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冒険者ハンス、調子に乗る

「はい、これで冒険者登録完了、職業はなんにする?」


「そうだなぁ、俺はソロしか頭にないから戦士で……っと」


 ウチは親父が酪農家、母が服屋で兄が医者という冒険とは無縁の家系だった。


 両親からは「お前もいい加減まともな仕事に就け」と言われたが親父みたいな普通の生き方なんてまっぴらごめんだ。

 そして俺は冒険者になろうと、登録したがこの後とんでもないギフトを授かることとなった。


「おめでとうございますっ!」


「な、なんだっ?」


「ハンスさん、あなたは特典として総合戦闘力最大のギフトを使えるようになりました」


「それは、すごいのか?」


「すごいもすごい、普通なら筋力微量アップとかレベルが少し上がりやすいとかなのに総合戦闘力最大なんて大当たりもいいとこですよ」


 待てよ……てことはダンジョン最深部までの謎を全て解き明かせば俺は成功者? 

 そしたら大金とか名声もウッハウハ? こりゃ早く行くしかねぇぜっ。


「よっしゃ行くぞおぉっ」


「ま、待って下さいハンスさんこれには……」


 受付嬢はなにか言おうとしてたが俺は一目散にダンジョンに向かった。

 今思い返してもアホ過ぎる。

 あの時受付のお姉ちゃんの説明をちゃんと聞いておけば……トホホ……。

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