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僕は女の子から【好き】と言われてしまうと? 何でもしてしまう男!

作者: 七瀬






僕は女の子から【好き】と言われてしまうと、、、?

つい何でもしてしまう。

女の子が居る飲み屋に行くと?

それはそれは偉い事になってしまうのだ。

女の子皆に、僕は好きと言われてしまうから、、、。

よく行く飲み屋のお店で、そこに居る女の子達は僕に好きと言えば?

何でもしてくれる事を知ってるから直ぐに僕を見ただけで“好き”と言うんだ!

僕もお酒が入ると? 何でもしてしまう癖がアリ!

気が付いた時には、財布に入っていたお金が全部なくなっている。

しかも? カードまで使ってお金を使わされるから?

月の頭にお店に行くと? 食費まで使い込んで、どうする事もできなくなり

親に頭を下げてお金を借りる事も多々あった。

本当に怖いよね!

こういうお店に居る女の子達は、“お金目的なのが分かるからまだいいけど、”

一度! “僕との結婚が目的な女がいてさ、”

あれは本当に怖かったんだ。

東南アジア系の女性で、日本の国籍が欲しかったのか?

マジで怖い!

女の子に【好き】と言われたぐらいで、何でもしてしまうと、

僕自身が自滅してしまうよ。

頼むから、“このクセ治んないかな?”




『・・・あの、前からずっと好きでした。』

『えぇ!? 万葉ちゃん?』

『巳央君の事、ずっと好きだったの。』

『・・・万葉ちゃん、』




正直! “これは信じていいやつなのか?” と

自分に問いかけてしまった!

これは信じていいやつだ!

僕は人生初めて、“女の子に告られたんだよ!”



『勿論! 付き合おう!』

『うん、嬉しい!』




僕は走馬灯のように、今までの僕の女の子に好きと言われた人生を

思い出していた。

いつも女の子に、“好きでもない好きと言われ続け” それでも僕は

嘘でも嬉しくて、だから何でも僕の事を好きと言ってくれた女の子に

何でもしてきたんだ。

まあ、モテない男のささやかな喜びなのだろうけど......。

だけど? 大人になってだんだんと虚しくなっていったんだ。

もうそれは、“吐き捨てられた言葉にしか感じなくなっていたから。”

そう言えば、僕が何でもすると思って言ってるだけ!

それが僕にも手に取るように分かっていた。

だけど? 本気で女の子に好きって言ってほしくて、

僕は何度でもめげずにトライし続けたんだ!



・・・そしてやっと、それが実りそうな所まできている!

ああ、なんて嬉しい事なのだろう。





 *




『案外、簡単にいったみたい!』

『“モテなそうな男だもんね!”』

『お金がどうしてもいるから、彼に出してもらおうと思うの!

彼に【好き】って言ってね!』

『でもさ、今どき? 好きとか言っていう事訊いてくれる男なんて

本当にいるの?』

『“彼は本物のおバカさんにみたいだし! 大丈夫よ!”』

『もしそうなら? “いい金ずるよね!”』

『まあね。』


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[一言] 本人がそれで幸せならいいと思います。 騙されて後悔してもその時は楽しかったんだろうし。
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