第十九話 僕は戦闘に参加していたい
うぇーい。(話すことがないけど、何か話さないと編集するときの前書き部分の空欄が気になって埋めないといけないなという落ち着きのなさから何を書けばいいか思いつかず、少し考えて書くべきものが思いついたが後書きに書いた方がいいと思い、結局書くものがなくなり、最終的に思いついた文字。)
……とりあえず、投稿頑張ります。
向かってきた五体の幻影と本体は、僕たちに攻撃してきたが、勿論簡単に躱すことが出来る。でも普通の幻影と違うのは、幻影だと思うものでも反撃してくれば避ける。そして攻撃するときも精鋭の騎士がする高度な連携を軽々とこなしている。それに加えて幻影である以上、胴体を貫通して剣を繰り出したり、幻影を幻影で切ったりと幻影魔法らしい戦法も行っている。ソリチューナは味方の援護に長けているとするならば、コルニカは個人での戦闘に長けている。
これがもし超過種なしでの戦い方だったとしても、結構やりにくかっただろう。
僕たちが劣勢の中、コルニカはさらに幻影を増やした。それも20体ほど。僕たちを分断させようと僕たちの間に攻撃を加え、距離を取らせてくる。そんな作戦には乗るまいと一度固まったのだが、思うように攻撃ができず、それなら個々の力が発揮できる方がいいのではないかということでわざと別々に行動した。
「ハッ。俺の戦い方を考えてのその行動か?悪いが、それは悪手だぞ?」
そういってコルニカの本体と思われる個体が後ろへ下がって体中に刃物を付けた。
すると幻影もそれに対応するかのように体中に身につけられた刃物が増えた。
おそらく贋作は本体がつけた装備に同化するのだろう。
コルニカがこの行動を行った理由は1つ。僕たちを合流させないためだ。幻影の体に向かって体当たりすれば幻影を抜けることが出来るが、刃物があることでそこへ体当たりすると僕たちは細切れになるわけだ。
僕は短剣で叩くしか手段がないのだが、父は風魔法、コレンテは素早い突きで突破してしまった。
助けて。
僕の事なんて知らないかのようにコレンテがコルニカの方へ向かい、父は僕のことを必死になって助けた。これが親の愛か……。暖かいなぁ。
僕と父はコルニカから攻撃が来なくなったことから、コレンテとコルニカの戦闘を見ていた。
コレンテはコルニカの方へ突きを何度か繰り出した。コルニカは剣で攻撃を弾いたが、コレンテは剣術という基本的な動きよりも、野性的な我流の動きになっている。
コレンテは弾かれるよりも前に蹴りを食らわせ、コルニカを下がらせたが、刃物を纏っている以上、足から血が出る。
でもコレンテは痛みを感じないのか、そのまま走り出しまた攻撃を食らわす。見てるこっちが痛い。
「なるほど。お前の戦い方はそんなものか。」
「お前の方が、負けてんじゃねぇのか?あぁ!?」
お互いが挑発し、ずっと剣が当たる音がする。しばらくそのような光景が続いたが、先に動き出したのはコルニカ。
周囲に5体幻影を出し、コレンテに一斉攻撃を仕掛ける。コレンテへ剣の突きが5つ当たるその時——
コレンテは紙一重で突きを回避した。まるで目が後ろについているのかのように。
「フン。遅い。」
しゃがんで回避した後、回転して足を切りつけコルニカへと向かった。そして一歩踏み込み、高く跳びこんだ。
「包み込む死!」
意味は聞いたらなんとなく分かったんだけど、剣の動きと技名の雰囲気の違いが凄い。
剣の動きはコレンテが回転することで起こる連撃を5回行うというもの。剣先は完璧な円を寸分の狂いなく描きそれを一瞬のうちに5回も行うのだ。
剣捌きだけを見たら昔一度だけ見た王国の近衛兵団がするようなきれいな剣捌きよりも美しい。でも、口調や技名もうそれだけでアウトだわ。目もヤバいくらい開いてるし……
「いいなぁ!お前ぇ!!じゃあ、これならどうだ!?」
そう言ったコルニカは自分と幻影を10体重ね、動くと同時に違和感の無いようにバラつかせ、別々に動かした。どれが本体が分からなくするためだ。……というか技名叫べよ。
幻影と本体はコレンテを囲い、剣の届かない場所へと距離をとり、幻影で作った剣を投げるという、とても卑怯な手段を使っている。
それでもコレンテは幻影の剣を弾き、近づいて幻影を斬るよう、試みる。がその時、幻影が切られると同時に2つに裂け、増えてしまった。
「残念。不正解。」
どこからか聞こえたコルニカの声にコレンテは反応したが、それでやられる程コルニカはバカじゃないらしく、動いて本体を分からなくした。
コレンテは幻影が囲っている場所の中心へと戻り、真ん中で考え込んでいた。
かなり集中しているのか、剣の攻撃を避けずに直立したまんま。足には剣が刺さってしまい、僕にとっては動けないくらいの痛みに感じるほどの重症だ。……こいつに痛みはあるのか?
「これでとどめだ。」
コルニカがそう言い、幻影の剣を一斉に投げた。投げる速度を一定に投げた高さをそれぞれ違うように調整し、同時に当たるようにしていた。
でもコレンテに当たったかのように思えたその時、剣は突然フッと消えた。幻影が消えるのと同じだ。
「とどめにならなかったようだな。さぁてと、お前を負かせる方法は知っているんだよ。」
コレンテは勝ちを確信したような態度をとっていた。コレンテはもう一度幻影へと斬り込んだ。
「残念。ふせ———」
コレンテは斬りこんだと思えば直前で止まり一歩戻った。そしてさっきと同じように別の幻影へと斬り込むふりをした。
「どうしたどうした?お前は何をしようともう勝てないし、逃げられないんだよ。大人しく死ねよ。」
コルニカは幻影と一緒に親指を立てて下へと向けた。
それでもコレンテは幻影へと斬り込むふりをしていた。よく見て気付いたのだが、何かを探っているように見えた。
しばらく続いた同じ光景に見飽きたのか、
「あーもういい!死ね!」
コルニカは痺れを切らして幻影と全員でコレンテへと向かってきた。が、それは悪手だったようで、
「みぃつけた。」
コレンテはコルニカ本体に剣を突き出し、体の中心へと刺した。
「どう……して……分か……った……」
コルニカは状況が呑み込めず、血を噴きながら聞き込んだ。
「どうせ死ぬだろうから教えてやるよ。‘‘目‘‘だ。お前は幻影を動かしたり出したりするとき、目が動く。幻影もそれに合わせて動くが、攻撃しようとした幻影を向くのはほんの少しだけだが全部試した時、1体だけ全部の幻影を向いた。それを見るのは操る本体だけだろ?」
僕は思わず拍手してしまった。性格が2つあるバカっぽい人だと思っていたけど、結構考えてるんだなぁ~と思って。
「じゃあ、さよならだな。」
コレンテはコルニカから剣を抜き首へと狙いを定めて振り下ろした。その時、人が降りてくると同時にコルニカはその人に連れていかれた。
「ハッ!?テメェらどこ行きやがる!?待ちやがれ!!」
コレンテは全力で追いかけたが、途中でコルニカを連れて行った男は渓谷を抜けた先で立ち止まり、
「次はまたいつかだな。」
その一言を残し、地面へと倒れ込んだ。コレンテが追いかけたが、そこには人と思われるものは何もなく、ただ渓谷を抜け広がる草原しかなかった。走って逃げるにしても、空を飛ぶにしても、すぐに見つかるほど見晴らしがいいのに、どうして逃げられたんだ?
「チィッ!!逃げられた。お前ら!!すぐ報告するぞ!!」
「「イ、イエス!!」」
口調が強いせいで僕と父は思わず気を付けをして、反応してしまった。
ホーグル家って強い口調か怖めの口調で話されるとメンタルボロボロになってこういう改まった反応するよな~……。
変えられないのかな、この反応のしかた。
キャラを多く作ったはいいんですけど、その分、活躍させる場面を作るのも大事と思い、話しの構成を考えているんですが、物語の視点がヴェントなのでどうしてもヴェントが見学しないといけないんですよ。
次の話はお試しって感じなんですが、他の誰かの視点で書いてみます。お楽しみに。




