キャラクタークリエイト2
「覇元?何この種族?」
そうやって俺が首を傾げているとスーリさんがほんの少しびっくりしたような顔をして話しかけてきた
[それは制作陣がお遊びで作ったユニーク種族と言ってですね....]
「ユニーク種族ですか....なんかヤバイ奴ですか?そこまで言い淀むなんて」
[制作陣一人一人が自分の願望を詰め込んだのがユニーク種族でして,この覇元は制作陣の
トップ3人の最高傑作でありその3人曰く最高の玩具箱だそうです]
(なるほどつまり制作陣が作ったネタ種族ってことか)
「どんな種族なんですか?面白そうなのでこのままで行こうと思うのですが」
制作陣が最高の玩具箱と言う程の種族なのだつまらない訳がない
[この種族は様々なデメリットを抱えた種族でして、通常の敵性モンスターとの戦闘時モンスターに強化が入ります、当然BOSSモンスターも強化されますしクエスト等の難易度も跳ね上がります]
「結構デメリットが大きいですね?メリットは無いんですか?」
ここまでデメリットがある種族だメリットがなければ選ぶ人はまず居ないだろう
[当然メリットも御座いますがそれを加味してもデメリットが強い種族です]
確かに結構デメリットが強いっぽいけどやるなら難しいものを楽しくやってみたいし、この種族にしよう
「決めました!この種族でやって行こうと思います」
[よろしいのですか?今ならまだ基本種族に変えることなら行えますが]
心配するような眼差しで提案をするスーリさんだがこんな面白そうなこと逃すわけがない
「はい!このままで行こうと思います!」
[そうですか...分かりましたでは,次は容姿を決めましょうか
基本的には現実の身体に寄せて作ったほうがよろしいかと,あまりに違いすぎるとまともに身体を動かすことができなくなってしまいますので]
スーリさんが言ったあと目の前にもう一人の自分と半透明のパネルが出てきた
パネルの中には色を変えるバーや髪の毛の長さを変えるバーなどが大量にある
「スーリさん髪と目の色だけ変えるのでその他は現実の身体と同じにしてください」
[かしこまりました,髪と目の色はいかが致しますか?]
「髪は深めの緑にして目は薄めの赤色にしてください」
[...はい,こちらでよろしいでしょうか?]
「はい,問題ありませんそれで大丈夫です」
[かしこまりました最後にステータスの設定をしたらキャラクタークリエイトは終了です]
「おお~ようやくステータスが見れるのか~どんな風にステータス設定するんだろ」