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~17~

今回はかなりのグダグダ仕様となっております、ご了承ください。

《追記》

【プレイ歴20年の筋金入りコアゲーマー】

レオン:98/97 HP:14761 MP:14237

【運営御用達のスーパーテストプレイヤー】

タカミヤ:76/76 HP:23783 MP:23429

【その『力』向かうところ敵無し】

マッシュ:120/120 HP:35863 MP:21683

【腹ペコお荷物英雄1号】

ペンドラゴン:120/120  HP:32168 MP:30763 満腹度:100/100

【腹ペコお荷物英雄2号】

マリナ:120/120 HP:28761 MP:35572 満腹度:100/100

【超!変人GM(ゲームマスター)

トマス:100!?/100!? HP:13483 MP17652 胡散臭さ100% 怪しさ100%


以上の面々で無理ゲーレイドボスに挑んでいます。


《オマケ》

紳士(へんたい)達のマスコット】

カッツェ(オズ):61(妖術師)/83(料理人)/90(給仕(ウェイトレス))

HP:4329 MP:6748 女子力120%

「え?、あれウイルスに感染してるんですか?」

「トマス、あんたウイルスチェック役じゃなかったか?」

「あはは♪調査に夢中で全く気付きませんでした♪」


 『ガラテア』と戦う前に、というよりは既に一回全滅した後なのだが、今更ながらの作戦会議、大人の道徳心の問題でオズを除いた6人1パーティーで戦闘をして見事1時間で全滅!!、フルレイドタイプのボスに6人は流石に無理ゲーが過ぎた。


「仕方ないですね、俺Tueeeは良くないのですが数値を弄りましょう」

「いや、人数居ないんだから始めッからやっとけよ!!」

「あははは♪、ズルはイケませんよ~♪」

「ドMなのかドSなのか全くわからん」


 と、言うわけで体力数値を4倍に設定し、再び戦闘開始、扉の奥では本来24人編成で挑むボスに6人で挑むという無理ゲー中であり地獄絵図なので今回は基本お留守番をしているオズをカメラに納めたまま話を進めたいと思います。


「なんのぉまだまだぁ!!」


 早っ!!、1時間もたってないのに早速マリナがリスタートのようです、どうやらボス部屋の『死の祭壇』前にリスタートポイントを設定し直してあるみたいです、マリナはマジックバッグから出したお弁当をモッキャモッキャ食べると、再び扉の中に突撃していく。


 さて、ここらで本来の『ガラテア』の倒し方の説明でも


「おいトマス!!、さっきの絶対俺を巻き添えにしただろ!!」

「うふふふ♪気のせいですよ~♪」

「全滅したら最初っからやり直し何だから避けれるものは避けやがれ!!」

「善処しま~す」


 え~と『ガラテア』は、その『運営がプレイヤーをガチで殺しに来た』嫌らしいスキルで回復効果を奪い取りさらにHPを奪うのは前回説明したと思います、それ故に『ガラテア』相手に回復職は余り有効な手を持ち合わせていません、何故『ガラテア』を倒す事が戦闘系ギルドの誉れなのか?それは『ガラテア』の倒し方はひたすら力押しだからに他なりません、ダンジョン自体はフリーダンジョンなので24人以上で来ることは可能だし、『ガラテア』相手に24人で挑めば良いだけなので


「くそ、やはり最強技を使うの危険か、だが『聖王剣』に撤退の二文字はない!!」


 ダンジョン攻略には36人ほどの余裕を持った編成で訪れ『ガラテア』には6人4パーティーを順番を付けて戦わせ続けると言うもの、全滅せず戦闘しているパーティーが居れば『ガラテア』のHPは削ったままなので入れ替わり立ち代わり死亡し続けながらも削り続けるという力づくの荒業でしか基本『ガラテア』は倒せません。戦闘系ギルドの連係、作戦、そして何よりも『力』が物を言うわけです。

 とまあそれはさておき、オズはというと。


「//わぁ//すごいフワフワだ~♪」


 トマスの呼び出したフワフワな毛並みのウインドドラゴン(全長82cm)とウンディーネと一緒にお留守番をしています、たまにマリナやペンドラゴンが食べ終わった弁当箱を洗ってもらって出来立ての料理を再び摘めていったりしてます、和む光景ですね(笑)


「くそっ、前に出すぎたか、よっしゃもういっちょ!!」

「思った以上にうまくいかないものね、やれやれ」


 気合いの掛け声と共に再び部屋に戻るマッシュとタカミヤ、はて?、HPとMPを4倍に弄って俺ツエーしているはずなのに戦闘開始から3時間経過した今なお戦闘中と言うのもおかしいですね中で何が・・・


「『聖王剣』よ!!星天の奔流を刃と変え敵を切り裂け!スターストリーム!!!!」

「『天晶剣』よ!!星の煌めきを波動に変え敵を打ち砕け!!スターバースト!!!」


 おお!同時攻撃という奴ですな、二人から放たれた耀く一撃が『ガラテア』に迫り光は重なりあい


 ・・・・・・・・・・『ガラテア』に届く事なく対消滅した。


「邪魔をするな!!ペンドラゴン」

「いいや!!今のは私の技の方が早かった!!邪魔なのはマリナ殿のほうだ!!」

「馬鹿者!!喧嘩している場合か!!」

「「へ?、ギャーーーー!!!!」」


 見なかった事にしよう・・・・・うんそうしよう・・・・、っていうか英雄同士が戦闘中に喧嘩ナンテスルワケナイヨー。


「ソナタが攻撃の邪魔をしなければ当たっていたのだぞ!!」

「いいや、邪魔だったのは貴女の攻撃だ!!」


 ダメだコレ、絶対時間かかるわ~、戦闘開始から既に6時間が経過、そろそろ夕刻に差し掛かる頃合いなのだが、戦闘が終わる気配は一向にない、これ今日中に終わるのかな····??。


「しゃあやっと3%、後7760万!!」


 ちなみに『ガラテア』のHPはLVに対しては少なめの8000万、アニメでこれから出てくるルセアートやタウタウルガーやイブラ・ハブラは数億である。














                   ~21時間後~


「止めです!!!、ウイルスコアを引っこ抜いて下さい!!」

「そんなもんは獅子の勇者王に頼めぇぇぇぇぇ!!!!、ぎゃあぁぁぁぁ!!!」


 止めを差そうとしたレオンがトマスの一言のせいで盛大に吹き飛ばされ壁に激突する、だがココまでやって来て全滅するわけにもいかないのでタカミヤは自暴自棄全開で叫び始める。


「やりゃあいいんでしょうが!!殺りますよ!!!、殺ったろうじゃないですかぁぁぁ!!」


 戦闘時間が長すぎて皆揃って色々なリミッターが外れているらしい、タカミヤは素早くガラテアの懐まで入り込むと組み合わせた両拳をガラテアに向けて叩き込み。


「でえぇぇやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


 獅子の勇者王(ガオガイガー)顔負けのヘルア○ドヘブン擬き(もどき)でウイルスコアを抉り出した、同時にガラテアのHPは今ようやく0になり、長かった無理ゲーな戦いはようやく幕を閉じた、皆揃って盛大に地面に倒れ込み。


「もう無理、もう死ぬ、つか今すぐ死ぬ」

「そういや、『闇を祓う者(ダークリパルサー)』はどこだ?、折角だし貰っていこうぜ」

「あそこでトマスはウイルスチェックしてるわよ」

「ああ、そういやそうか、勿体ない」


 ウイルスに感染していたガラテアのドロップ品なのだから当然ウイルスに感染していてもおかしくない、折角だがウイルスに感染していてマトモに使える代物でも無さそうだ。


「帰ったらコアを解析してアンチウイルス、まあ抗体ですね、試してみないことには分かりませんが『闇を祓う者(ダークリパルサー)』も直せるかも知れません」

「取り敢えず外で待ってるオズと合流して帰るか」


 『死の祭壇』エリアから出てくると、オズばウインドドラゴンを抱いてウンディーネの膝?で眠っていた、ウンディーネはオズの頭を優しく撫でて子守唄を歌ってあげているようだ。


「「「「「なごむわぁぁぁぁぁ」」」」」

「カッツェちゃん、帰りますよ~」

「大人しく寝かせとけよ鬼!!」

「悪魔!!」

「人でなし!!」

「魔王!!」

「えーとえーと、丸眼鏡!」

「いやそれは悪口じゃないぞ?」


 マッシュが寝ていたオズをウンディーネから受け取って背負い、トマスの『帰還呪文(拡大版)』でメンバー全員は直ぐ様グランセルへと帰って来たのであったのだが。


「うわぁ、もう朝かよ最悪だな」

「清々しい朝ですね~♪」

「どこがだよ!!、今すぐベッドにダイブしたいわ!!!」


 無事トマスを連れて帰る事に成功??し、レオン達の無理レイド挑戦の1日はこうして幕を閉じたのだった。

《リザルト》

『ガラテア戦』死亡回数報告書

マッシュ:6回

タカミヤ:7回

レオン:8回

ペンドラゴン:11回

マリナ:13回

トマス:25回!?


戦闘評価:F+!!


いや、あんなんじゃ無理だろ!!(レオン談)


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