表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能無し魔王の現代生活  作者: 秋月亮二
3/12

3話 異世界発覚

最近、体の疲れが取れなくて寝てばっかの作者です。

それのせいでお腹が弛んできてる気がします。え?前からだろって?


気に入った、ダイエットに付き合え!

俺の名前はアドム・ヘリオス。魔王だ


先ほど警察官と呼ぶ人に怒られた


生まれた頃から王よ、魔王よと可愛がられていた俺が怒られた


いや、そんなことはどうでもいい


それよりも【魔法が使えなかった】


さっきは自分の名を知らないという事に苛ついていたから気づいていなかったが、魔法を使うために必要なマナの流れを感じない。世界だけでなく、すべての生き物に必ず流れているマナを感じないのだ。


マナが無くなったわけでは無いだろう。世界にマナが消失すればその世界は混沌に飲まれて消える。これは俺が昔読んだ古い本に書かれていた。でも、間違っているとは思わない。


イーストヒルに幾つか存在しているダンジョンは、マナが溢れ出そうなくらい溜まっている。ダンジョンの最深部に存在しているコアを破壊すると溜まっていたマナが無くなっていき、最深部から徐々に混沌に飲まれて消えていく。昔の人もダンジョンのこういった現象から判断したのだろう。








それじゃ、なぜ俺がマナを感じられなくなったのか


考えられる原因はある


1つは、何者かによって魔力を封じされた

魔力を封じられた間は魔法を使うことが出来ないし、マナを感じることも出来ない。


1つは、転移した際にマナをゴッソリ消費してしまった

転移には、自分のマナで転移させる方法と転移する者のマナで転移させる方法がある。マナの消費が激しいと一時的にマナを感じられなくなる。それ以外に頭痛、吐き気、意識が朦朧もうろうとする。もっとひどいと気絶、昏睡して何日も眠ったままになることすらある。だが、魔王である俺は自分の持っているマナをほとんど使ったとしても頭痛すらしない。


マナを感じられなくなるのだけは防ぎようが無いみたいだが・・・




しかし!そんな状態でも出来ることがある!






それは、ステータスだ!


決して、社会的地位とか身分という意味ではない


自分のパラメーター、HP、MP、健康状態、アビリティ、魔法とスキル、称号、装備まで確認することが出来る!!


これを出来るようにした者はマジで神だ。


神が出来るようにしたんだけど、マジで神だ。


俺は密かに神に祈りを捧げている。俺の部下にバレるといじられるのは分かっているので見つかってはいけない。眠る前に俺の寝室にある大きなクマのぬいぐるみに向かって


「お休み」


と祈りを込めて言っているだけだ。これくらいならバレることは無いだろう。


早速ステータス確認しよう


・・・おかしいな、いつもならステータス画面を頭の中でイメージするだけで確認出来るはずだが


・・・・・・・・・「ステータス(ボソッ)」小声で言ってみるが出てこない


おかしい、おかしすぎる。おかしすぎてお菓子が口から出てきそうだ


神が出来るようにしてくれたステータス確認が出来ないなんてありえない・・・まさか

















「ここはシステム加護サポートが無い世界か!」


ようやく俺は異世界に飛ばされたことに気づいた

最後まで読んで頂きありがとうございました

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ