網の穴を塞ぐために分散し、周囲にはこの一隻しかいなかった。


空には様々な星が瞬き、今この時も近くで戦いが繰り広げられているのを忘れそうだ。

遮る物が何もない水平線の彼方から、遠雷の様な音が轟く。「大和」ら主力部隊が交戦し、主砲の射撃や爆発等によって生じる音だ。

それらは右舷、南東の方角から響いていた。

「どうも派手にやっている様だな」

挺長の鬼頭竹次郎大尉は彼方で奮戦する主力部隊に思いを馳せながら言う。

第ニ号哨戒挺は元峯風型駆逐艦の灘風であり、当時は40ntもの高速出せた艦である。もっとも、哨戒挺に改造する際に缶の数は半分に減らされ、武装も多くが撤去され代わりに大発を乗せるスロープが搭載されているが。


「挺長、前方に多数の艦影です」

見張り員の報告に艦橋にいるものは一斉に双眼鏡を覗く。

「西側からの増援か?それにしては遅すぎるな・・・」

そこまで言ってからハッとする。

「いや、あの方角は北東だ。あっちには味方はいないはず・・・」


その時であった。

突如として頭上に輝いていたどれよりも明く、刺々しいくらいに眩い。

辺りは昼間の様に明るくなり、海面に挺のシルエットがくっきりと刻まれる。


それが敵艦隊による照明弾によって引き起こされた物だと気付くのに時間はいらない。

「全機関前進全速!進路反転!当海域から急速離脱せよ!それから全艦隊に向けて緊急電を打て!」

それが言い終わるか終わらないかのうちであった。



鬼頭達の頭上で砲弾の飛翔音が聞こえたのは。

あー早く続き書きたい。脳内にあるもん全部ぶっこみたい。

タブレット壊れて下書きをノートに書くようになりましたが、こんなに便利なもんなんすね

次回またいつか、っでは


皆は冷房消し忘れてパンツ一丁で寝るんじゃないぞ

朝辛いから(あと電気代)

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