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第十二話 僕は新人?を危険に巻き込みたくない

 これは月曜に投稿されましたが、日曜に書いたんでサボったわけじゃないんです!(一話しか書いてないから何とも言えんけど)

 ま、まあ今週もね?頑張っていきますからね?多分……

 彼女が言った名前は、17年前のあの事件で死んだエデラの名字と同じ——つまりエデラの子というわけだ。でもどうしてここに……?

「どうしてアタシがここにいるのか聞きたい顔だな。……まぁイモさん以外誰にも言ってないからしょうがない事か。」

 そうつぶやいた彼女はここに来た原因を話す。

「アタシの父さんはアタシが生まれる前に死んだ。結婚もその事件が起こる数ヶ月前の話だ。」

 その言葉は怒りと悲しみにあふれたような言葉だった。

「母さんは父さんと同じ草魔法使いだ。でも、父さんの死を知ってから、魔法が使えなくなった。……というより使っても植物がすぐに枯れる。私にとってはまだ分からないし、分かりたくもない話だったけど、イモさんが父さんを殺したやつが生き返ったと言った時は母さんは泣いたよ。そしてショックのあまり魔法に呑まれた。魔法が使えなくなっていたおかげで死んだわけじゃないけど、母さんはこの先生きれるかどうかも怪しい。だからアタシがあいつを殺して、母さんを少しでも安心させたいんだよ!」


 彼女の言っていた魔力に呑まれるというのは、魔法の操作ができないような状態に陥ったとき、自身の魔法に呑まれる。魔法が使えない人や心身的な状態から自身の魔力が制御できずに魔法に呑まれる。今回の彼女のお母さんは魔法が使えないこともあって死なずに済んだが、強い人が魔法に呑まれればその反動もでかくなる。そしてそれは魔法の種類によっても変わる。


 例えば火魔法使いが魔法に呑まれたならば炎の悪魔(フレイム・デビル)に呑まれる。名前はフルファンテのメンバーが叫ぶような技よりはダサいかもしれないが、憶測でしかないけど、そこら辺の魔法使いでも母の全力と同じくらいの威力、出力を出せるようになるだろう。

 他にも水の悪魔(ウォーター・デビル)とか草の悪魔(グラス・デビル)とか……

 ちょっと名前がダサすぎて言いたくなくなってきたわ……

 でもこの基準は大陸の最も勢力のある宗教「魔を司る者(イル・マゴ)大宗教」という宗教の名前は結構いけてる宗教の聖書に記されているからその名前を変えることが出来ない。ちなみに僕の家族含めフルファンテに関係する人たちは全員宗教に入っていない。

 なぜならさっき言ったような魔に呑まれた人はめっちゃ強くなる。聖書には「それは倒すことが出来ず、ただ眺めることしか出来ない程の強大な力を持っている。ゆえに我々はその事をもう二度と起こさぬよう、魔を司るべきなのだ。」と書いているが、勿論、魔に呑まれる人はいる。それがフルファンテに仕事としてくるので、それを倒すことになる。それを見た協会のお偉いさんが「お前らはこの世の(ことわり)を大きく逸脱している!全員出てけぇ!」と理不尽な理由でフルファンテに関係する人を全員宗教に入れられないようにしたのだ。


 おっと話がずれてしまった。とにかく、ピアナラはオリジンを倒して彼女の母さんを安心させたいんだな。

 でもそんな理由で認められるほどの今回の件ではない。当然この話に全員が「危険すぎる」という意味の反論を出していた。でもピアナラはその証明をするために

「お前ら全員アタシと勝負しろ。アタシが1回でも勝てれば今回の件に参加させろ。」

 ということを話してきた。何人か反対していたが、フルファンテのメンバーに勝てばその人と同等の強さを持っているという証明になるので、その説明をイモさんがすると、みんな納得した。

 早速勝負が始まるのだが、戦うことにあまり向いていないリセルカとイモさんと、戦う意思を持っていない南側の3人とサキット、ソリチューナは勝負から辞退した。


 ルールとしてはリセルカが作った鎧が1つでも壊れたら壊した方の勝利となる。鎧にはすべての攻撃を受け止める性質を持っているため怪我の心配はない。

 彼女が指名して戦うのだが、最初は草魔法の不利属性ともいえる火魔法使いである母とクレミシを順に選んだ。まぁ最後の方で一回も勝てずに戦って最悪な気分になるよりはマシだよね……

 結果は誰もが予想した通り、母とクレミシの勝ち。

 次に彼女が選んだのはコレンテ。理由は「威勢のいいガキと何ら変わらないから楽勝でしょ」という理由で選んだがコレンテは大変ご立腹。勝った後もオーバーキルと言わんばかりに鎧をすべて壊し全力の突きを放とうとしたが、全員に思いっきり阻止された。

 その次は僕だった。理由は「若いから」まぁその通りなんだけど。でも僕は負けるわけにはいかない!そう意気込んで勝負を始めた。

 始まったと同時に思いっきり走って終わらせようと思って突っ込んだ。

 彼女はわけも分からず周りに木を生やし、そこらじゅうを攻撃し始めた。

 彼女の草魔法は植物のあるなしに関わらず好きなように植物を生やせる。大きい樹木から小さな草まで何でも生やせる。その速度のかなり速い。

 でも捉えるべきものがなきゃその魔法は意味をなさない。

 火魔法や水魔法での面攻撃は隙間がないので流石に喰らってしまうが、草魔法だと、枝や根を一本ずつ大量に生やして面攻撃を行う。つまり隙間ができるというわけだ。僕はその隙間をすり抜けて彼女の鎧めがけて攻撃を仕掛けようとする。でもそう簡単に攻撃はできなかった。なぜなら彼女は鎧の上に何重にも重ねた根を張っている。僕の武器で斬撃が行えるなら根を簡単に伐って鎧を破壊できるかもしれないけど、打撃だとそうもいかない。根を破壊するには何度も何度も攻撃しなきゃいけないはずだ。斬撃できないことに気付かれれば防御をさらに固められてこのまま何もできず負けるかもしれない。とりあえず、どこの鎧でもいいので、一番攻撃を当てやすそうな背中部分の鎧に向かって攻撃する。勿論、技名は叫ばないとね。

「イントレッシオ・セスト!」

 あの骸骨を倒した時の技。でも今回は違う。あの後何度もイメトレし、道中も動きの確認を何度か行っていた。

 僕の技は骸骨の時よりも、速度、正確性が上がっている。だから思う存分背中へ攻撃を続ける。


 ピアナラは流石にマズいと思ったのか、彼女を中心に根を生やし、防御へと移ってしまった。

 僕もこの根を何度も攻撃して壊すのは骨が折れるので、そこからある程度離れる。

 そして僕は思いっきり踏み込み、全力で走った。

 フルファンテに入った時思いっきり攻撃したときのあの動き、父が昔言っていた「力は質量と速さの掛け算、そして速ければ速いほどその値は大きくなる。」その言葉を参考にした全力の一撃。

 僕は走り出した時、いつも走っている時よりも時間がとてもゆっくりに感じた。応援の声は何を話しているか分からない程に。操作が速いはずの彼女の魔法が全くと言っていいほど動かなくなったことに。

 そして僕はそのゆっくり進む時間の中で軽く深呼吸し、思いっきり技名を叫ぶ。

「テンザ・ヴェローシ・ステラ!!」

 意味は「力を速さに任せる」いつも通り、意味とはちょっと違うけど。

 この技はただの突進技。といっても全力で走るからその分、力も増す。だから一点突破をするときに使う。ジラーレ・カ・デーレは回転するから破壊しやすいけど、その分動きも遅くなるし、何より隙が生まれやすい。

 テンザ・ヴェローシ・ステラは横に道があればそこへ避ければいいけど、抜けるべき場所が無かったら壁にぶつかっておしまい。盗賊の時はまだ全力の走りで直進しかできなかったからジラーレ・カ・デーレを使うことになったわけだ。でも今回は横に避けれるまでの方向転換はできるし、道の確保はできてる。しかも、父との魔法の訓練で前よりももっと速度を出せる。

 僕は全力で走り、その速さに身を任せながら思いっきり短剣を振るった。

 根は引きちぎったかのように2つに割れ、彼女の姿が見えた。だが、彼女はただ守っていただけでなく、その中で魔力を一点に集めていた。

「あなた達が技名言うんだったら私だって使ってあげるよ!」

 そして彼女は集めた魔力を僕に向けこう言い放った。

百首蛇根(ひゃくしゅじゃこん)!!」

 その技は魔力の溜めという大きな隙があるものの、彼女はその隙を無かったことにしていた。

 そして放たれた魔力からは蛇を連想させるような先が二股に割れた根が無数に出てきて僕へと向かってくる。僕はその根を全て躱したが、地面に張り巡らされていた根から新たに生えた根に気付かず、根が足に巻き付いてしまった。

「これだけしか操れないなんてアタシ言ってないわよ?」

                                     ………やっちゃった。

 ピアナラの最後の技名もうちょっといいのかなぁと考えていたんですが、時間も時間なので、ザっとしたイメージから連想することを並べてその情景を「焼肉定食!」みたいな感じでエセ四字熟語みたいな技にしました。

 技もいい感じに決まったし、いいよね?

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