死霊使いの剣聖
プロローグ
もういつから歩いているかわからない、
10歳の少年はもう限界であった。
歩いても歩いても広がるのは真っ赤に染まった火の海に空を飛ぶ黒い魔獣。
少年には向かう先行き着く先は「死」のみだった。
「く、くっそ…お前らぶっ殺してやる」
少年はかれんばかりの声で叫んだ。
『グォォオォ』
少年に気がついた魔獣が飛んできた、
顔は獅子身体は人間の羽の生えた怪物。
「ひ、ひっぐっ」
少年は後ろに倒れた、確実に自分は殺されると幼い少年にも感じることができたのだ、人間がかなうことのない圧倒的な力の差を。
魔獣が大きな腕を振るう…
「あ、ああ」
少年は細かくおうえつを漏らす。
魔獣は腕を少年に向け振り下ろした。
『ドッチャ』
魔獣の身体が爆散した。
何が起きたのか把握できない魔獣が急にバラバラに弾け飛んだのだ、少年は返り血で真っ赤に染まっていた。
「お前あいつらが憎いのか?力が欲しいか?」
何もない場所からへらへらとした問いかけが聞こえる。
「き、君は、いやそんなことどうでもいい」
少年はこいつらを殺すと誓ったのだ声の主などどうでもいい。
少年が今強く望んだのは何者からも大切な物を奪われない『力』だった。
時は流れ
ー7年後
一人の兵士が自分の前までに走ってきた。
「団長報告です。南の街ノトスを魔獣が襲撃、国の治安部隊が動いていますが精鋭部隊は遠征中であり事態を収拾できない模様、どうぞお力添えを」
「どーするのー?、神童 悠真団長」
ブロンド髪ツインテールの幼いが自分より大きな大剣を持った少女が問いかけた。
「ああ、行くぞ殲滅だ!」
作者花宮みやねです、ど素人です笑
今回が初めての作品投稿なので意見などもらえるとうれしいです。twitterもやっているのでコメントください
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