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魔王の兄は転生者  作者: 民折功利
第二章 冒険者のお兄様

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港街シーイール

 

「おす。皆様、カイオウ号での船旅、大変お疲れ様でやした。海竜に襲われるというハプニングは起きやしたが、皆様の安全をお守りできてよかったです。三日間、ありがとうございやした!またのご乗船をお待ちしています!」


「「「「お待ちしていますっ!」」」」


 港街シーイールに上陸した俺たちに、ザニック達が別れの挨拶をして、船旅は終わったのだった。




 そして、下船した俺達は黒馬車を回収して、宿を取った。


「ふー。船旅も意外と疲れるな」


「うむぅ〜。本来の姿なら何の問題も無いのだがな……」


「いや、竜の姿じゃ船が一瞬で潰れる」


「誰が重いじゃとぉ!」


「い、いや〜?だ、誰のことだろね〜」


 やべぇ。さりげなく地雷踏んじまった……


「………」


「い、いや、でもさ?人間の姿なら軽いやん?何の問題も無いじゃん?ね?落ち着こ?ね?」


「………フン」


 あーあ。拗ねちゃったよ。


「あ、ほら。スイーツ買って差し上げますので。機嫌なおしてください…」


「………考えておこう」


 …………よし。許しを得たぜ。


「超高級ケーキで許してやろう」


 うわぁ。対価が高すぎーー。








「まぁ、それはともかく、お主この街で何かするのか?」


「明日、冒険者ギルドに行って登録する」


「魔族が人間の大陸のギルドで登録しても平気なのか?」


「んー?詐欺る?」


「詐欺るのか?」


『サギってなーに?』


「嘘をついて相手を騙すことじゃよ」


『へー』


「まぁ、耳が少し尖ってる時点でバレるけど」


「つまりは……」


「正直に行こうっ!邪魔してきたら潰せばいい!」


「前向きじゃのぉ」


 駄弁りながら露店を巡り、買い食いをしながら街を歩く。


 売られている商品はポートイールと同じものだった。


 その後、特に目ぼしい物は無かったため、俺達は宿に戻り、1日を終えたのだった。



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