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ミカ

ミカは繁華街のキャバクラで働いている。

店の女の子とは数人仲良くやっているが全く話をしない子も居る。

と言っても喧嘩をしたり嫌がらせを受けているわけではないし仲の良い子とは店の帰りにお茶を飲んで帰ったりもしてそれなりに楽しんでいる。

たまに井上が浮気チェックも兼ねて、送り迎えに来ていたが一度、井上が店の閉店後迎えの時間に起きれずミカを待ちぼうけさせ喧嘩になりそれ以来来なくなった。



勤務態度はたまに遅刻は無いが無断欠勤をするが客の評判は中々だ。

店から罰金を取られても何とも思っていない。


浮気相手とも井上とも店で出会ったのだが、男は大抵は関係が出来ると急に店には来なった。

ミカも店には来て欲しくは無かったのでちょうどよかったし安心して他の男とも浮気ができた。

気が強い女はよく居るがミカは特に強い方で一度、暴力団関係者と口論を起こして怒られた事も合った。


店に出れば色々な客と色々な話をしているのである。

先日の井上との喧嘩等日常の事でもはや何も頭には残っていない。

ミカは井上に対して少し怒りの材料を持って置かないと不安なのかも知れない。

愛情の裏返しである(笑)

井上は逆に小さな事にこだわって仲直りを仕切れない事がまれにある。


何事も無くミカの日常は続く。

井上も何事も無く薬を持ち込んでくる日々が暫く続く。


 ミカは井上の持ち込んだ薬で前の男を忘れ今は井上とその薬に夢中である。

最初は薬の魅力が忘れられなかったが、薬をして井上と2〜3日一緒に居ると不思議なもので井上自身への気持ちも高まっていた。


 一緒にいる時間が長くなると『情』も移るのだろう。

不純な中から生まれた純愛に変わりつつある。

ミカの家には多少ではあるが薬とガラスのパイプが置いてあり週末、井上とパイプで吸引するのが習慣になり始めていた。

 一度ハマると強気なミカもまたたくまに所謂「M女」に変貌する。

井上の要求する事は何でも聞いた。

昔の男との行為や今までの経験、されたいH等容赦ない質問にも答えた。

またその答え方が照れていてそれが井上の心をくすぐった。

勿論、写真や動画はあたりまえである。

Hに道具を使われる事ももはや通常のことである。

屋外や非常階段、公衆トイレや空き家、ビルの屋上etc

色々な場所で裸にされ、口でさせられたりビルの壁に手をつかされて後ろから突かれたりは当たり前の週末である。

また、そのときの表情や声がとても色っぽく恥らいもある。

ますます井上も止められなくなって行く。


 最初は他の男から引き離す為に使いだした薬が今や井上はそれにハマって行っていた。しかし、このHは相当に体に負担を強いている。

それはミカも同じ事である。

2人とも最中は体が麻痺して常人では考えられない行為を長時間続けていたが一旦日常の生活に戻ろうとするとその疲労と無理が一気に襲ってくる。

井上は必ず少しでもいいから何か食べて眠る様にミカに言っていた。

睡眠にもエネルギーが必要だと感じていたからである。

しかし、ミカはこれを拒みいつも栄養ゼリーを流し込み睡眠をとっていた。

あれだけ変態的な行為をしても薬をぬく時の睡眠はとても仲が良くなっているので不思議である。

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