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追放された少年  作者: 誰か
少年期
12/150

~プロローグ~とある勇者の思惑

ちょっとしたフラグ建てときます

一応幼年期に建てたフラグとかともリンクしてたり

可愛い可愛い可愛い可愛い可愛すぎでしょう。

思い浮かべるのは愛しい我が息子。

凛凛しく勇敢であどけなさの残る息子。

何度手を出そうと思ったか分からない。

その度に理性で抑えつけてきた。

この世界でこの年になって息子が出来るとは思ってなかった。

拾った時のことを思い出す。


ブラックレイ・ウルフに襲われていた金髪青眼の少年。

一目で可愛いと思った。

連れて帰りたいと思った。

だが冷静になり、親の元へ帰るように諭すと親に捨てられたという。

こんな可愛い子を捨てるなんて信じられなかった。

見た事のない少年の親に強い殺意を覚えた。

強くなりたいと言われた時には戸惑ったものだが、今では私には及ばないものの間違いなく最強に近い。

あれから三年。

年々強くカッコよくなる息子。

どうしようか思案する。

私には時間がない。

最後の最後になにか思い出を作りたかった。

なにかを残したかった。

そこで思い付いたのは旅行だ。

そうだ旅に出よう。

そうだ京都に行こうの様なノリで考える。

私には色々な国との繋がりがある。

悠久の時を生きる中で手に入れたものだ。

私にとっては息子以外何もいらないので、無用の長物だが。

息子にとっては国との繋がりは重要だろう。

私が居なくなった後の為に。

各国を回って私の息子だと言えば、たとえ私が居なくなったとしても無碍にはできないだろう。





私の日常を奪い去ったこの大嫌いな世界で唯一出来た大切な者。

彼の身を案じながら私は眠りにつく。



私に残された時間で精いっぱいのことをしてあげよう。


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