表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クローズド・スクリプト 第一部【DEATH】  作者: 鷹尾括
あらすじ+設定など
1/124

あらすじ(『魔女の贄』までのネタバレを含みます)

※邂逅編『魔女の贄』までのあらすじです。




 ――これは、あり得るかもしれない一つの未来の話。


『教授』と呼ばれる一人の狂人が、『世界の意志』から力を授かったことが、人類の運命を狂わせた。自らの視界から社会を排除し、世界と己の魂を直結させ、世界を書き換える。それが閉塞の力、セカイ法であり、それを操る彼らはセカイ使いと呼ばれた。


『教授』は仲間を集め、神話の時代を再来させるべく行動を開始した。決死の戦いも虚しく、抵抗者達は敗れ去り、世界は『教授』の望むがままに作り変えられた。空は裂け、大地は砕かれ、小さなセカイの集合体である『閉塞世界』へと変貌したのである。



 それから約千年。


 閉塞世界は六人のセカイ使いによって管理されていたが、『教授』はある時を境に姿を消し、均衡を失った世界は危機的状況にあった。管理者の一人マリアナは、状況を打開すべく一計を案じる。


 その日、マリアナの血族が住まう魔女の村では、成人の儀が執り行われようとしていた。被差別者である処刑人の少女も、成人を迎える身であった。生まれつきセカイ法の才能に欠けていたために、成人を認められていなかったが、庇護者である次期宗主シャルルの根回しによって、参列の資格を得たのである。


 しかしそれを快く思わない同期ユニの直訴により、マリアナによる審判が行われることとなる。マリアナは豚へと姿を変え、自分の首を刎ねて己の力量を示せと命じる。少女は拒否したが、積年の憎悪とマリアナの挑発により、ついに剣を振り下ろす。


 刃が豚の首に食い込んだ瞬間、黒い光が走り、『壁』が崩壊を始める。溢れ出る黒い光に飲み込まれた少女は、『壁』を超えた先――名も知らぬセカイへと流れつくのだった


 それがマリアナの策略であるとも知らずに。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ