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エピローグ 二人の未来

キャラクターの台詞は引き続き「ボイコネ」というアプリに対応した表記にしています。


エルナ:ただいま〜


ミサキ:おかえり。ご飯もうすぐできるよ


新曲のレコーディングを無事に終えたエルナは、かなり疲れている様子だった。人気は下火になりつつあるが、根強いファンの期待に応える必要はある。


エルナ:疲れた〜先シャワー浴びて来るね


ミサキ:うん、分かった


ーー


最初のチャリティーコンサートの後、エルナは孤児院の子供達とふれあう様になっていた。歌手eLNAとしてではなく、エルナ・ヴィルハイントとしての訪問だった。


エルナが019と020を行き来する様になって2年後、私も020の孤児院で働き始めていた。子供達と接する仕事は中々に大変だが、軍事企業でのデスクワークよりもやりがいがあった。


エルナ:もっともっと、ミサキと一緒にいたいなぁ


ミサキ:エリアは隣だし、もう十分一緒にいるじゃん…一緒に暮らす?


冗談のつもりで言ったけど、エルナは一瞬で乗り気になってしまった。家の広さは十分だったので、エルナと一緒に生活する事になった。


エルナ:019にも好きだって告白して来る男はいたけどさぁ…碌なヤツがいなくて


ミサキ:そうだったのね…私の事はホントに好きなんだ


エルナ:大好きだよ!


ミサキ:前にも聞いたけど…それ、ホントに愛の告白なの?


エルナから愛の告白みたいなものを受けた私は、喜んで彼女と暮らす事を選んだ。それからの女二人での生活も、悪いものではなかった。


ーー


エルナと共に暮らす日々が続いてても、世界では戦争が続いていた。060は相変わらず、他のエリアの居住区を手に入れる事に必死になっている。


エルナ:060の空中居住区、数ヶ月後には崩壊するかも知れないって…


ミサキ:まだ避難も終わってないよね


空中居住区が崩壊すれば、そこで暮らす人々は空に投げ出される事になる。住人達は当然ながら地上に落下する事になるので、まず間違いなく大惨事になるだろう。


エルナ:060の地上には荒野しかないから…


ミサキ:どっちにしろ、落下した人達は助からないよ


060から他のエリアに逃げようとしている難民も多いが、彼らを受け入れようとしないエリアも多い。戦争によって犠牲になった人の遺族からの反発も強いのだ。


ミサキ:060崩壊で戦争終結…だとしたら、悲惨な結末だ…


エルナ:降伏すれば、少しでも多くの人が助かるかも知れないけどね


このまま060の権力者がいなくなれば、戦争が終結する可能性は高い。それまでに民間人を他のエリアに避難させる事が出来れば…


エルナ:老朽化が進んでいるのは、060だけじゃ無いよね…


ミサキ:戦争による不安定な情勢は、数年間は続くと思うよ


戦争によって荒れた世界が、この後どうなっていくかは分からない。戦後もしばらくの間は混乱が続く可能性が高いだろう。


エルナ:歌だけじゃどうにもならない事もあるけど、ミサキと一緒なら怖くないな


ミサキ:やっぱり微妙に楽観的だね…


エルナ:…もう離れ離れは嫌だし、これからもさ…ずっと一緒で暮らそうよ


ミサキ:うん。このまま二人で…ってのも、悪くないね


これから先の世界がどうなっていくのか、未来は誰にも分からない。


それでも私達は二人で生きていく、もう離れ離れにはなりたくない…というのも良いだろう。


「エルナとミサキ」これにて完結です。


この小説は「一つの物語のプロットを結末まで書いておいて、しっかりと完結させる」事を一つの目的として書きました。


途中、追加シーンをいくつか入れましたが、無事に終わらせる事ができました。


次は長編作品を書くつもりで、今は設定とプロットを書いている最中です。


読んでいただきありがとうございました。


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