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スカジャンのハマダ

 ジャケモンモデルの卵たちや、ジェントル団との対決の日々をおくりながらも、各地のジャケモンショーに出場し、ジャケモンモデルとして実績を積んでいく主人公ヒロシ。


 更には、狂ったジャケット神との対決や、過去に戻っての幼い自分との対決を経て、ジャケットを着る意味、刺繍をする意味に気付き始めていた。



「ああぁ、ファイアー・タイガー!!」


 そんな激しい対決を繰り返す中で、ふと街路樹の枝にスカジャンを引っかけてしまい、ピーコ博士にもらったスカジャンの刺繍に大きく亀裂が入ってしまう。

 それは、これまで共に歩いてきたお古のスカジャンとの別れであり、おニューのスカジャンと出会うための必然だったのかもしれない。


 しかし、中学校を卒業したての主人公ヒロシには、スカジャンを作るような伝手などなかった。破ってしまったのでピーコ博士には言い出しにくい。ショーで得た賞金も無駄使いしてしまっていたので金もない。破れたスカジャンは下取りに出せそうにない。


 万策尽き、途方にくれる主人公ヒロシを助け、スカジャンの製作に手を貸してくれたのは、スカジャンのハマダであった。


 スカジャンのハマダ。そう、ウォーター・ドラゴンの宿る青いスカジャンを着熟(きこな)す、今、ジャケモンマスターに最も近いといわれる男。スカジャンのハマダは、主人公ヒロシに良いスカジャン職人を紹介してくれた。あと、お金も貸してくれた。



 しかしこの男こそ、ジェントル団の団長でもあったのだ。なんという因果か。


「てめ、ふざけんな! 先カネ返せ!」


 おニューのスカジャンで、なんとかスカジャンのハマダとの対決には勝利した主人公ヒロシだったが、辛く苦しい戦いであった。具体的には、直接叩いたりしてくるのが痛かった。

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