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何のために

 人は何のために生きるの?


 人は何のために生きてるの?


 人は何のために生きて行くの?


 問うても誰も答えを返してくれない。


 誰に訊ねても曖昧にはぐらかすだけ。


 だから、きっと…ああ。


 誰も答えを知らないのね。


 なら、私が自分の力で見つけ出してみせるわ。










 ――人は何故生きるのですか?――












 人は怒るために生きるのですか?


 人は泣くために生きるのですか?


 人は笑うために生きるのですか?


 人は悲しむために生きるのですか?


 人は喜ぶために生きるのですか?


 人は何かと出会うために生きるのですか?


 人は何かと別れるために生きるのですか?


 人は何かに縛られるために生きるのですか?


 人は何かに依存するために生きるのですか?


 人は痛みを受け入れるために生きるのですか?


 人は快楽を受け入れるために生きるのですか?


 












 ――人は何故生きるのですか?――














 いくら理由を並べ立てても考えられる可能性は尽きない。


 これはそう…もしかしたら、人それぞれに違うからなのかもしれない。


 人それぞれに、何のために生きるのか――それが違うからなのかもしれない。


 なら、正確で明確ではっきりと1つに決まった答えはきっとどの世にもないのかもしれない。


 けれど、『自分らしさを見つけるために生きる』――これだけはどの世にでも言える事だろう。


 人が何が故に生きるのか。


 それが個人によって違うのならば、『自分らしさを見つけるために生きる』は共通している。
















 では、人は何が故に生まれるのですか?















 自分らしさを見つけるために生まれるのかもしれない。


 だから、そうね…。


 人は何かと出会うために生まれるの。


 人は何かと別れるために生まれるの。


 そして、誰かに自分が生きることを望まれて、それがとても嬉しくて生まれてくるのかもしれないね。











 そうだったらいいなって、私は思うな。















 人は誰かのために生きるの。


 人は自分のために生きるの。


 人は誰かと誰かが想い合って生まれるの。


 人は誰かの想いに応えて生きようと思うの。


 誰かの願いに応えたくて、生きたいと思うの。


 そして人として、個人を確立させて生きるために生まれてくるの。


 誰かに愛されるために。


 誰かを愛すために。


 そう…そう。


 人は皆、そうして生まれてきて、生きて新たな生命を生み出して、死んでゆくの、皆。

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