二話 自称神のギドさん
二回目ですv
(うん?ここは、病院か?)
俺は目を覚ました。生きている。しかし、真っ黒なことに違和感を覚える。とすると、ここは?俺は指に力を入れた。すると・・・動く!よっしゃー!俺のテンションは上がった。だが、待てよ・・・真っ黒ならもしかして俺は棺の中?
「助けてくれー!」
俺は叫んだ。自分が荼毘につけられ、燃え盛る炎の中で苦しみながら死ぬ可能性を思って。
「うるせえな。黙れよ。」
声が聞こえた。あれ?つーことはここ棺じゃない?それかもしかして・・・俺が燃え盛る炎の中で苦しみながら叫ぶ声を楽しむつもりなのか?冗談じゃない!まだ、土葬にしてください!いやでも、餓死と焼死ってどっちが苦しいんだろ。
「お前さん、どんな結論に至ってるか知らねえけど立てるぞ。」
俺の獄炎焼死ショーを楽しもうとしている人が言った。
「え?」
俺は立った。じゃあ、棺の中じゃないってこと?俺は辺りを見回す。真っ暗な場所に青のゲーミング椅子が一つ。その座席の上にジャンプが。そして、
「俺は神のギド様だ。これからお前に死後の案内をする。」
ギドは色黒の好青年で、半袖のTシャツに黒の半ズボンを履いていた。
「じゃあ、まずお前パニくってるからお前の現状を説明すると、死んでる。」
「もっとオブラートに包んでくれよ!」
「じゃあ、お亡くなりになられました。で、今お前は魂だけの状態だ。だから当然傷もない。こっから本題だ。最近な、自殺とかが増えちまって天国に収まりきらないんだよ。だから、天国のお上はとある政策を取った。七十一に満たないで死んだ奴にはもう一回生まれ変わる権利をな。そしたら天国はパンクせずにすむっていう話だ。それで、生まれ変わる場所は元の世界と魔法と剣の異世界の二択だ。これはガチャでやる。」
「は?今重大なことがあっさり言われた気がしたんだが。生まれ変わる世界ガチャできめんの?」
「そーだわ。それ以外にどうしろと?ガチャはな、世界ガチャがあってその次に人間か魔物か魔人かガチャ。人間が出た場合は親ガチャもやるし、その他の二つなら種族はランダム。三つ目に性別ガチャ。女性、男性、中性がある。最後に大事な能力ガチャ。能力は一番下がコモン。その次がレア。その上がエキゾチック。さらに上がレジェンド。そしてー一番上が・・・シークレット!シクレはこん中に五つのみ!「創造主」と後何だっけ?でも、シクレの中でも創造主が一番上の能力。能力の概要はガチャの入れ物の説明文に書いてあるぜ。」
ギドの長ーい説明が終わった。
「というわけで、早速ガチャだ!」
「世界ガチャ~」
ギドの暢気な声とは裏腹に俺は固唾を飲み込んだ。これで、運命の大半は決まる。
「ガラ!」
回る音がし、黒色のカプセルが出てきた。これは・・・
「異世界だな。」
何とも言えない感情が俺に流れ込んだ。嬉しいと言えばうれしいけど・・・
「ハイ次~」
俺の心も露知らず、ギドは次の種族ガチャをスタートさせようとしていた。
「魔人ね。」
ギドが言った。
(お~。)
俺は心の中で祝福の声を上げた。
「んじゃ、次は性別ガチャ。」
俺は又もや固唾を飲み込む。
「ゴロ!」
出てきたのは・・・
「中性!」
俺は叫んだ。
「なにそれ喜びの声?悲しみの声?どっち?」
「い~ちっばん重要な、能力ガチャ!」
ギドが言った。カラフルなカプセルが中に詰まっている。
これで・・・決める!
「ガラ!」
黒色のカプセルが転がってきた。これは・・・
「シクレェー!」
「やばいやばいやばいやばい!マジでやばい!は?は!は⁈キモッ!キモォ!何て・・・ゲーム好きのキモオタが・・・こんな・・・キモイ!キモイ!」
「ねえ、俺散々な言われようなんだけど。二行でやばい五回とキモが五回言われてるんだけど。後中身まだわからなくね?」
「はっ!そうだった!ッククク!ハハハ!クハハハハ!残念だったな!どうせお前にはシクレの最下位がお似合いだ!ぬか喜びだったな!」
(こいつ・・・笑いの三段活用してやがる。何?何故煽る?)
北村宗一の頬が紅くなる。それに対抗するかのように両頬を冷たい手で抑える。
「中見ねえとまだわからねぇよ。」
俺は言う。
「馬鹿め!そんな簡単に創造主が・・・」
シークレット能力「創造主」
概要・原理を把握している物体もしくは人体の「創造」及び「模倣」を制作可能な能力但し、強大な魔力が無ければ使用はできない。制作物の制限はないが魔力の問題は有。しかし、能力を模倣するときに限り所有者の了承を得れば条を揃える必要はない。他に、レア以下の能力は原理を究明することも了承を得ることも飛ばし、模倣することができる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
数分の沈黙。
「どうだ?馬鹿にしていた男に最強の能力をとられるのは。」
ギドは黙り込む。
「チート!お前、チートだ!」
「すんまんせん。嘘です。調子にのってしまいました。誠に申し訳ございませんでした。」
ギドは土下座した。
「じゃあ、聞くが異世界はどういう状態なんだ?」
「えっとですね・・・はい。昔々あるハンサムな若者がこの地に来ました。彼は願いについて深く知り尽くしており、願いを叶えれる楽園を作ったのです。所がその王は実は・・」
「異世界〇ィッシュ!ディズニーファン?」
「そうだ。俺はあの多様性に配慮されウサギ、キツネ、ヌーやヘビなど多様な動物が出た名作の・・・」
「違う。それ違う。〇ィッシュじゃない。〇ートピアな。」
「じゃ、この茶番終えるとだな、情報収集向こうにいってからしろ。」
「そうか分かった。じゃあお前。突然だが創造主の能力欲しいか?」
「ええ。それはそれは。」
ギドが揉み手をしてくる。
「聞くが、異世界での俺の寿命は何年だ?」
「はい。五十四年です。」
「きっちり死ぬ?」
「はい!」
(そこは少しは否定してくれよな・・・)
俺は思う。
「そこで提案だ。俺が死んだらこの能力を譲渡する。見返りとして俺の旅の道連れになれ。独りは寂しいからな。」
俺は言った。
「いいぜ。」
ギドはいった。
「そういえば、このガチャの構造ってどうなんだ?」
宗一郎は聞く。
「あ~普通のガチャと変わらんよ。」
「なるほどね。それじゃあ・・・」
「キモイキモイキモイ!マジでキモイ!キッショ!近づくな!頭の上にのってくる芋虫よりキショイ!」
パニック状態のギド。そうなった理由は、宗一郎がガチャをコピーしてもう一回回したからであろう。
「さて、出てきたのは・・・」
エキゾチック能力「」
「」
「ん?ナニコレ。」
宗一郎が疑問声を上げた。
「俺も知らん。」
そんなこんなで無事二人は転生したのだった。




