君がいて僕がいない
思い出の品に
思い出の場所に
今もまだ囚われている…
僕は君の理想の人に近づく為に
努力をした
生活習慣さえ変えて
君だけのために過ごした
寒空の下歩いた
ふたつの影も今ではもう
たった一つだけ…
足取りは重く
街灯の光をいくつも超えた…
広がる現実に
儚い夢…をみているようだ
寄り道した
公園もコンビニも
君が色濃く残っている……
けれど
そこに僕はいない…
君の理想になるために捨てた
長い時を生きてきた僕は
いつしか消えてしまった…
君が僕の中でいつまでも消えない
君がいて僕がいない
そう思うのはきっと
僕がまだ君を信じている
ということなのだろうか…?
僕の中に僕はいない
けれど
僕の中には君がいたんだ…