1話 始まり
俺の名前はアドム・ヘリオス。魔王だ
1000の魔族を従え、アノワルド大陸のイーストヒルの南側に居城を構えている。俺以外に3人の魔王がいてそれぞれ、東西南北に分かれている。大陸の真ん中には人間族の王都が存在している・・・アノワルドでは常に魔族と人間族の争いが続いている、千年以上続いているらしい。俺はまだ生まれて20年くらいしか生きていないから戦歴の記録から判断しただけだ
俺は魔王として日々領地拡大、軍備強化のために城で執務を行っている。簡単に言えば、部下に指示を出したり報告を聞いて指示を出したり書類作業をしている。たまに会議を開いて部下の話しを聞いて部下達のバランスを考えながら出してきた案にこれならやっていい、これはダメと発言している。正直言って会議が一番ダルイ、中々話しがまとまらないうえに部下同士で潰し合いとかやってるからもう大変・・・
誰か変わってくれないかな?・・・
そんな事を思いながら今自分が置かれている状況をいい加減認めよう
周りには見たこともない建物、動く鉄?のような乗り物に人が乗っている。俺のそばを通り過ぎる人々、とても整備された道
ゴー!!という音が空からして見上げると鉄の塊が空に浮かんでいる
ガタン、ゴトン。ガタン、ゴトンという音がした方に振り向けば、長いヘビの体のような鉄が地面を這いながら動いている。しかもその中に人が山程乗っているだと!?
「ど、どこなんだここはーーー!!」
自分でもびっくりするくらいの大声で叫んだ
ほんと、俺に何が起こったんだよ・・・
最後まで読んで頂きありがとうございました