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君と僕の帰り道

作者: 蔡架

いつもの帰り道

僕は君を見つけた


夕陽に染まる公園のブランコ

懐かしい風が頬をなでた

片すみに見つけた寂しげな背中は

小さくふるえて丸くなった


そっと抱き上げて頬をよせる

青い瞳に写る僕は

君にひどく似ていた


いつもの帰り道

今日からは一人と一匹さ


夕陽が眩しい公園で待ち合わせ

いっしょに歩く夕陽の町

楽しそうな白いしっぽは

優しくオレンジに染まっている


そっと結んだ瞳と同じ

青いリボンの小さな鈴が

揺れるとかわいく鳴った


いつもの帰り道

歩幅の違う君と僕


僕らの帰り道

今日も夕陽が照らす





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