あなたの邪魔をしている『2つのハードル』
まず最初に、『無意味なハードル』と『レベルに合っていない高いハードル』について説明しておきます。
『無意味なハードル』とは、創作のさまたげになってしまっている、無意味な“常識”や“目標”のことを指しています。
言いかえるなら「小説を書く手を止めさせる障害」となります。
『無意味なハードル』に対する行動は、削除、もしくは排除。
発見次第すかさず撤去する、というのが『無意味なハードル』へのおもな対処法となります。
つぎに『レベルに合っていない高いハードル』ですが、こちらは「小説を書く手をひるませる障害」ですね。
『レベルに合っていない高いハードル』は、存在自体は悪くないもの。
けれど、初心者にはとても飛び越せないほど高い障害。
このハードルは、とにかく高さだけが問題なわけですので、対処法は飛べるくらいまで低くするとなります。
小説を書きつづけていくあいだ、この『2つのハードル』は、かなりの頻度で出現してきます。
よく注意してください。
……とはいえ、概念だけをつたえられても、いまいちイメージがしづらいですよね。
ここからは『自分のため』の小説の書き方について、順をおって解説していきます。
解説にあわせて、各エリアで出現しやすい『2つのハードル』の具体例についてもお話しします。
書籍やサイトで説明されているような、一般的な「小説の書き方」とは、内容が異なっています。
技術的、裏技的な手法は、まったくとりあげていません。
・小説作法。
・物語や登場人物を魅力的にする方法。
・PV数、UU数をあげる方法。
・ブックマーク数、評価の数値をあげる方法。
・コンテストで賞を取る方法。
・小説家になる方法。
こういった話には、一切言及していません。
関連情報がほしいのなら、書籍やほかのエッセイ、他サイトなどを探してみてください。
準備はよろしいでしょうか?
それでは、はじめていきましょう。
最初の課題は「あなたが書く小説のイメージを固める」です。
【まとめ】
・『無意味なハードル』……「小説を書く手を“止めさせる”障害」 発見次第すみやかに排除するのが一番。
・『レベルに合っていない高いハードル』……「小説を書く手を“ひるませる”障害」 飛べる高さまで低くしていくことが大事。