表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の兄は転生者  作者: 民折功利
第一章 目覚めたお兄様

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

27/307

帰宅と紹介

今回は短いです

 

 現在、私、アレク=ルノワールと、使い魔プニエル、相棒となった二ールファリス改めニーファと共に龍泉霊峰から、魔王城まで帰宅中。


 帰宅方法は上空をゆっくり飛行。

 実は半壊した竜の巣を我が魔法で修復した後に、三日間ほど親交を深め……もとい、のんびりゆっくりダラけていた。


 いやー。楽しかった。娯楽を求めるニーファに色々とオモチャをあげたり、それで遊んだり、三人で川の字になって寝たりと、初対面なのに好き勝手やった。

 ……やっぱり、戦うことで心を開いた?的な奴?


 その後、ヤベェ帰らなきゃと気付き、あれ?別にここでスローライフを送っても……と長き葛藤の果てに、俺らは魔王城に帰ることにした。


「うーむ。空を飛ぶのも気持ちいーのー!」


「そーだなー」


『楽ちぃ!』


 楽しく会話しながら空の旅の中、俺はニーファに注意する。


「お前、自分が神竜って名乗るなよ?」


「なぜじゃ?」


「お前を説明するのめんどくさい。以上」


「む……それもそうだな」


 そう。こいつが神竜二ールファリスだと親達にバレたら、マジでめんどくさい。


 俺、まだ十歳。説明が難しくて無理です。

 いつか、話すことにする。



 俺が………魔王国を出るときに。









「おぉ!帰ったか!アレク!」


「おかえり〜。アレクちゃんお土産は〜?」


「おかえりなさい!兄さん!」


「ただいまー」


『ただいまー!』


 元気に再会の挨拶をする我が家族。

 すると、エリザ母さんが何かに気づいた。


「あれ?アレクちゃん後ろの子は誰?」


「今日のお土産に決まってるじゃん?」


「我をモノ扱いするな、このボケッ!」


 まぁ、言われると思ったよ?説明がめんどい。


「紹介すんの面倒いから、適当に言っとく。拾った」


「「「拾った!?」」」


「いや、拾われとらんぞ」


「アレク……ちゃんと説明しなさい…」


 シルヴァ父さんが文句を言ってくる。


「えーとねー。自分で自己紹介ぐらいしろ」


「突然ふるのやめぃ………初めましてだな。我が名はニーファ。只の穀潰しだ」


「自分で言ったぞこの駄竜」


「誰が駄竜じゃとっ!」


「あれー?自覚してたのー?」


「ムカッ」


「あー。まぁまぁ待て待て。喧嘩なさんな」


 シルヴァ父さんが乱闘になる所を必死で宥めている。


「へー。ニーファさん、私はユーメリア!ユメって呼んでね!」


「うむ。よろしく頼むぞユメ」


「あら〜。可愛いわね〜。竜人さんかしら〜可愛い翼に角と尻尾ね〜。触ってい?」


「ダメじゃ!」


「ニーファ殿、よろしく頼むぞ 。私は魔王のシルヴァトスだ」


「む?魔王なのか。よろしく頼むぞ?」


「うむ」


 いやー。仲が良くなって良かったなー。


「そういえば、二人はどういう関係なの?」


「ブボッ!?」


 いや、何吹いてんの?この駄竜ちゃん。


「何って………友達?」


「そ、そうじゃ!友達じゃ!」


「ふ〜ん」


 まぁ、楽しくなりそうです。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ