十一話 騎士団何て中二病サ!
入団の自己紹介んところクッソ適当に書いたので。
「パチパチパチ。」
仮面の白髪野郎と糸目と青年二人に対して拍手が沸き起こった。現在、自己紹介を終えたところである。さかのぼること数分前・・・
「今日から騎士団で働かせてもらうリオス・フェリスだ。よろしく。」
最初、団員たちは臨時の清掃員か、食事作る人かなんかかと思っていた。まさか、華奢な少年少女?が騎士団員になるとは思ってもいなかったのだ。だがしかし、数個のダイヤの眼を持つものはその力を悟った。そして、自身の頭をもう一度回転させた。
「あ、ちなみにこいつ団員だで。」
団長のその一言で団員たちは驚愕に包まれた。
「トワ団長は頭が前から可笑しかったがついに壊れてしまった・・・レン殿のところに行かなけば・・・」
トワは頭がおかしいと共通認識でOKにされている。この前、強盗犯の消息を正義の者が自ら断ち切ったのだ。深く知りたい人(どうせいないだろうけど。)には教えよう。
・・・
ほんの少し前、とある国で金品を奪い取る強盗犯が出た。単なる一般人に対する強盗ならそこまで大ごとにならなかったのだが、それがこの国で有力な大貴族であった。というわけで、全員駆り出されて大捜索。すると、おある水晶が発見された。なんとそこには、犯行の現場が映っており、この上ない証拠であったのだ。だがしかし、世の中には本当に怖いバカがいる。そんなバカは水晶玉をごみ箱に捨て、そのあと上からハンマーを捨てたため、水晶玉「パリン!」。絶対に故意であるとささやかれたが真相は謎のままである。その後、上官にたいそう怒られ随分と逆切れしながら二日間過ごしたのである。
これから分かるように団長はバカである。故に冗談であろうとリオスは相手にされなかったわけである。
さて、話を戻し、今度はギドである。ギドが壇上に登った時、数名が言い知れぬ不安に襲われた。根源から湧きあげてくるバカへの恐怖だったのかもしれない。ギドの場合はこいつならワンチャンみたいな感じでフツーに終わった。
次にディアブロウリエルである。こいつもあっさり終わった。
最後にキョウヤ。これもあっさり終わった。
ラース副団長は好青年であった。底辺のバカとは違うオーラである。これは、女の人気が飛ぶ鳥を落とす勢いだな。リオスはそう思った。ラースは仕事をテイネイに教えた。これで自分の株が上がることを見通しながら。リオスは仮面をなんだかんだでつけていた。
「それで、俺を呼ぶのは何の用だい?伸微太君。」
笑みを浮かべながら言う男。
「トワな。しかし、お前がここにいたとは。」
トワもまた、ソファに身を沈めながら笑う。
「だけど、ミカエルのライバルも随分と堕ちたもんだね。輝ける者。」
「そうそう、そのミカエルだが。」
「あ~。あれね。」
何かを思い出すように天井を見るトワ。
「しっかし、お前七つの大罪の悪魔って公言してんのか?」
「してないよ~。さすがに俺もそこまで馬鹿じゃない。水晶玉を割るけどね。」
「お前に何か不都合だったのか?」
「サタン。」
トワがそういうと男は動きを止めた。
「俺等二人以外にも憤怒も悪魔界から復活したのか?」
「あの時一瞬だけね。だけどすぐ帰ったよ。」
「ははは。なら、さぞ怒り狂っただろ?」
「あたり。君より短気かもよ。」
男はわずかに目を細める。
「アスモは?」
「らんまかい?現在悪魔界で暇してるらしいよ。そういえばあいつ、君のこと好きじゃなかったっけ?」
「悪魔同士に恋愛もくそもあるか。」
「悪魔と悪魔が結婚したら最強の悪魔が駒となるかもね。」
グラスに酒を注ぐトワ。
「天使ってさ。」
そう、切り出す男。
「同族の力が上のものにしか忠誠示さないよな。」
「多分ね。例外も稀にはあるけど。」
「ミカエルの受肉か?」
「ちょっと違うな。ミカエルの魂ではない。そこら辺の人間の魂がそこら辺の魔人に受肉して、それにミカエルが入ったってわけだろ。」
「二重人格かい?」
「違うだろ。まず、人間の魂が浮遊して神界に来た。それで、偶然か定めか知らないがチート能力を手に入れた。そして魔人の体に魂が付着。だが、それは元々ミカエルの器であるはずだった。故に一般人には受肉することのできない器だ。しかし、受肉した。そして行き場の失ったミカエルは仕方なく魂の隙間に定着した。」
「二重人格じゃん。」
「だから違う。馬鹿か。僕が言いたいのは、ミカエルになれる資格のある魔人であるということだ。」
「虎杖悠仁だっけ?流行ってるやつ。」
「人間界でな。」
そのことばで悪魔同士の会談は静かに終わりを告げたのだった。
ダイヤの眼って表現キショくね?




