表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
たけうま  作者: 木下秋
2/5

14

 「よぉカズマァ」


 「もぅ、遅いよ。シンちゃん」


 「わりぃ。松下に捕まっちゃってさ。ちゃんとシャツ、ズボンに入れろとか言って。あいつうるせぇんだよなぁ」


 「ふふ。シンちゃんは松下に目を付けられてるね。完全に」


 「……さみぃな」


 「うん」


 「……でもおれ、冬好きだなぁ」


 「うん、ぼくも」


 「暑いよりいいよな」


 「うん。暑くても、脱ぐのには限界あるけど、寒かったら着込めばいいんだもんね」


 「このやりとり何回してんだ……。本題。……どうだった?」


 「…………。ダメだった。フラれちゃったよ」


 「はぁ!? まじかよ……いい感じだったじゃんか……」


 「ねぇ。ぼくもいい感じで仲良くなってたと思ってたんだけどさ」


 「なんて言われたん?」


 「好きな人がいるんだって」


 「……まじか」


 「うん。……なんか色々相談のってもらってたのにさ。ごめんね」


 「……謝んなよ」


 「……うん」


 「……ほら。これ。どっちがいい」


 「え……いいの?」


 「うん。おごるよ。おめでとうって事で買ってきたんだけどな。はは。まぁ、ドンマイ」


 「ふふ。……ありがと。じゃあコーラで」


 「ん」


 「(ゴクッ、ゴクッ)……寒いね」


 「寒いな」


 「ふふっ……」


 「はははっ……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ