表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

116/119

愛沙視点 期待を込めて


「はぁ……ここにいろって言われてもなぁ……」


 ホテルのラウンジに浴衣で一人。

 手持ち無沙汰で仕方ない。


「というか、なんか見られてるし……」


 何かおかしいところとかあるのかもしれない。

 髪もまだ乾ききってないだろうし……あー! 何で追い出すのよ! みんな!

 今どこかおかしい状態で康貴に見られたらどうするのよ!


「有紀は有紀でどこいったかもわからないし……」


 それに、康貴からも連絡はない。

 もしかしたらって期待して言ったのに、結局康貴は誘ってくれなかった。

 まあ、今は会いたい気持ちとちゃんと髪を整えておきたかった気持ちが入り混じってるんだけど……。


「……大丈夫、だよね?」


 もう多分、絶対、康貴だって私のことは意識してる! ……はず。

 でも今日何の連絡も来なかったのはちょっと……凹む。


 部屋から追い出されるって言ったよね?! 心配じゃないのかな?!

 モヤモヤする……。


「うー……いっそ他の男子と喋ってるとこ見せつけたら嫉妬とかしてくれないかな……」


 ぼそっと言葉にしてすぐに首を振った。

 だめだ。康貴は絶対そんなことした途端普通に真に受けて身を引く。絶対引く。

 だめだめ。せっかく稼いだポイントがなくなる。


 でも……。

 これ以上どうしたら気を引けるか、わかんないよ……。


「康貴……」

「あれ? 気付いてたのか?」

「へぁ?!」


 変な声出ちゃった。

 え、なんで?

 なんで康貴が……。


「ここだとあれだから……」

「えっと……うん?」


 突然現れた康貴に手を引かれる。

 周りにわざと見えるように、私は康貴の手を自分からギュッと握り直しておいた。

夜また更新しますー


何時がいいですかね!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 気になるから今すぐ投稿してほしい! そのくらい楽しみ且つもっと連載してほしい
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ