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魔王の兄は転生者  作者: 民折功利
第七章 新婚旅行とお兄様

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第七章 登場人物紹介

ネタバレを含みます


○アレク=ルノワール

 何処にでもいる異常な神化魔族。

 新婚旅行で和の国を選んだら、神獣大決戦が始まったり新しくペットが増えたりと問題が増えた。

 そして遂に、ニーファと本格的な肉体関係に……羨ましいとか言ってはいけない(戒め)。

 『なゆなゆ』とはそーゆーことである。

 異名:大天敵(アークエネミー)銀色の死神(シルバーデッド)


「なゆなゆって何ですかー!!」

「人が獣になる行為」

「黙れ小娘!お前にこの僕の不幸が癒せるのか!(犬神ボイス)」

「なんじゃこいつ」

「生きろ、そなたは美しい……!(蝦夷ボイス)」

「なんじゃこいつ……」


○ニーファ/ニールファリス

 世界最強の一角を担う神竜。

 溶岩よりも熱い炎に触れても無事生還する生命力をお見せする最強の妻。

 遂に夫の童帝と至る道を阻止した。そして愛らしく夫と戯れるようになったがよく邪魔が入る。

 異名:神竜。銀竜姫。嫁神竜。


「なゆなゆってなんじゃー!」

「神を殺す常套手段」

「………マジかの?」

「うっそぴょんぴょーん♡」

「しね」

「ぎゃー!?」


○メリア=ナイツミディン

 アレクの従者にして専属奴隷巫女メイド。

 毎晩高確率で汚れている布団が更に汚くなったのを処理する羽目になるが無心でやる子。

 現在、家計簿や食品管理その他諸々を全て掌握して支配している、金銭的に反逆出来ない相手。

 異名:桃色の起爆剤。


「あの主様、昨日は何を買いになさったので?」

「イヤボクナニモシラナイヨ?」

「金貨二十枚って……いやホントに何を?」

「いやだから知らないって!」

「……主様の部屋を掃除したらこのようなものが」

「すいませんでした真顔で夜の道具を作動させて此方に向けないでください本当にごめんなさい」


○ユメ/ユーメリア=ルノワール

 魔王となったアレクの妹。

 ファンユニオン創始者であり、本人が嫌がるであろう人形や絵画を創作、収集させている。

 仕事のスピードは常人の百倍で、余裕で遊ぶ時間もある上、部下の転移魔法で世界都市に行って屋台巡りが出来る程に時間があるらしい。

 守護神のハワードは呼び掛けない限り影の中から出てこないらしい。

 異名:黒薔薇の魔王姫。


「お兄様!私とも愛を育みましょう!」

「近親相姦は世間的にアウトなので無理です」

「私が王!私が法!私が律!問題なしです!」

「ある意味暴君なのやめて?」


○プニエル

 リトルエンジェルの元スライム。

 純粋無垢で天真爛漫な幼女で、最近新しく足し算を覚えたが一桁までしか出来ない。

 異名:幼天使。


「マシタ!さんすーおぼえた!」

「1+1は?」

「たんぼの『た』ー!」

「正解!よくわかってる!」


○ウェパル

 スライム三姉妹の長女。

 最も知能が高いスライムでメリアと共にメイドの仕事をしている。

 《メイドの玩具箱》を操り武器を振るう。


「ウェパルは勉強どこまでできるの?」

「ご主人様から頂いた教科書は全部覚えました」

「高校受験できるじゃんやったね」

「……?」


○デミエル

 スライム三姉妹の次女。

 小悪魔幼女でプニエルに似ている。怖がり寂しがり屋で悪戯大好きな子。

 《仮初の命》で愉快な人形喜劇を開催する。


「あるじぃ〜!あるじぃ〜!!」

「ん、どした?」

「おままごとしたい!」

「そうか、じゃあその包丁は捨てようね〜」


○エノムル

 スライム三姉妹の三女。

 ついに縮小して皆と同じくらいの背丈になったビッグスライム。

 《溶解液》と《身長操作》で多彩な動きをする。


「〜〜〜♪(マスター!)」

「ん?エノムルどした?」

「〜〜〜♪(たかいたかーい!)」

「うわっ!おおっ!すごっ!」


○シルヴァトス=ルノワール

 先大魔王にしてアレクの父親。

 ユメに王位を譲り、ある程度の政務が終わり、堕神達との戦争が一段落したら妻と旅行に行くつもり。


「息子と娘が覚醒してはっちゃけてる件」

「父さんの血譲りかな」

「お父様のお陰です!」

「そうか……それは良かった!」

「「(ちょろい……)」」


○エリザベート=ルノワール

 アレクの母親。

 兄を女装させるヤベー奴で同性愛者の中では神の位置づけになっているヤベー王妃。

 それでも夫の事を思い続ける良き妻。


「ねぇねぇ2人とも、これ着てみない?」

「私は構いませんけど……(魔法少女の正装)」

「どうやら母さんを殺す時が来たようだ(やたら穴が多い魔法少女の正装)」

「早まらないでお兄様!!」

「あらあら〜……似合うと思ったのにぃ……」


◯ジークフリード=ルノワール

 先々代魔王。アレクの祖父。

 迷宮隠居暮しを辞めて魔都に再び住み始めた最強の老人その一。

 かつて伯爵の位の悪魔と戦い勝利した。


「おっほん。儂の偉業は上記の通りじゃ」

「それで片目失ったの?」

「まぁの。召喚して直ぐに攻撃されての!」

「ゲスいな悪魔。先手必勝かよ」


○ルミニス=ルノワール

 ジークフリードの妻でアレクの祖母。

 時たま迷宮内の屋敷に戻ってそこの階層の仲間たちと戯れている最強の老人その二。

 かつて悪魔を倒した魔族を半殺しにした。


「これじいちゃんのこと?」

「まぁそうだね」

「おっかねぇ」

「馬鹿みたいにはしゃぐのが悪い」

「ひぇ…」


○ミラノ=ヘルアーク

 大国ヘルアークの王子様。

 アレクから貰ったお土産の着物や食を楽しみ、自国の流通網に組み込めないか画策し始めた。

 異名:聖王子。


「美味しかったよアレクくん」

「それは良かった。例えば?」

「三色団子」

「なるほどぉ」


○ステラ=リーン=エディス

 ミラノの奥さんである公爵令嬢。

 彼同様、アマツキミの文化を大層気に入ってみたらし団子をたらふく食べて栄養分は胸に行っている。


「んむ、んむ、んむ」

「ねぇお前の奥さん凄い勢いでみたらし食ってるんだけど」

「あぁ、気に入ったみたいだよ?」

「………追加で買ってくるね」


○シュン/尾川俊成 & テオラ

 ミラノの近衛兵。

 シュンはアレクに故郷の観光地を伝えた。テオラはソレにジェラシーを感じて自分も観光地を教えれるように旅行学に励み始めた。


「おいシュン、これでいいのか?」

「うむ。やはり基礎から入らなければな」

「ふむ……この浴衣とやらはどう着れば?」

「拙者に着させろと言うのでござるか……?」


○マサキ/天堂正樹

 勇者にして聖剣を作り操る者。

 形状剣アインシュッドと《聖剣錬成》を両手に戦線を走り抜け剣技と勇者としての力を高める。

 アレクに嫉妬して日輪の国に行きたがっている。

 異名:聖剣の勇者。


「僕も行きたい!和食!和食!」

「お土産買ったじゃん」

「現地の空気に触れたいの!京都で食べたみたいに!」

「ごめん俺それよくわかんない」


○リョーマ/菅原竜馬

 Sランク冒険者の人類最強。

 どっかの誰かさんのせいで妻たちが過激になって腰が折れそうになっているらしい。

 異名:鉄剣。


「アサヒィ↓スゥパァ↑ドゥルァァァァイ↓wwwww」

「ネタの2度漬けは死んでどうぞ」

「辛辣すぎねぇ!?」

「だってそれ前の人物紹介で見たもん」


○クロエラ

 今作史上最大の問題児。

 魔工学のスペシャリストで目を離した隙に何か危険な物を造って周りを無自覚に困らせる。

 何故か『銀嶺ユースティア』が盗まれたらしい。

 異名:孤高の魔工学師。


「ボクの科学力は世界一ィィィィーーーー!!」

「俺の魔法は世界一ィィィィーーーー!!」

「「ふたりあわせて!」」

「「混ぜたら危険!神より先に世界を滅ぼす組!」」

「やめい」


○マール

 古代魔術研究会の会長。

 クロエラの助手ポジションについているおかげか、ツッコミの精度と暴走阻止の力が上がった。

 異名:氷心の魔女。


「…クロエラがごめんなさい」

「おう、マールに免じて許したるわ」

「ボク何もしてないよ!?」

「…どの口が言う…?」


○女将さん

 日輪の国アマツキミの宿屋の主。

 既婚者で、夫婦で宿を経営している。


○着物屋の男女

 お高い着物屋の店員さんたち。


○タマノ

 時空神の娘で変異種。

 お稲荷さんに餌付けされてアレクについてきた幼女要素その5。無口だが気分が良いと喋る。

 空間魔法で距離を操る事ができる。


「……ちょーだい」

「はい、今日は稲荷寿司にしてみた」

「!? 食べる!」

「わぁ、すっごい食いつき」


○タマモミヅキ

 十天神が一柱、時空と空間を司る古神。

 昔はやんちゃしていてニーファに嫌がらせもしていた過去がある。思考が読める。あと九尾。

 異空間造りにはアレク並みに凝っている。

 異名:時空神。


『供物を捧げよ』

「お稲荷さんでいい?」

『戯け!タマノと一緒にするでないわ!』

「でも食べるんだね……」


○カグヤ

 神獣が一体、破滅と再生を司る神鳥。

 ニーファとの仲は険悪だったが、敗北して小鳥化したら感性が人間寄りになったニーファから可愛い判定を受けて印象がよくなった。但し小鳥だからであって人間や大鳥の姿ならば唾を吐かれるだろう。

 ペット生活を満喫というか、最早諦めている。

異名:神鳥。焔院凰。


「ピィ…(いや諦めていないわよ?)」

「ふむ。では逃げるのか?」

「ピィ!(ここの生活って高水準よね!!)」

「諦めとるではないか……」


○徳堂創士

 日輪の国の将軍。

 カグヤのせいで苦労が絶えなかったが目の上のたんこぶが消えたお陰で笑顔が増えた。

 城から港まで魔力補助無しに見通せる眼を持つ。


○ノブメ/浅川信女

 日輪の国のくノ一。

 かつてヘルアークの武闘大会に出場機会していたが、故郷に帰って将軍に仕えた。

 異名:麗しき武士。


○フェメロナ=ライオンハート

 獣王国の快活なお姫様。

 肉弾戦闘力が自己鍛錬を経て三段階ぐらい上がって、その分女子力が掠れていった。


「腹減った」

「どうぞ」

「……舐めてるのか?トウマ」

「お好きでしょう?キャットフード」


○高橋冬馬

 獣王国の外務大臣。

 フェメロナの優秀なストッパーであり冷静に対処できる気宇な存在。

 異名:政帝。


「暇だ!何か良い催しをしろ!」

「そうですね、では学会の論文を読みましょうか?」

「つまらん。死ね」

「本当に欲望に忠実だなお前」


○星宮蓮夜

 冒険者である異世界転生者。

 重火器の扱いはこの世界でトップレベル……というか取り柄がそれしかないとも言える。

 異名:魔弾の射手。


「戦車で隊列組みたい」

「魔法で片付けられちゃうんじゃないの?」

「男のロマン!!!」

「へぇー……」


○舞並茜

 蓮夜と一緒に転生したJK。

 転生特典である《匣庭》で蓮夜と共に異世界を駆け巡る彼の相棒。

 異名:戦乙女。


「え?蓮夜くんとの関係?仲間、かな?」

「えー、でも好きとか思ってたりするの〜?」

「ば、バカ言わないでよ夏鈴ちゃん!!」

「んー、早く発展しろよこのこの〜!」


○長谷川夏鈴

 シーレーナ王国のギャル。

 転生前から釣りは趣味で魚釣りでバズっていたらしい。そして相変わらず打神鞭の使い方が釣り竿。

 異名:水守。


「やっぱ釣りって楽しい〜!」

「あげぽよ?」

「あげぽよ〜♪」

「あげ↑ぽよ↓」

「…………なにこれ?」


○グロリアス

 魔王ユメの専属秘書。

 元四天王であったが、肉体的損傷が激しかったが為に退役したエルフ。

 変態紳士(幼女専門)なのは変わらない。

 異名:《豪》。


○ミカエラ=リル=ヘイドゥン

 四天王の一人である公爵令嬢。

 ユメの親友。未だ学生の身分なのに四天王になってしまったが、もうすぐ卒業する。

 ファンユニオンの常識人。

 異名:《炎》。紅焔の魔女。


「最近の悩みですか?」

「魔王として改善しようかなって」

「……上司の機嫌を取る事?」

「私じゃないですか」


○ヒルデガルド=ネザゲルート

 新たな運び屋たる乙女。

 ユメの親友。転移の腕前は歴代最高峰で、魂隷の呪縛によって魂の容量が増えたらしい。

 ファンユニオンの裏ボス。


「入会キャンペーン!今なら聖典ついてきます!」

「押し売りかな?」

「あとアレク様の直筆サイン入り色紙……!」

「それ本物?」


○アンデュラー=アームストロング

 魔王城の総料理長。

 食材の為なら負傷した身でも自ら食材調達しに行く猛者で屈強な戦士。

 異名:《力》。


○ベイル=ノーストール

 魔王軍の総大将。

 冷静沈着で物事にも真摯に務める礼儀正しい男。巨大な槍を片手に戦況を維持する。

 異名を《楔》。


○ヘイディーズ・エンド/桜真秀一郎

 世界最古の死霊術師。

 元日本人で禁書を触れたら破壊神と会合して気付いたら肉隊が白骨化していた。

 異名:《棺》。


○バイオン

 ヘイディーズ・エンドの学友。

 ゾンビとして復活した国家機密で元初代魔王の配下であった神徒。ヒッヒッヒッ。

 異名:魔導の神徒。


○アンテラ

 異世界フォルタジアの最高神の一柱。

 アレクを異世界転生させた張本人(神)であり、色々と厄介事を抱え込む女神。

 彼の行動を暇潰しに観察しているらしい。

 異名:夜天神。


「本格的に急務になってきて辛い」

「頑張れ最高神。俺の平和の為にも」

「もっと僕を崇めたり敬ってくれて良いんだよ……?」

「キャー!アンテラ様マジうけるー!」

「これ程なくウザい」


○奴隷商人etc

 【這い寄る闇(ニャルラトーテ)】の構成員。

 何故か死んでたりアホやって捕まったり愉快でクソみたいな外道たち。


○ヴァイス

 とある神の配下たる神徒。

 顔半分に火傷の痕がある大男。吸血鬼の里を滅ぼして種の全滅に励んだら『姫様』に処刑された。

 異名:悪逆の神徒


○ヌイ

 とある神の神徒。

 緋色の粘液を全身に被っている女性。色々と謎な部分が多いが『姫様』に対する忠誠心は高い。


○ユステル

 とある神の神徒。

 青い短髪の清楚な騎士。『姫様』に対する忠義は絶対的で揺るぎないものである。

 他に、『灰色の令嬢』『道化師』『怪人』『科学者』『中華風娘』の神徒が仲間にいる。


○姫様

 上記三名と他五名の神徒を配下にもつ神。

 彼らに絶対命令権を持っており、腰に指した漆黒の剣で裁きを下す。

 内心は凄く焦っているようだが、周囲にバレないように健気に暴君となっている……?


○マナ・ジスタ

 四堕神が一柱、《機甲神》。

 新婚旅行中に世界都市を襲撃しようとしたらアレクに燃料を奪われ機能停止、その後何処かへ消えた。

 現在、行方不明。

 異名:機甲神。


○黒の神徒

 紅い瞳と黒い身体の何か。

 その正体は[削除済みです]────────……



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