とある女
生暖かい目でご覧頂けると助かります。
「はぁ・・・。だるい・・・」
窓から空を見上げながら呟く女がいた
その女はどこにでもいそうでいない、美しくそして少し中性的な顔の女
髪は長く太腿の半ばまであり、色は光の加減にもよるが黒に近い深い緋
瞳は右が濃い紫。左が輝く銀。そしてどちらも節が青みがかっているオッドアイ
肌は透き通るような白で唇は薄く紅を引いたかのように赤みがかっている
顔は小さく、鼻も小さいが耳も小さめだ
身長は172cmはあるだろう
そして身長に見合った長く細い手足
体は超高密度の筋肉で出来ているが、柔らかそうな見た目からは想像がつかないだろう
なにせ胸は小ぶりのメロンぐらいの大きさがあり、ウエストはキュッと引き締まっていて、お尻は大き過ぎず小さ過ぎずの程よい大きさでぷりんっとしている
全体的に程よく引き締まってはいるが、出るとこは出ているので柔らかそうな体をしている
「あぁ〜、かったるいな〜・・・。もう面倒臭いからバカ弟子の中から後継者見繕って楽するか・・・」
視線を手元のクリスタルウインドウと書類に戻し、クリスタルウインドウ(通称パネル)を右手で弄りながら、左手では書類にサインをする
「でもな〜、何と無くで作ちゃったとはいえ自分の子に継がせた方がいいのか?」
ブツブツいいながらサインしていた書類は残り僅か
「マスター。冥王様がお取次ぎを願ってますが、お通しして宜しいでしょうか?」
ブツブツ呟いている女の弟子の1人が執務室に現れ、来客を告げる
「ん〜?冥王〜?いいよ〜」
半分聞いてない感じで返事をする
「ところでマスター。今サインしている書類で最後です。他は当分ないです。」
弟子がそういうと
「ふ〜ん?相変わらず仕事遅いね〜。お陰で俺は(・・)暇なんですけど〜?」
馬鹿にしたような言い方をしながら、パネルを弄る
「マスターが早すぎるんです!なんで30人分の仕事を1人で一日で終わらせる(・・・・・・・・・・・)んですか!どんなに我々が頑張っても追いつきません!!」
涙目でキレ気味に言う弟子
「あ〜。うるさい。冥王来たんだろ?早く通せよ」
ウザそうに髪を掻き上げながら言う
「酷いです!マスター!うぅ、冥王様をお連れして来ます・・・」
泣きながら執務室を出て行った
それからさほど間を置かずに冥王が執務室に入って来た
「冥界の長、冥王グエン。絶対神様にお目通り頂き光栄にございます。この度は絶対神様にお願いしたき事があり参った次第です。」
跪き首を垂れ臣下の礼をする
「グエン。今は公式ではない。堅苦しいのは止せ。願いってなんだ」
肘掛に頬杖を付く
「宜しいので?」
念を押してくる冥王
「面倒臭いのは好かん。早くしろ」
心底面倒臭そうに言う
「変わらんな、王よ。願いというのは王と我の間に出来た子の事よ。王に惚れ、なんとか関係を持てた末に出来た。」
立ち上がりながら口調を崩して話しかける
「ふむ。我が息子アレイスターか。アレがどうかしたか?」
懐かしそうに目を細め先を促す
「王には申し訳ないのだが、アレイスターは我の後継者にしたい。認めてはくれぬだろうか?」
反対されるのを恐れ、それでもなおどうにか許しを得たい冥王は気まず気に切り出した
「アレをグエンの後継者に?ふむ。構わんぞ。俺の後継者は弟子の中から選べば良い」
あっさりと頷き、許可を出した
「良いのか?王よ。我と王の間にはアレイスターのみ。王には確か他にも子はおるが他の役職についている為、自身の子が後を継げぬ事になる。我の記憶違いでなければ、王と我の子が最後の子ではなかったではなかろうか?」
あまりにもあっさりと許可を貰えて驚き、それと同時に気に掛かった事を聞いた
「間違えてねぇよ?アレイスターが今の所最後に産んだ子だ。それに、俺の後継者は出来たら我が子じゃない方が良かったから丁度いい。迷っていたところだったしな」
どこからともなくお茶を(自身は紅茶を冥王には煎茶を)出した
「そうは言うが王よ、アレイスターを含め5人の子全員が後を継がぬのはマズイのではないか?」
煎茶が入った湯呑みを手の中で弄りつつ言う
「構わんさ。代わりに弟子が俺の後を継ぐ。継いだ弟子を支えてくれればそれで良い。」
紅茶を飲みながらパネルを操作している
「まさか自分が楽をしたい、自由に動きたい、っていうだけでここまであっさりと許可をしたのではないよのう?」
まさかと思いつつ聞いた
「せいかーい。いい加減飽きたし、弟子はだいぶ成長したし、それに。最後の子、アレイスターの今後も決まったし引退?してあちこち行くのもイイかな〜って」
軽い口調で到底冗談にしか聞こえなことを本気で言う
「王よ!まさか本気ではなかろう?!引退したとしても暫くは手助けをし、ここ神界宮で余生を過ごすのであろう?その言い方だと神界宮から出るように聞こえるのだが・・・」
あり得ないことだとは思いつつも、この王ならやりかねないと思ってしまう
「そのまさか。それに余生言っていうけど、俺は不老不死だよ?魔力やら神気やら気力やらと色々使っているからわかんないだろうけど、誰よりもどれよりも長生きしてんだよ?気紛れにグエン達と子をなしたが、子には俺の力の極一部しか与えてないし。てかそれ以上あげると魂が壊れちゃうし?下手したらひ孫ぐらい離れた男を本気で夫にする気もないしwそれに先に死ぬのが分かってるのに結婚する訳がないw」
くすくす笑いながらとんでもないことを言ってのける
「王は、我等の誰とも婚姻を結ばず子だけなしたのは要らぬ争いを生まぬためだと我等は思っていたのに、我等5人が子を後継者にしたいと言ってもあっさりと許可をしたのは他にも子がいるのか、我等の子が更に子をなしたらその中から王の後継者を選ぶものと・・」
呆然と呟く
「ないね。俺は自分の好きに生きる。ただ、後継者位作らないと何のためにこの神界宮を作ったかわかんないじゃん。あぁ、それとここではない遠い惑星には俺と同んなじ様な存在が居るらしいよ?今度遊ぶ約束したんだよね〜。まぁ、後一月はここにいる予定だし?それまでにアレイスターの顔見に冥界に顔出すよ」
「分かりました。アレイスターや他のものにも伝えておきます・・・」
それ以外に冥王には言える言葉がなかった
「よろしく〜。もう戻っていいよ〜」
「はい。執務中にお邪魔してしまい申し訳ございませんでした。御前失礼しました」
臣下の礼をし、執務室を後にする冥王
「さあてと、早々と終わらせて遊び行くかな」
この言葉を本当に一月後に実行した
どうでしたでしょうか?
本気でグダグダ・起承転結がなってない・なにが書きたいんだって感じになってしまってます。
本当に精神的に弱いんで、感想やらご意見やらはお手柔らかにお願いします。。。