7話 族に絡まれる
俺の名前はアドム・ヘリオス。魔王だ
宿に泊まろうと思ったが、金が無い事に気づき逃げてきた
「てめぇ何してくれてんだよ?」
「 … 」
振り出しに戻った俺は次の作戦を考えながら歩いている
「てめぇやる気あんのか?ああん!?」
「 … 」
冒険者ならモンスターを狩りに行くが今の俺はザコだからな…他に金を手に入れる方法は… … …
「無視して行こうとしてんじゃねぇよ!」
誰かが俺の腕を掴んできた
「ん?…何か用か?」
「何か用かじゃねぇーよ!?用があるに決まってんじゃねぇか!」
「俺に何の用だ?」
「てめぇさっき俺にぶつかって来ただろうが!」
「そうだったのか。すまない、考え事をして注意してなかった」
「考え事してただぁ?それで済むと思ってんのか?ああ!?」
一体コイツは何がしたいのだろうか?
周りを見るとコイツ以外に3人いる。雰囲気が良くない感じの連中だ。…フム
「族か」
「よく分かったな。俺たちは突流北絶っていうここらを仕切ってるモンだよ」
奴らは4人固まって決めポーズをそれぞれ取った。マントのような物に豪華な刺繍で先ほど言った文字が書かれている。
…くっ!俺よりもかっこいいマントをつけてやがる!
「それほし…いや、待て」
「あん?なんだよ?」
「お前らは族なんだよな?」
「そうだよ!」
「どうしてそんな目立つ格好をしているんだ?」
「あん?目立って何が悪いんだよ?」
かっこよさに気を取られていたが、冷静になるとおかしな所に気づいた
「盗賊団なんだろ?兵士に見つかったら不味いだろ」
「盗賊団?何言ってんだてめぇ。ふざけてんのはてめぇの格好だけにしとけよ!」
「いや、ふざけてるのはお前らだろ」
そんな捕まえて下さいって格好してる盗賊団初めて見たぞ
「調子に乗りやがってー!」
「やっちまおうぜ!」
「「「おう!」」」
奴らは戦闘態勢になり、俺と戦おうとしている
「やり合うつもりは無かったが仕方ない。相手をしてやろう」
「一人のくせに何言ってやがる!」
「そうだよ!俺たち4人に勝てると思ってんのか!?」
「勝てるに…あ」
そう言えば能無しになってたの忘れてた!!でもコイツらならやれるか?
「おいおい、どうした?急にビビり出したかー?」
「ビビって声もでねぇ~か!?」
「くっ!」
くそ!コイツらのステータスが見たい!!
「逃げられても面倒だからな!ここでやっちまうぞ!」
「「「おう!」」」
「待てお前ら!先にどれくらいの強さか確認させろ!?」
「んなもんさせるわけねぇだろうが!」
「「「「うおーーー!!」」」」
「仕方ない!本気で行かせてもらうぞ!!」
俺も覚悟を決めて奴らと戦闘開始した
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