歴史・史実とドラマのはざまで
自サイト『幽かな風』にてほぼ同文記載。
このところ、歴史ドラマに関して随分と考えが変わってきました。
史実をなぞるだけならドキュメンタリー番組でいいじゃん、何の為のフィクションぞ。
まあ人は変われば変わるもんです。あれだけ戦国うんたらゲームを叩いていた奴がねえ。でも、あのゲームだけはまだ好かんですが。
そこそこ長い間歴史ものを書いていると、遊びや独自の見方をしたくなってくるものです。というか、せざるを得なくなってくる。
あの人物のあの言動にはどういう心理が働いているのだろうか、どうしてあんな暴挙に出なければならなかったのだろう?
そういう意味での面白さに掛けて、織田信長の右に出る者はいないと思います。歴史小説の題材で信長は圧倒的人気を誇っているのだそうですが、その意味が実感として良く解る様になりました。ともかく書きやすい、イジりやすい(笑)
私も信長がメインで出てくるものを2つ構想中で、どちらも自分のアイディア中、一軍に属する有力選手です。あ、やっぱり構想にも一軍二軍があるのです^^
何だって突然こんな話をしだしたかって、今年のNHK大河ドラマが早々と話題沸騰中だからです。まだ一回しか放送しておらんのに、それにストーリーその他に原作者以外が口出しするのは、どうなんだろうなあ。
問題の事は、権力を獲得し、やがて貴族化して行く平家を色彩的にも表現したかったのかもしれない、と私などは思います。武士=貧乏、などと思うのであれば大誤解ですが。
見る側から生産する側の視点になりつつある、歴女の呟きでした。
真面目エッセイとほざきながら、2回目でもう既に口調がわれて砕けて裂けて散るかもー。