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くそだ  作者: あゆやか
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明日はくそか?

 夜ごはんを食べた。

 母さんがお弁当を買ってきてくれたのだ。

 今日は頑張ったからステーキ弁当だって。

 闇に一筋の光が差したようだった。

 今日頑張って良かったな。

 怒られたけど。

 父さんはいないし、姉に慰めてもらったし。

 明日は学校だ。

 そう思うと気分が落ち込む。

「行ければいいね。」

 母さんがそう言ってきた。

 俺は黙って頷いた。

 ここには俺の居場所がある。

 父さんのいない居場所が。

 それだけで帰ってこれる。

 それだけでいい。

 いつか父さんが、酒を飲もうと言ってくる日が来るかもしれない。

 でも、断ってやる。

「天国に行け。」

 そう言ってやるんだ。

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