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ピンタの話 0

SFです。ご興味ある方はお付き合いください。

 寒くて白い日にマリア姉さんは頭を撃ち抜いて死んだ。


 お腹の子ももちろん死んだ。


 僕も追うべきだと思うので、姉さんが握る銃をはがして、僕も真似した。


 次に気が付いた時には血だらけになったニーニャが僕を叱り飛ばした。


 最後まで僕は役立たず。


 雪があかくなったのを見ていた。


 姉さんの指から引きはがした銃はどこにいったんだろうか。僕の手にはなかった。


 ぐずぐずに泣いてる友達のニーニャを見ながら「ごめんね。ごめんね」と僕は言ってた。


 僕は嘘をついてばかりだね。

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