表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

115/119

修学旅行 男子部屋

「で、どうだったんだよ! ちゃんと告ってきたのかー?」


 風呂上がり、男部屋に集まったところで早速暁人に絡まれていた。

 班で集まってる間は愛沙も近くにいたし、風呂の時間は短い上に周りにも人が多かったから……逆にいうとここまでよく我慢してくれたとも言えるのかもしれない。


 そのせいだろうか。

 隼人がまた神妙な表情で声をかけてきた。


「いいか康貴」

「ん?」


 何故か正座した隼人が改まった声で言う。


「修学旅行はな、男女問わず特別な気分になる一大イベントだ」


 確かに愛沙もちょっとハイだったな。


「お前らはいつもかもしれないが普段会うことのない夜の行動や、私服姿を見ることになる」

「なるほど……」

「高西を狙ってる奴は多いぞ? そんな中、秋津からたった今こんなメールが来た」


 バッと見せてきた写真には、愛沙が部屋から追い出され一人ラウンジで座っている様子と、それを見て男子生徒がチャンスを伺う様子が見えていた。


「行ってこい!」

「そうだな。帰ってこなくても先生には何とか言っといてやる!」

「康貴、ヤルならおすすめの場所を何箇所かピックアップしといてやったからメールを見とけ」

「暁人以外はありがとう!」


 写真を見せられた瞬間、自分でも不思議なくらい身体が勝手に動き出していた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ