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エピローグ

 二体のジャケモンの力を引き出してくるリバーシブルジャケットのアキラに苦戦する主人公ヒロシであったが、リバーシブルジャケットは、着替えるのに結構手間がかかるという弱点を突いて、なんとか勝利することができたのである。



「・・・オレは、ニ天王の中でも最弱だ」


 強敵(ライバル)から仲間(助っ人キャラ)になったリバーシブルジャケットのアキラは語る。もともとは四天王だったらしいが、「オレら、そろそろスカジャン卒業するわ」と、二人抜けてしまったらしい。たぶん、チーム名は変えた方が良い。


 そして、ニ天王のもう一人は、リバーシブルジャケットではなく、なんとスカジャンの胸元にワンポイントで刺繍が入っているらしい。その名も、≪ワンポイント入りジャケットのスメラギ≫。背中のサンダー・バード、胸元のアイス・ペンギンの二体のジャケモンの力を着替えることなく引き出せるだとか。鳥多いな。



 まだ見ぬ強敵がいる、ジャケモンマスターの道は長く険しい。

 しかし、共に歩む仲間がいればどんな困難も乗り越えられるだろう。


「大丈夫、オレとお前で三体だ」


 体育座りしているリバーシブルジャケットのアキラの肩に手を置いて励ます。今までは仲間がいなかったから独りで戦ってきただけで、数とは力である。仲間と力を合わせて戦う、友情パワー、うん、おかしいところは何ひとつない。たぶん。



 ちょっとスカジャンを卒業する気になりかけていたリバーシブルジャケットのアキラの手を、逃がさないように強く握り、「オレたちの戦いはこれからだ」、そう言ったかもしれない。言ってないかもしれない。

お付き合いいただきありがとうございました。

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