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第二十四話 僕は仲間の能力を見てみたい

 活動報告にも書いた通りですが、本当は投稿日は先週だったんですけど、すっかり19:20を過ぎてて……アハハハ……

『ウオオオオ!!!』

『本物だ!!!』

『フルファンテのメンバーだぞ!!!』

 大会が始まる時に、サプライズゲスト的な感じでみんなで司会者のいる壇上に立たされる。正直言ってこの空気に押しつぶされそうなんですけど。

「それでは代表の方、一言お願いします!!」

『え、代表?』

 司会者に代表からの一言と言われたけど、そんなこと決めてない。とりあえずじゃんけんしてフェルメッツァになったけど、みんなの前でじゃんけんして代表決めてるフルファンテってどう思われるんだろ……

「あー、あー。俺はフェルメッツァ!土魔法使いだ!せっかくここに来たんだからお互い、全力で戦おうぜぇ!!」


『ウオオオオオ!!!』

 少し間をあけての大歓声。興奮しすぎで反応が遅れたのか、それともどう反応すればよかったのかわからなかったのか、僕は知らない。

 紹介も終わったことで、僕たちは各部屋で準備することとなった。壇上に立った時のことを思い出すと、今でも押しつぶされそうに感じる。でもそこで見た景色は一味違った。会場となる競技場では多くの観客が座れる大量の席と、それに囲まれ中心で戦う、かなり広い地形がある。その地形もただ平らなだけじゃなく、魔法による遠距離攻撃対策なのか、ある程度の障害物がある。

 いつも仕事で行くような人気のない場所とは違い、みんなが僕たちを見てくる。フルファンテの勧誘目的もあるけどかと言ってやりすぎて怖がられてしまうのだけは避けたいからなぁ~。

 僕はそんなことを考えながら、部屋の机の上にあったフルーツの盛り合わせから、おいしそうなリンゴを取り、一口かじる。甘くておいしい。


 トーナメント表は僕たちフルファンテがすぐ戦うことが無いよう、ある程度調整されている。姉が最初に戦うフルファンテのメンバーは……ん?

 僕は何かの見間違いと思い、目をゴシゴシする。そこには2回戦に戦うであろう父の名前と、3回戦に戦うであろう母、そして4回戦で戦うのは僕。なんか仕組まれた気がするけど、まぁいいや。

 僕の1回戦は2日目だ。この大会は1週間かけて行われる。競技場は僕が壇上に立たされた「中央競技場」で、その周辺に東西南北それぞれの方位の名前が入った競技場が計4つある。そのため観戦する人たちにいちいち競技場を移って見てもらうわけにはいかないので、ところどころ魔法で別会場での試合の中継をする画面がある。それが僕が今いる部屋にもありそれを見ているというわけだ。今僕が見ているのは、「東競技場」の試合を見ている。そこでは戦うことが苦手そうなリセルカがいるからだ。

 どうして参加したのか、またどのくらい強いのかを見たくなったからだ。

 リセルカの相手は火魔法を使っている。威力は母とは比べ物にならないけど、障害物を数発で壊せるほどの威力はあるようだ。

 ちなみにリセルカのハンデは「魔法制限」。魔具はたいてい魔力を一定量消費して使用するものだけど、リセルカのことだし、「重り」「一発敗退」じゃ勝ち目がないのだろう。

 リセルカは牽制程度に火魔法を放っているが、相手の火魔法よりは威力がないので、すぐにかき消されてしまう。

 でも牽制と言っている通り、本命と思われる攻撃の準備をしている。

 リセルカはポケットから小さな地球儀のような形をした魔具を取り出した。すると地球儀の台のような部分を引っこ抜き相手に投げつけた。どうやらこの魔具は爆弾だったようだ。

 それをリセルカはひたすら投げる。だがここで疑問に思ったことが1つ。なんでそんなに爆弾持ってるの?

 リセルカは爆弾を投げるという単純な作業だけで相手を圧倒しているので、映像があまり動かずよく見えない。

 しばらく同じような作業が続いていたのだが、相手が爆弾を見つけ次第壊すようになってきたのである程度対策されてしまった。それを見たリセルカは爆弾を投げるのをやめ、ポケットに入らないであろう、人の顔程の大きさのある立方体の形をした魔具を取り出した。

 魔具は魔力を流されると、わずかに発光する。その弱い光が映像に流れている魔具に見える。

 相手は隙だらけだと魔法をさっきよりも多く出し、リセルカへと放ったが、魔具に流した魔力は一瞬でたまったようで、ついにその魔具が効力を発揮する。魔具が箱のように開きリセルカを包み込み、元に戻ってしまった。その時、魔具から手足のようなものが生え、動き出し放たれた魔法を魔力の障壁で守る。

 相手はどんなものか一瞬困惑したが、ひたすら魔法を放つ。しかし魔具からは常に魔力の障壁が発動しており魔法は無効化されてしまう。でも何でハンデとして魔力量が少ないはずなのに、ガンガン魔力を使っているのだろう?後で聞いてみようかな?

 そんなことを考えていると、見せつけると言わんばかりに魔具からまた何か出てきた。その見た目は棒がまとまっていて、ペン立てにまとめた鉛筆みたいになっている。どんな性能なのか、考えようとしたとき―――

 爆発音にも近い音が棒から何かが出ると同時に何発も物凄い速度で発射されていく。その音と発射速度に驚いたのか、相手は怖がって降参。リセルカの勝利となった。僕はリセルカの魔具が気になったので、リセルカのいる東競技場へと向かうことにした。



 数分後、リセルカを見つけた僕は、戦闘のカラクリとも言える魔具についてを聞くことにした。

「私がクラッカー・ボムをずっと投げれていたのとアクション・ゴーレムを出せた理由はこれ。スペースバッグ。」

 そう言うと僕にポケットの中を見せてきた。そこにはかなり小さくなった物が大量にある。ちなみにクラッカー・ボムはさっきの地球儀みたいな爆弾。低威力だけど爆風が大きい爆弾で、アクション・ゴーレムはリセルカが中に入った箱みたいなやつ。

「スペースバッグは気圧を魔法で膨張・圧縮させてそれに入れたいものを魔法で空気と同調させて実質的な四次元空間を作っている。魔力は出し入れの時にほんの少し使うけど、私の開発した魔力増幅装置なら一度魔力を流すだけで壊れない限りずっと魔力を使わずに使える優れもの。ちなみにアクション・ゴーレムも同じ感じで私を中に入れられるようにしてある。」

 へーって言いたかったけど、正直何言ってるか分からない。そもそも気圧ってなに?四次元空間も分かんないし……こんなことなら事前にもっと勉強するつもりだった……

「あ、そうそうアクション・ゴーレム……だっけ?それについてた棒のまとまりみたいのは何なの?」

「あぁ、機関銃のこと?あれはさっきも言った魔力増幅装置で魔力を増やして大量に発射するの。その時に、魔力を爆発させて魔力を発射するから、最初はかなりの魔力を使ったんだけど、あぁ~やっぱり魔力増幅装置を作っておいてよかった~!!あ、ちなみにアクション・ゴーレムはあの中に、スペースバッグみたいに大量の部品があって、状況に応じて私が中から操作して、疑似的な手や足を出したり、車輪を生やすことだって出来るの。しかもね……」

 この先は結構長い説明になりそうだし、ここまで説明されていて余計にわからない者が増えてきたので、一旦部屋に戻ることにした。

 1つだけ言えるのは、リセルカも十分強いこと。フルファンテの例外とかじゃなくって普通に強い。戦い方が少し?変則的な感じなのだろう……

 ということでこの作品が投稿されると同時にもう1つ投稿することにしました。ぜひ見て行ってください。

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