表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/11

『キーワードプロット』事例

 いまいち『キーワードプロット』のイメージがつかみきれなかった……。

 そんなあなたのために、事例として筆者の第一作目の『キーワードプロット』を掲載しておきます。

 「ああ、なんだ……。このレベルでいいんだ」という参考にしてみてください。



 ■書き出した『キーワードプロット』


 真導士/魔導士/黒/逆/種類?/階級/師匠/役職/国民から選ばれる/儀式/数が少ない/女の子/成人したて/大人になりきれていない/十五歳/ガールミーツボーイ/引っ込み思案/人見知り/物知らず?/テーマカラー/光/白/不思議な女の子/謎の力/青/助けてもらう?/訳あり/悪者に襲われる/戦う?/まだ戦えない/逃げる/ピンチ/初恋/強くなっていく/成長/レベルアップ/体のどこかに真導士の証/三つ目/真/真眼/魔法陣/真円/真力/真術/成長物/落ちこぼれ/真力が低い/条件ぎりぎり/印象薄め/特徴がない/一緒に里を目指す/コントラスト/ヒーローは主人公の鏡…………


 じっさいに書いてみるとわかりますが、書きはじめてしまえば、途中から連想ゲームになっていきます。

 ひとつのキーワードを書けば、そこからいくつものキーワードが生まれていくんですね。

 書く前は考えもしなかったキーワードが、いきおいに乗って書き出されていく。

 なやんでいるときは、思い浮かばなかった事柄が、スピードに乗るだけで、つぎつぎにイメージとして湧きあがってきます。

 とにかく手を休めないこと。

 キーワード出しのときは、これがなによりも重要です。



 ■書き出したキーワードを、ジャンル別に分ける

 キーワードが書けたら、ジャンル別に分けてみましょう。

 一作目に収まらないものは、【続き】というジャンルを作って転記しておきます。

 【続き】につなげるには? という連想が起きるときもあるので、絶対に消したりしないでください。


 あたらしい紙をまた1枚取り出して、キーワードを整理していきます。

 もし、ふたつのジャンルにまたがるものがあれば、それぞれに書いておきます。



【真導士に関連するもの】

 真導士/魔導士/黒/逆/種類?/階級/師匠/役職/国民から選ばれる/儀式/数が少ない/テーマカラー/光/白/体のどこかに真導士の証/三つ目/真/真眼/魔法陣/真円/真力/真術


【主人公に関連するもの】

 女の子/成人したて/大人になりきれていない/十五歳/不思議な女の子/謎の力/青/助けてもらう?/訳あり/悪者に襲われる/戦う?/まだ戦えない/逃げる/ピンチ/初恋/強くなっていく/成長/レベルアップ/落ちこぼれ/真力が低い/条件ぎりぎり/印象薄め/特徴がない


【ヒーローに関連するもの】

 一緒に里を目指す/コントラスト/ヒーローは主人公の鏡


【物語に関連するもの】

 ガールミーツボーイ/助けてもらう?/訳あり/悪者に襲われる/戦う?/まだ戦えない/逃げる/ピンチ/初恋/強くなっていく/成長/レベルアップ/成長物/落ちこぼれ/一緒に里を目指す



 ■「キーワード」を、一本のストーリーラインとなるようつなげていく

 つぎに、キーワード群をつなげて、ストーリーラインをつくってみましょう。

 ストーリーラインという言葉だと、どうもむずかしく感じるというなら、“あらすじのようなもの”と言葉を変えてください。



 ――主人公は、十五歳の女の子。

 ひっこみ思案で人見知りで、全体的に印象の薄いおとなしい娘。

 じつは、ちょっとワケあり。

 国民から『真導士』を選ぶ風習をもつ国に住んでいる。

 『真導士』は、白く光る真術を扱うことができる。

 数が少なく、存在自体がとてもめずらしい。


 儀式に参加して『真導士』として選ばれた女の子は、『真導士』の証である真眼(第三の目)を開くことになる。

 でも、真力が低くて「落ちこぼれ」と言われてしまう。

 師匠の言いつけにより、『真導士』の本拠地である「真導士の里」をめざす。


 その道中に、ヒーローと出会う。

 おとなしい主人公とは真逆の、非常に印象の強い男。

 ふたりで協力しながら「真導士の里」をめざすが、途中で悪者に襲われる。

 『真導士』になりたてのふたりは、まだ真術が使えない。

 真術を使って襲いかかってくる悪者から、手に手を取り合って逃げる。

 しかし、どうにもならないピンチにおちいる。

 その時、主人公が青く光り、謎の力を使ってピンチを乗り切る――。




 この時点では、まだまだ浅い箇所もあるかもしれません。

 それでも、あなたが()()()()()()()()()()()()()()()()()ならOKです。

 まとめている途中で、あたらしいアイデアが湧いてきたら、その要素もつけ加えていきます。

 アイデアは、タイミングを問わずに湧いてきます。

 忘れないうちに、メモを取るようにしてください。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ