将軍シーンvsシルバー 後編
すみません。最初から謝っておきます。。。
今回では将軍シーンvsシルバーの戦い完了しませんでした、、、
次週「決着編」と言う形での更新となりますm(__)m
それから、来週より更新曜日を土曜日から日曜日へと変更いたします。
どうぞ宜しくお願いしますm(__)m
「幸運を招く守護石よ!そして超越を名にする守護石よ!俺に力を!!」
将軍シーンがそう唱えると、バトルアックスの柄に埋められたタイガーアイと、ハイパーシーンの二つの守護石が鈍色に輝く。
どちらの石も身体の強化に特化した物であり、獣人たる将軍シーンの身体能力を極限まで高める事が出来る。
彼は魔法は使わない。並外れた身体能力で敵を圧倒する、根っからの戦士であった。
そう言った意味では、フリントと彼は似ているのかもしれない。
将軍シーンはその体格には似合わない素早さでシルバーに差し迫り、勢いのままにバトルアックスでシルバーを薙ぎ払った。
シルバーは冷静にそれを躱すと、お返しとばかりにロングソードで将軍シーンに斬撃を食らわす。
ガッキィィィィィィィィンッ!!
シルバーの斬撃を打ち付けるようにして払いながら、将軍シーンは一旦距離を取り、シルバーを正眼に見据えた。
「へっ!やっぱり一筋縄ではいかないか!」
どこか嬉しそうに、そんな事を言いながら両手、両足のバングルを外すとそれを放り投げた。バングルはガチャンと重い音を立てて、地面へと落ちる。
「よっし、これでちょっとは軽くなったぜ」
軽く腕や足を回しながら、将軍シーンはそう言うと、更に速度を上げてシルバーへと差し迫る。
「俊足の烈風!」
シルバーは身体強化魔法で速度を上げて、差し迫る将軍シーンへと対抗をする。しかし、将軍シーンの攻撃を受け流すばかりで、シルバーから積極的に攻撃を仕掛けようとする事は無かった。
「流石、アレクが欲しがるはずだ!ここまで攻撃が通らないとは思わなかったぜ!」
将軍シーンは嬉しそうに、自分の攻撃を巧くかわし続けるシルバーに向かってそう言った。久々の手応えのある相手との戦いを、心より楽しんでいる様子が伺えた。
「それほどのものではありませんよ」
涼しい顔で、将軍シーンの攻撃を受け流しながら、シルバーが応える。
この時、将軍シーンがシルバーとの戦いを、もう少し冷静に、冷めた目で見れていらならば、この先の結果は今少し変わってきたかもしれない。
しかし、将軍シーンはこの戦いを既に、心から楽しんでしまっていた。
それは戦士としての性であり、獣人としての本能でもあった。
今回、将軍シーンvsシルバーは終わらせるつもりが、長くなりすぎるので次週に持ち越しになりましたm(__)m
それから、最初にも書いた通り、次週から土曜日更新を日曜日更新に変更させて頂きます。
どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m




