悪魔の力と襲撃
一南の街ノトス
『グウォォオ』魔獣の咆哮あたりに響きわたる。
「くっそ、国の治安部隊はまだ来ないのか…このままじゃもたないぞ」
「おい、お前後ろ見ろ!」
「ま、魔獣がうあぁぁ」
『ズバ』
魔獣の首が落ちた
「団長ー冴えない兵士B助けたわよ、褒めなさいよ!」
兵士の前にはブロンドの髪の見た目14歳かそこらの少女がいた。
い、今この女の子がやったのか…。
「おいおい、レイス先走るなよ…」
なんだこの黒髪の東洋人は…ん?「れ、レイスだとー!!」
「うぁ、びっくりしたわね急に、なんなのよ急に私の名前図々しく呼ぶんじゃないわよ」
「国に公式に認められたギルド『ギルティアイズ』の幹部じゃねーか、ま、まさかその横の東洋人は…」
黒髪の男は気だるそうな顔をして口を開いた。
「『ギルティアイズ』ギルドマスター神童悠真、国の依頼で来た!目標は獅子型魔獣のプレーンタイプ50体の討伐だ!レイスおもいっきり暴れろ」
レイスは不敵に口を吊り上げた
「りょーかい団長」
少女は大きな大剣を持ち飛び出した
「やれやれ俺もやるか」
悠真が剣の柄に手を当てたとき
「まて、いくら国の認めたギルドだとしても50もの魔獣相手に二人でなんて無理だ…」
兵士は必死に訴えかけてきた
「お前は悪魔を信じるか」
悠真はそうきりだした。
「あ、悪魔ですか?そんなものいるわけが…」
兵士は軽く嘲笑ったが悠真の顔は真剣そのものだった。
悠真はそっと口を開いた
「国の治安部隊やギルドの名のあるやつらはみんな悪魔と契約してる、そうしなければ勝てないからだ。
悪魔の目的はわからない俺らに無償で力を貸してるのだからな、何かたくらんでいるのはわかるが…力を使うしかないんだ」
「じゃあ、悪魔と戦えてるのは…」
「あぁ悪魔力で身体能力の強化をしてるからだ、まあ悪魔のギフトはそれだけではないが…」
そう語ると悠真は剣を握り飛び出した