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ダメ男
仕事が終わり、帰ろうとした時に電話がなった。相手は同期の北村だ。
こいつのことを簡単に説明すると、チャライ、金遣い荒い、女好きとまぁダメな男だ。まったく僕を見習ってほしいな。
「よう、なんだ?金なら貸さねぇぞ。ていうかこの前貸した分返せ。」
「ちげえよ。金じゃねぇよ。この前借りた分はもう少し待ってくれ。」
僕は何度かこいつに金を貸している。しかしなかなか返してくれない。貸した金の総額は50万くらいかな?
「頼みたいことがある。今から会えるか?」
「まぁ、もう仕事も終わったし会えるけど。」
「よし、じゃあいつもの居酒屋に来てくれ。」
そう言って北村は電話を切った。
それにしても話したいことってなんだろう?